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第二十五話 レセプションパーティ1
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レセプションパ-ティ当日、朝は準備の為に早くから起こされた。
これでもか、というくらい念入りに体中磨かれ、髪の毛もきっちりと結い上げる。
ここまでガチガチに結い上げたら、ちょっとやそっとでは崩れない。
まぁ、ダンスをするからきっちり結わないといけないけど、オタゴリアとは違う結い上げ方で面白い。
自分のドレスも、オタゴリア刺繍職人が縫い上げた総レ-スの豪奢なマ-メイドラインのドレス。
上半身から膝上までは体に添うように、膝からはふんわりと広がっている。
胸元は、オタゴリアの紋章をモチ-フに上手に縫われている。
同様にオペラグロ-ブも総刺繍だ。
私の背の高さを生かす様にデザインされている。
「私」が一番美しく見えるデザイン。
「私」が一番スタイル良く見えるデザイン。
そこにはジェイコブ様への忖度は一切なく。
ただ、私だけのためのドレスだった。
最後に丁寧に紅をのせる。
鏡の前にいるのは、自分で言うのもなんだけど威厳溢れるオタゴリアの王女殿下であるアリシア・ジェ-ンだ。
「ありがとう、とても素敵ね」
私は自分で自分を励ます様に顎を引いて、侍女に向けて満足だ、というように微笑んだ。
ジェイコブ様を待つために続き間のドアを開けたら、既にジェイコブ様がソファに座って待っていた。
「アリシア王女殿下、お迎えに上がりました」
私を見て微笑んだジェイコブ様は、当たり前だけど正装だ。
彼はカンタベル軍の最終所属であった位である大尉用の赤の軍服を着ていた。
金の縁取りがされているので軍服と言っても婚礼用に変えてあるのだろう。
飾りボタンも凝っていて、靴は黒々と輝いている。
「ドレス、とてもお似合いです。
凄いですね、オタゴリアの総レ-スですか。
本当に素晴らしい出来栄えです。
アリシア王女殿下、私は貴方をエスコ-ト出来る権利を有することに誇りを感じます」
そう言って手を差し出すジェイコブ様に、私は手を預け顔を上げた。
レセプションパ-ティが始まる。
粛々と予定通り進行され、
私とジェイコブ様が入場する番になる。
今まで王族として何度も入場してきた夜会。
でもそこは自国で、私は守られてきた。
そして、ここは他国で、これから私が生きていく場所。
軽く目を閉じた。
視線を感じ、ジェイコブ様を見ると私だけに聞こえる様に小さな声で囁いた。
「アリシア、とても綺麗だよ。大丈夫」
そしてすぐに視線を前に移す。
「ジェイコブ王太子殿下並びに、アリシア・ジェ-ンオタゴリア第一王女殿下、ご入場です」
ドアが開き、ジェイコブ様のエスコ-トの元静々と席まで進む。
紳士、淑女の礼をとる貴族の中、私は前だけを見つめ彼らの横を通り過ぎる。
痛いくらいに感じる視線。
微笑ましく私達を見る人がいれば、、眉をひそめる人がいる。
驚いたような顔をする人も、勿論いた。
その場の雰囲気に飲まれはしないが、オタゴリアに比べると、王族と貴族の距離が近くに感じる。
だから、なのだろうか。
オタゴリアに比べ、あからさまに私に対する反応が顔に出る。
顔に笑みはたたえているのだろう、でも、眉は?目は?口元は?
微笑んでいても、何を思っているのかは大体分かる。
それを、受け流す方法も。
ジェイコブ様は、言ってくれた。
大丈夫、と。
だから、顔を上げて。
私は、オタゴリア第一王女、アリシア・ジェ-ンだ。
これでもか、というくらい念入りに体中磨かれ、髪の毛もきっちりと結い上げる。
ここまでガチガチに結い上げたら、ちょっとやそっとでは崩れない。
まぁ、ダンスをするからきっちり結わないといけないけど、オタゴリアとは違う結い上げ方で面白い。
自分のドレスも、オタゴリア刺繍職人が縫い上げた総レ-スの豪奢なマ-メイドラインのドレス。
上半身から膝上までは体に添うように、膝からはふんわりと広がっている。
胸元は、オタゴリアの紋章をモチ-フに上手に縫われている。
同様にオペラグロ-ブも総刺繍だ。
私の背の高さを生かす様にデザインされている。
「私」が一番美しく見えるデザイン。
「私」が一番スタイル良く見えるデザイン。
そこにはジェイコブ様への忖度は一切なく。
ただ、私だけのためのドレスだった。
最後に丁寧に紅をのせる。
鏡の前にいるのは、自分で言うのもなんだけど威厳溢れるオタゴリアの王女殿下であるアリシア・ジェ-ンだ。
「ありがとう、とても素敵ね」
私は自分で自分を励ます様に顎を引いて、侍女に向けて満足だ、というように微笑んだ。
ジェイコブ様を待つために続き間のドアを開けたら、既にジェイコブ様がソファに座って待っていた。
「アリシア王女殿下、お迎えに上がりました」
私を見て微笑んだジェイコブ様は、当たり前だけど正装だ。
彼はカンタベル軍の最終所属であった位である大尉用の赤の軍服を着ていた。
金の縁取りがされているので軍服と言っても婚礼用に変えてあるのだろう。
飾りボタンも凝っていて、靴は黒々と輝いている。
「ドレス、とてもお似合いです。
凄いですね、オタゴリアの総レ-スですか。
本当に素晴らしい出来栄えです。
アリシア王女殿下、私は貴方をエスコ-ト出来る権利を有することに誇りを感じます」
そう言って手を差し出すジェイコブ様に、私は手を預け顔を上げた。
レセプションパ-ティが始まる。
粛々と予定通り進行され、
私とジェイコブ様が入場する番になる。
今まで王族として何度も入場してきた夜会。
でもそこは自国で、私は守られてきた。
そして、ここは他国で、これから私が生きていく場所。
軽く目を閉じた。
視線を感じ、ジェイコブ様を見ると私だけに聞こえる様に小さな声で囁いた。
「アリシア、とても綺麗だよ。大丈夫」
そしてすぐに視線を前に移す。
「ジェイコブ王太子殿下並びに、アリシア・ジェ-ンオタゴリア第一王女殿下、ご入場です」
ドアが開き、ジェイコブ様のエスコ-トの元静々と席まで進む。
紳士、淑女の礼をとる貴族の中、私は前だけを見つめ彼らの横を通り過ぎる。
痛いくらいに感じる視線。
微笑ましく私達を見る人がいれば、、眉をひそめる人がいる。
驚いたような顔をする人も、勿論いた。
その場の雰囲気に飲まれはしないが、オタゴリアに比べると、王族と貴族の距離が近くに感じる。
だから、なのだろうか。
オタゴリアに比べ、あからさまに私に対する反応が顔に出る。
顔に笑みはたたえているのだろう、でも、眉は?目は?口元は?
微笑んでいても、何を思っているのかは大体分かる。
それを、受け流す方法も。
ジェイコブ様は、言ってくれた。
大丈夫、と。
だから、顔を上げて。
私は、オタゴリア第一王女、アリシア・ジェ-ンだ。
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