乙女ゲームの悪役令嬢が好きな俺、悪役令嬢の夫に生まれ変わったので主人公に魅了されないように、頑張っていく‼

ロバート学校入学前

悪役令嬢は美しい

　今日は婚約パーティーだから、朝から使用人たちがバタバタとしている。あれからも、マリアネとは数回あったが、前のような話はしなった。あっそれから、最近剣を習い始めた。こっちのが難しい…もちろん魔法も続けている。
「では、着きました。」
「ありがとう。」
今、アクラート家についた。今から、マリアネを迎えに行くのだ。こういうとかなり、恥ずかしいな…。
「ユリウス様。お越しいただき光栄です。マリアネは部屋で待っております。」
挨拶をしてくれたのは、マリアネの父：ハアル・アクラート。この人は、物語に1度や2度出たぐらいだから、良く分からない。見た目は、本当に8歳の娘を持っているのか？と思うくらい若い。
「分かった。」
「今日の婚約パーティー期待してますよ。」
「あ…あぁ期待しておいてくれ。」
だが、腹黒そうなんだよな…。マリアネも父親になのか？

俺は、ドアを2回ノックした。
「入ってもいいか？」
「どうぞ。」
相変わらず、綺麗に整頓された紫色の部屋。空気感がマリアネに似ている。
「久しぶりだな。」
「えぇ久しぶりですわね。」
…えっと、何を話せばいいんだ？いつもは執事とかもいるし、マリアネの父親もいるから会話が進むんだが…。
「私、公の場は嫌いですわ。」
「…その気持ちはわかる。」
(元)ニート、だからな。学生の時でも、いつもボッチだった。まぁ1人で、ゲームを楽しんでたからいいんだけど。(友達がいらないとは言ってない。)
「あの、人を馬鹿にしたような目が。そして、しゃべるときだけゴマを擦ってくる。」
…。マリアネは、美しい。だが、その美しさは時によっては、怖くも見える。それも絡んで、周りからは嫌われているのも多いだろう。
「自分も、似たようなものだ。自分を婚約者にしようとこっちにしゃべってくる、大人は多い。」
これは、もともとのユリウス君の記憶だ。こっちｆもこっちで、大変だったろうなぁ。本はちょっとうざかったけど。　
「大人は身勝手だな。」
「そうですね…さぁ行きましょう。迎えに来てくれたんでしょう？」
「あぁそうだった。行こうか」
行きたくねぇなぁ

会場についた。ここも結構でけぇ場所だな。さすが王子の婚約パーティー。
中からは、ザワザワと音が聞こえる。中から、神父のようなものの声が聞こえる。
「では、今回の主役のお出ましです。」
あぁついにか…。
「ではいくぞ。」