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第二十一話 プレゼント後編
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ジェイコブ様は私に気にせずにスイスイと歩く。
それにしても一体どこに行くというのだろうか。
この通路をでると、ここに出るのだなぁ、などと思いながら歩いているうちに外に出た。
依然見せてもらった馬場がある場所だ。
少し先に厩舎が見える。
馬場には、既に白馬がいて、隣には馬の世話をする人だろうか?男の人が一人、手綱を持って立っていた。
「え?もしかして…」
進行方向からしても、私達が馬に向かっているのは間違いない。
あの白馬は、もしかして。
逸りそうになる気持ちを抑える。
「そうだよ、アリシア。
あれが、僕からのプレゼント。
思った以上に早く仕上がったんだ」
そう言って彼はようやく顔を上げて私の顔を見て微笑んでくれた。
「アリシアが、一番笑顔になれるプレゼント、かな?」
嬉しさと驚きで一瞬言葉が出てこなかった。
嬉しさの余り馬まで駆け出してしまいたくなるのを、頑張って堪える。
「有難うございます…
嬉しくて…すみません、嬉しくて言葉が有難うございます以外思いつきません…
何て綺麗な馬…」
彼のエスコ-トから離れて馬に近寄る。
「厩舎を管理しています、ニック・カ-タ-と申します。
今後、王女殿下の馬のお世話を致しますので、よろしくお見知りおき下さいますようお願い申し上げます」
「よろしくね。
触ってもよろしいのかしら?」
ニックは恭しく頷く。
手袋を外し、侍女に渡してゆっくりと手を伸ばす。
馬は大人しく撫でさせてくれた。
久々に触れる馬。懐かしい匂い。
「可愛い…」
「ニックはホ-スウィスパ-とも呼ばれているんだよ。
有能な馬の調教師でもあるんだ。
王家の馬は、ほぼニックが管理してくれているんだ。
勿論、僕の馬もね」
「そうなのですか。
では、一緒に乗れる日が来るのを今からとても楽しみにしていますね」
ジェイコブ様は、執務を抜けてきたと言っていた。
だから、か、馬と厩務員の顔合わせが終わるとすぐに部屋に戻った。
キャンベラ伯爵夫人が怒る前に帰らないとね、なんて冗談を言いながら。
私は嬉しさで胸が一杯だった。
本当に、馬をプレゼントしてくれた事実に。
そう、彼は、私が思った以上に早くに馬をプレゼントしてくれた。
何て良い人なんだろう。
良い人過ぎて、逆にちょっと怖いくらい。
あの馬の話をする以前から絶対に私への馬は用意されていたのだろうな、と思う。
だって、プレゼントしますよ、と言ってからそう日が立っていないのに用意されているのだもの。
しかも老齢の為泣く泣くオタゴリアに置いてきた、私の愛馬サンダ-にも似ている白馬だった。
一体どこまで情報通なのか。驚くほどだ。
名前はウェイブ。
とても頭の良い馬みたいだ。
流石にクロスカントリ-は時間もないし、式前だから許可は下りなかったけど、ジェイコブ様と王城内の馬場を歩く許可は貰えた。
彼は、私を喜ばせるのが上手くて、ちょっとズルい。
拗ねていた私が馬鹿みたいに思えてくる。
それにしても一体どこに行くというのだろうか。
この通路をでると、ここに出るのだなぁ、などと思いながら歩いているうちに外に出た。
依然見せてもらった馬場がある場所だ。
少し先に厩舎が見える。
馬場には、既に白馬がいて、隣には馬の世話をする人だろうか?男の人が一人、手綱を持って立っていた。
「え?もしかして…」
進行方向からしても、私達が馬に向かっているのは間違いない。
あの白馬は、もしかして。
逸りそうになる気持ちを抑える。
「そうだよ、アリシア。
あれが、僕からのプレゼント。
思った以上に早く仕上がったんだ」
そう言って彼はようやく顔を上げて私の顔を見て微笑んでくれた。
「アリシアが、一番笑顔になれるプレゼント、かな?」
嬉しさと驚きで一瞬言葉が出てこなかった。
嬉しさの余り馬まで駆け出してしまいたくなるのを、頑張って堪える。
「有難うございます…
嬉しくて…すみません、嬉しくて言葉が有難うございます以外思いつきません…
何て綺麗な馬…」
彼のエスコ-トから離れて馬に近寄る。
「厩舎を管理しています、ニック・カ-タ-と申します。
今後、王女殿下の馬のお世話を致しますので、よろしくお見知りおき下さいますようお願い申し上げます」
「よろしくね。
触ってもよろしいのかしら?」
ニックは恭しく頷く。
手袋を外し、侍女に渡してゆっくりと手を伸ばす。
馬は大人しく撫でさせてくれた。
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「可愛い…」
「ニックはホ-スウィスパ-とも呼ばれているんだよ。
有能な馬の調教師でもあるんだ。
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勿論、僕の馬もね」
「そうなのですか。
では、一緒に乗れる日が来るのを今からとても楽しみにしていますね」
ジェイコブ様は、執務を抜けてきたと言っていた。
だから、か、馬と厩務員の顔合わせが終わるとすぐに部屋に戻った。
キャンベラ伯爵夫人が怒る前に帰らないとね、なんて冗談を言いながら。
私は嬉しさで胸が一杯だった。
本当に、馬をプレゼントしてくれた事実に。
そう、彼は、私が思った以上に早くに馬をプレゼントしてくれた。
何て良い人なんだろう。
良い人過ぎて、逆にちょっと怖いくらい。
あの馬の話をする以前から絶対に私への馬は用意されていたのだろうな、と思う。
だって、プレゼントしますよ、と言ってからそう日が立っていないのに用意されているのだもの。
しかも老齢の為泣く泣くオタゴリアに置いてきた、私の愛馬サンダ-にも似ている白馬だった。
一体どこまで情報通なのか。驚くほどだ。
名前はウェイブ。
とても頭の良い馬みたいだ。
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彼は、私を喜ばせるのが上手くて、ちょっとズルい。
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