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盛大に結婚を祝うわよ!②
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疾走する騎馬の一隊。こんなのが走っていくと、不審がられるわよね、普通は。それが、貴族の領地だろうが、王家の直轄領なら当然、街道の往来は基本的に、その制約がないとは言え。でも、掲げる旗がコリアンダー公爵家とピール公爵家の紋章入りだから、それを見たら国の役人でも、文句を言うわけにはいかないわ。旗に気が付かず、誰何してきた州の役人や駐屯の国軍士官がいたけど、両家の旗に気が付くとあたふたと戻っていったわ。
「君は乗馬ぶりも、素晴らしいね。」
とはサムロ。
当たり前よ。ピール家の女は、王都の淑女のおとなしい乗り方なんかしないの。またがって、荒馬でも乗りこなすんだからね。まあ、これもパパイ大公家の嫁として恥ずかしくないようにと、特に頑張った結果ではあるけど、これは言えないから、
「ほめていただいて嬉しいですわ。旦那様。」
と微笑むことにしてあげたわ。このー、嬉しいという顔して、単純な人。その方がいいかもしれないわね。
北方は騎馬がさかんな地、女子供でも馬に跨って、疾走するということだから、それに後れをとってはパパイ大公家の不名誉になるからと一生懸命頑張ったのが、遠い話のように思えてくるわ。
ちょっと、だから初夜でもあんなに激しく、なんて言ったのは誰?た、たしかに血もでなかったし、痛くもなかったけど・・・。あ、あなた、疑っていないわよね?
「ああ、気にしていなかったよ。疑ってなんかいなかったよ。」
私の顔を見て察したのか、彼はそんなことを言ってくれた。ちょっとなに、そんなこと今思っていた、考えていた?この変態助兵衛野郎。今夜とっちめてあげるわよ、覚悟してなさい。
とかなんとか思って、言い合いしながらも、私達一行は、我がピール公爵家の領地に、その中心の、我が本邸があるサアーツマイモウ市に入ったわ。そしたら、市民が多数、もう大群衆で迎えてくれてというより、待ち構えていたわ。しかも、興味津々と、そんなオーラが遠くからでも感じられるくらいの、いう感じだった。みんなの目も、まさにそれだったわ。なんでも、既に私が婚約破棄されて、その日のうちにコリアンダー公爵と結婚してというか結ばれて、ラブラブ淫乱状態で、しっかり尻に敷いているという話が伝わっていて、領民こぞって私達二人の様子を見に集まったという事らしいの。領地に入ったところで目撃されて、その情報がすごい速さで領内全体に広がったとか。でもね、何で私が尻に敷いているということになったいるのよ?
「さすが我がピール公爵家のお嬢様よね。」
それは褒めているのよね・・・でも、なんか複雑だわ。それに、尻に敷いてなんかいないわよ。
でも、領民は歓呼で私達を迎えてくれたわ。パパイ大公の、カーキ公爵家の鼻をあかそう、という声も大きく聞こえてきたわ。よしよし、といったところ。私は、皆ににこやかに手を振った。私の馬を彼の馬のそばに寄せて、彼の手を取ってあげた。これで、私の夫がだれか、皆がわかるでしょ?サムロもにこやかな表情で手を振ったわ。それへの声も好意的だったわ。
「でも、とても、あの二人が毎夜毎夜・・・とは見えないわね。」
「いや、見かけによらない、好き者、精力家だったりして・・・お嬢様が美人だからもあるだろうけど。」
「お嬢様、意外に淫乱だったのかも・・・。」
こ、こら~、ちゃんと聞こえているわよ。
式というか披露宴の準備は進んでいるようだったけど、私達は今すぐでもよかったけど、とにかく今日は屋敷で休むというこになった。
そして、我が家の豪華ではないけれど、品のよい装飾で飾られた風呂で、私達は体を清め、くつろぐことになった。そして、どういうわけか、誰が言い出したのか、いつの間にか二人で入ることになっちゃった。
彼ったら、嬉々として私の服を自ら脱がせたわ。もちろんいやらしい笑みを浮かべて、下着を脱がす手の妖しい動きったらなかったわ。私も、彼の服を、下着を脱がせたけれど。そんな顔は、手つきはしていないわよ。そうでしたよね?何、目線を避けているの?
「あなたが子供の頃、おままごとや着せ替え人形遊びが好きだったというのは本当だったと、よくわかったわ。」
と言ってやった。そんな子供だった彼は、将来を心配されたものだったと彼の侍女がぽつりと言っていたのを思い出したの。まあ、それが成長するにつれ、立派になってくれて・・・という落ちで終わる話ではあったけど。
「誰から聞いたのかな?まあ、詮索はしないよ。そういう子供だったから、へき地の小領主として分家させ、親戚の子を養子にして、コリアンダー公爵を継がせた方がいいという話があって、実際に候補者が何人か考えられたものさ。」
さすがに深刻な話で、複雑そうな表情だったので、少し慌てて、
「そういう事も全て受け入れて、あなたと幸福になりたいと思っているのよ。」
と言ってやった。本心よ。信じてよ。彼は、嬉しそうに笑った。
「お願いするよ。君の話もいろいろ聞いたしね。それも受け入れて、幸せになるつもりだよ。」
え―、誰よ、変な話をしたのは?裏切り者~。
明日は、第二幕、戦の。盛大な結婚式というより結婚披露宴。しっかりやるのよ、私達。
流石に、この日はお風呂で心身ともにくつろいで、数日ぶりの柔らかい、温かいベットの快さに、私の寝室のベッドに二人で、そのままパタンきゅーとなっちゃった。でも、やっぱり朝方になって・・・目を覚まして見つめ合っていたら、くんずほぐれつということなっちゃった。
「君は乗馬ぶりも、素晴らしいね。」
とはサムロ。
当たり前よ。ピール家の女は、王都の淑女のおとなしい乗り方なんかしないの。またがって、荒馬でも乗りこなすんだからね。まあ、これもパパイ大公家の嫁として恥ずかしくないようにと、特に頑張った結果ではあるけど、これは言えないから、
「ほめていただいて嬉しいですわ。旦那様。」
と微笑むことにしてあげたわ。このー、嬉しいという顔して、単純な人。その方がいいかもしれないわね。
北方は騎馬がさかんな地、女子供でも馬に跨って、疾走するということだから、それに後れをとってはパパイ大公家の不名誉になるからと一生懸命頑張ったのが、遠い話のように思えてくるわ。
ちょっと、だから初夜でもあんなに激しく、なんて言ったのは誰?た、たしかに血もでなかったし、痛くもなかったけど・・・。あ、あなた、疑っていないわよね?
「ああ、気にしていなかったよ。疑ってなんかいなかったよ。」
私の顔を見て察したのか、彼はそんなことを言ってくれた。ちょっとなに、そんなこと今思っていた、考えていた?この変態助兵衛野郎。今夜とっちめてあげるわよ、覚悟してなさい。
とかなんとか思って、言い合いしながらも、私達一行は、我がピール公爵家の領地に、その中心の、我が本邸があるサアーツマイモウ市に入ったわ。そしたら、市民が多数、もう大群衆で迎えてくれてというより、待ち構えていたわ。しかも、興味津々と、そんなオーラが遠くからでも感じられるくらいの、いう感じだった。みんなの目も、まさにそれだったわ。なんでも、既に私が婚約破棄されて、その日のうちにコリアンダー公爵と結婚してというか結ばれて、ラブラブ淫乱状態で、しっかり尻に敷いているという話が伝わっていて、領民こぞって私達二人の様子を見に集まったという事らしいの。領地に入ったところで目撃されて、その情報がすごい速さで領内全体に広がったとか。でもね、何で私が尻に敷いているということになったいるのよ?
「さすが我がピール公爵家のお嬢様よね。」
それは褒めているのよね・・・でも、なんか複雑だわ。それに、尻に敷いてなんかいないわよ。
でも、領民は歓呼で私達を迎えてくれたわ。パパイ大公の、カーキ公爵家の鼻をあかそう、という声も大きく聞こえてきたわ。よしよし、といったところ。私は、皆ににこやかに手を振った。私の馬を彼の馬のそばに寄せて、彼の手を取ってあげた。これで、私の夫がだれか、皆がわかるでしょ?サムロもにこやかな表情で手を振ったわ。それへの声も好意的だったわ。
「でも、とても、あの二人が毎夜毎夜・・・とは見えないわね。」
「いや、見かけによらない、好き者、精力家だったりして・・・お嬢様が美人だからもあるだろうけど。」
「お嬢様、意外に淫乱だったのかも・・・。」
こ、こら~、ちゃんと聞こえているわよ。
式というか披露宴の準備は進んでいるようだったけど、私達は今すぐでもよかったけど、とにかく今日は屋敷で休むというこになった。
そして、我が家の豪華ではないけれど、品のよい装飾で飾られた風呂で、私達は体を清め、くつろぐことになった。そして、どういうわけか、誰が言い出したのか、いつの間にか二人で入ることになっちゃった。
彼ったら、嬉々として私の服を自ら脱がせたわ。もちろんいやらしい笑みを浮かべて、下着を脱がす手の妖しい動きったらなかったわ。私も、彼の服を、下着を脱がせたけれど。そんな顔は、手つきはしていないわよ。そうでしたよね?何、目線を避けているの?
「あなたが子供の頃、おままごとや着せ替え人形遊びが好きだったというのは本当だったと、よくわかったわ。」
と言ってやった。そんな子供だった彼は、将来を心配されたものだったと彼の侍女がぽつりと言っていたのを思い出したの。まあ、それが成長するにつれ、立派になってくれて・・・という落ちで終わる話ではあったけど。
「誰から聞いたのかな?まあ、詮索はしないよ。そういう子供だったから、へき地の小領主として分家させ、親戚の子を養子にして、コリアンダー公爵を継がせた方がいいという話があって、実際に候補者が何人か考えられたものさ。」
さすがに深刻な話で、複雑そうな表情だったので、少し慌てて、
「そういう事も全て受け入れて、あなたと幸福になりたいと思っているのよ。」
と言ってやった。本心よ。信じてよ。彼は、嬉しそうに笑った。
「お願いするよ。君の話もいろいろ聞いたしね。それも受け入れて、幸せになるつもりだよ。」
え―、誰よ、変な話をしたのは?裏切り者~。
明日は、第二幕、戦の。盛大な結婚式というより結婚披露宴。しっかりやるのよ、私達。
流石に、この日はお風呂で心身ともにくつろいで、数日ぶりの柔らかい、温かいベットの快さに、私の寝室のベッドに二人で、そのままパタンきゅーとなっちゃった。でも、やっぱり朝方になって・・・目を覚まして見つめ合っていたら、くんずほぐれつということなっちゃった。
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