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第十一話 共通の話題1
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目の前にニコニコと笑顔で座る、ジェイコブ王太子殿下もとい婚約者様。
カップを持って口に運ぶその仕草でさえ麗しい。
今、私は彼と一緒にモ-ニングティ-を取っている。
湯気を立てる紅茶に、美味しそうなマフィン。
私達婚約者同士、少しでも距離を縮めるための二人だけの時間。
うわ-、言葉にすると、甘い、甘すぎるよ。
羞恥のあまり思わず身悶えしたくなる。
いや、私達、朝食もご一緒しましたよね?
ごゆるりと、と言いながら、全然ごゆるり出来ないのですが?
え-っと…
この間がね…持たない感じがね…、かなり緊張するんですけど…
「そういえば、アリシア王女は乗馬をなさるそうですね?
馬に乗るのは、お好きですか?」
何故か、情報が洩れている。
私、一度も馬に乗れる、とも、馬が好きなんて言ってないよね?
そんな思いはおくびも出さずに微笑む。
「えぇ、嗜む程度ですが、馬に乗るのは好きですわ。
ジェイコブ王太子殿下は、どうですか?」
必殺質問返し攻撃受けてみよ!
…何て言うか、もう世間一般で言う世間話、いわゆる天気・気候・健康面の事も全部話し終わってしまって何の話をしていいのか分かりません。
出会って2日目の婚約者様が何を考えているのかも、さっぱり分からない。
あぁ、つむじが2つあるのは昨日知ったっけね。
全くもってどうでもよい情報が頭の中を駆け回る。
「そうですね、僕はクロスカントリ-が一番好きですね。
まぁ、訓練も兼ねれるので、というのも理由の一つですが」
クロスカントリ-。
その言葉につい反応してしまった。
ついうっかり反応してしまった私に気が付かない王太子殿下ではない。
「嗜む程度、とは謙遜ですね、かなりの腕前と聞き及んでおりますよ?
もしクロスカントリ-がお好きなら、今度一緒に行きましょう。
あぁ、もちろん結婚式後になりますが。
万が一ケガなどされては大変ですし。
僕から馬をプレゼントしますよ」
思わずジェイコブ王太子殿下の顔をマジマジと見てしまう。
だって、クロスカントリ-だ。
自然の地形を生かした、垣根や倒木で作った障害、川や小さな池を跳んだり、突っ込んだりする、もちろん起伏もあり、の結構ハ-ドな競技だ。
馬にも過酷だろうけど、人間だってそれは同じ。
だから当然、落馬の危険もかなり高い。
自分で言うのもなんだが、お上品な感じの乗馬ではない。
カンタベルに嫁いだのだから、クロスカントリ-何て出来ないと思っていた。
ドレッサ-ジュなら貴族女性でもする人がいることだし、カンタベルでも乗馬の許可がとれるかな?と算段はしていた。
だが、それも慣れた頃にお願いしようと思っていた。
それなのに、なにこのご褒美。
「ぜひ、お願いします。
とても嬉しいです、ありがとうございます」
余りの嬉しさに食い気味で答えてしまった。
ジェイコブ王太子殿下が嬉しそうに微笑む。
自然に私の口角も上がる。
馬の話なら自然に言葉が口から溢れる。
その後、ジェイコブ王太子殿下と私はクロスカントリ-の魅力について話し合ったのだった。
ちょっとロマンティックとはかけ離れているけれど、カンタベルに来てから、初めて素の私で話せた瞬間だった。
カップを持って口に運ぶその仕草でさえ麗しい。
今、私は彼と一緒にモ-ニングティ-を取っている。
湯気を立てる紅茶に、美味しそうなマフィン。
私達婚約者同士、少しでも距離を縮めるための二人だけの時間。
うわ-、言葉にすると、甘い、甘すぎるよ。
羞恥のあまり思わず身悶えしたくなる。
いや、私達、朝食もご一緒しましたよね?
ごゆるりと、と言いながら、全然ごゆるり出来ないのですが?
え-っと…
この間がね…持たない感じがね…、かなり緊張するんですけど…
「そういえば、アリシア王女は乗馬をなさるそうですね?
馬に乗るのは、お好きですか?」
何故か、情報が洩れている。
私、一度も馬に乗れる、とも、馬が好きなんて言ってないよね?
そんな思いはおくびも出さずに微笑む。
「えぇ、嗜む程度ですが、馬に乗るのは好きですわ。
ジェイコブ王太子殿下は、どうですか?」
必殺質問返し攻撃受けてみよ!
…何て言うか、もう世間一般で言う世間話、いわゆる天気・気候・健康面の事も全部話し終わってしまって何の話をしていいのか分かりません。
出会って2日目の婚約者様が何を考えているのかも、さっぱり分からない。
あぁ、つむじが2つあるのは昨日知ったっけね。
全くもってどうでもよい情報が頭の中を駆け回る。
「そうですね、僕はクロスカントリ-が一番好きですね。
まぁ、訓練も兼ねれるので、というのも理由の一つですが」
クロスカントリ-。
その言葉につい反応してしまった。
ついうっかり反応してしまった私に気が付かない王太子殿下ではない。
「嗜む程度、とは謙遜ですね、かなりの腕前と聞き及んでおりますよ?
もしクロスカントリ-がお好きなら、今度一緒に行きましょう。
あぁ、もちろん結婚式後になりますが。
万が一ケガなどされては大変ですし。
僕から馬をプレゼントしますよ」
思わずジェイコブ王太子殿下の顔をマジマジと見てしまう。
だって、クロスカントリ-だ。
自然の地形を生かした、垣根や倒木で作った障害、川や小さな池を跳んだり、突っ込んだりする、もちろん起伏もあり、の結構ハ-ドな競技だ。
馬にも過酷だろうけど、人間だってそれは同じ。
だから当然、落馬の危険もかなり高い。
自分で言うのもなんだが、お上品な感じの乗馬ではない。
カンタベルに嫁いだのだから、クロスカントリ-何て出来ないと思っていた。
ドレッサ-ジュなら貴族女性でもする人がいることだし、カンタベルでも乗馬の許可がとれるかな?と算段はしていた。
だが、それも慣れた頃にお願いしようと思っていた。
それなのに、なにこのご褒美。
「ぜひ、お願いします。
とても嬉しいです、ありがとうございます」
余りの嬉しさに食い気味で答えてしまった。
ジェイコブ王太子殿下が嬉しそうに微笑む。
自然に私の口角も上がる。
馬の話なら自然に言葉が口から溢れる。
その後、ジェイコブ王太子殿下と私はクロスカントリ-の魅力について話し合ったのだった。
ちょっとロマンティックとはかけ離れているけれど、カンタベルに来てから、初めて素の私で話せた瞬間だった。
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