夜行バスの隣の子

kassa0909

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バス内での出来事

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「…クッソ寒い……」
大智はバス待ち中にそうぼやく。冬休みに入り大学に入ってから三年間一度も帰省しておらず両親から帰省して欲しいとのメールが入り、久しぶりに母親の手料理が食べたいと思い遠い大分まで帰ることにした。最初は飛行機にしようと思ったが大分から東京に来るときの飛行機で少し苦手意識を感じた為、夜行バスに乗って帰ることにした。

東京から乗り継ぎの大阪に着きバスを変えた。そのバスの隣の座席には人がいた。容姿が整っていて中性的な顔立ちだ。まぁ男だろう、大智はそう思った。夜行バスは基本男女が一緒の席になる事は無いと聞いていたからだ。

バスが発車して何もなく暇だった為ゲームを始めた。すると隣から視線を感じる。やりたいのかな……
「あのー…気になる?」
恐る恐る聞いてみた。
「あっ…その……丁度買おうか悩んでたゲームだったのでつい…」
少し恥ずかしそうに隣の子は答えた。
「そうか、もし良ければやってみる?」
「えっ、いいんですか?」
「別にいいよ、このゲームのファンだからユーザーが増えるのは嬉しいし」
「ありがとうございます。では…お言葉に甘えて…」
それからしばらくは一緒にゲームをした。そのあと軽い雑談を交わした。彼は暁良と言うらしい、一人旅が好きで冬だし大分の温泉に行こうとしてたらしい。

24時近くになり眠くなった大智は寝ていた。ふと何かモゾモゾと音がして気になり目を開けた、すると暁良がうずくまっているのを見て具合が悪いのかと思い声をかけた。
「暁良君、大丈夫?」
「ふぇっ⁉︎だ、大智さん⁉︎」
こっちを見た暁良の頬は赤く涙目だった。それだけ見れば相当具合が悪いのだと思うが、違った。暁良は下に履いていたものを脱いで自慰行為にふけっていたようだ。それだけではない、大智はずっと男だと思っていたが暁良にはちんぽはなく綺麗なワレメがあった(しかもツルツル)。
「女の子…だったんだ……」
大智は頬を赤らめて視線を逸らした。
「はい…そうです…」
暁良はかなり恥ずかしかったのか声が震えている。そりゃそうだ…自分のオナニーをみられてしまったのだから……。しばらく静かになり数分が経過していきなり後ろから手が回ってきた。暁良の手だ。それはゆっくりと下の方へ行きズボンの中へ入ってきた。
「ちょっ…何して……」
「良かった…大きくなってる…」
いきなりちんぽを触ってきたのだ。勃っている?当たり前だ。彼女いない歴=年齢の大智には刺激が強かった。
「私…大智さんのような優しく方が大好きなんです…」
ちんぽをゆっくりとシゴかれ
「あ、暁良ちゃん…ダメだって…バレちゃうよ…?」
「大丈夫ですよ…皆さん寝てますし…運転席から一番遠い席ですから…音を立てなければ…」
これはあれだ…供え膳は食わぬが男の恥ってやつか…
「俺なんかでいいのか…?」
「はい…大智さんがいいです……」
大智は暁良としっかり向き合いキスをした。ねっとりと舌を絡め合った。少ししてお互いキスをやめ、見つめ合った。
「どうでしたか?」
「すごい…良かった……」
これだけでイキそうになるほど気持ちよかった。
「なぁ…暁良ちゃん…俺……キスとか…本番とか……全部が初めてで……その…上手く出来てたか?」
暁良はその言葉に驚いていた。
「本当にはじめてなんですか?
「あぁ…初めてだった……で、どうだ?」
「全然大丈夫でしたよ…」
どことなく暁良が嬉しそうに見えた。
「じ、時間も時間だし…早速挿れますか?」 
そう言って自分のまんこを広げて見せつけてきた。もちろんヤるつもりだ。
「その前に…ゴム付けなきゃ…」
大智は大学の友人からおふざけで貰ったコンドームを財布から取り出した。
「……ちゃんと外に出せれば生でもいいですよ?」
「外に出せる自信がない…それに…臭いでバレちゃうよ?」
「あー……それもそうですね」
少し残念そうにしてる暁良を横目にコンドームをつけようとした時、
「あ、一回ゴム貸してください」
「いいけど…何するの?」
「こうするんです…」
暁良はコンドームを受け取るとそれを咥え、口でちんぽにコンドームを付けた。
「それ…結構いいね…」
「喜んでいただけたみたいで…」
微笑んでる暁良を見て大智はキュンッとした。
「挿れちゃいますね…」
暁良は大智のちんぽの上に跨り先端を自分のまんこにゆっくりと挿れて
「くぁ……すごいな…これが挿入してる時の感覚かぁ…」
「お、おっきい……」
しかし、血が出たりしてるのが見えないあたり大智はなんとなく察したが聞きたくなって仕方がなかった。
「初めてじゃないんだ……」
「あ、その……本物でヤるのは初めて…です……」
暁良は赤面して俯く。大智は予想していた事とは全く違う言葉が返ってきてすごい驚いて
「じゃあ……なんで?」
少し意地悪してみたくなった。
「なんでって……そんな恥ずかしい事…言えないです…」
「ちゃんと言ってくれないとわからないぞ?」
耳元でそう囁くと暁はさらに赤面する。
「……ちゃんと言ってたら…何かご褒美くれますか?」
「俺が叶えてあげられる程度ならな」
よくある同人誌みたいなセリフだと思いつつ大智はそう答えて
「あの…オナニーする時に……ディルドで…」
「へぇ……実際にあるんだ」
ネットの記事では見たことあったが実際にはあり得るのか知らなかった。
「あの…お願い……いいですか?」
「ん?いいけど…」
「あの…連絡先…教えてくれませんか?」
まさかのお願いだった。
「そんな事でいいなら良いけど」
「ありがとう…ございます……」
大智もそろそろ我慢できなくなったのか少し腰を振ってみて
「あっ…大智さん……いきなりは…」
艶のある良い声で喘ぐ暁良を見て大智は我慢できなくなりお構いなしに腰を動かし続けた。
「んっ…大智さん…声出ちゃいます…あぁっ…」
「ごめん…我慢できない…」
抱きしめ何度も突き上げて
「ぁひっ…大智さんのが…奥にコツコツって…」
「なんか当たるな…これが子宮か?」
奥にコツコツ何度も当てるように執拗に攻めて 
「大智さん……私…もう…」
「うん…俺ももう出そう…」
そのままキスをして声が漏れないようにしてから射精した
「んっ…んんぅ~っっ♡」
暁良も射精された感覚で一緒にイッて
「んはっ……暁良ちゃん…イケたか?」
「んぁ………ちゃ…ちゃんとイケましたよ……♡」
余韻に浸っている二人に朝日がさして
「やばっ…早く片付けなきゃ……」
「そ、そうですね」
二人は慌てて片付けてあたかも何事もなかったかのように居座った。
「大智さん…あの……連絡先を…」
「あぁ…約束だからな」
LINEを交換して目的地に着くまでの少しの時間で寝た。

その2時間後目的地に着いたとのアナウンスがなり乗客は全員降りた。そして暁良との別れの時が来た。
「時々連絡しますから、素っ気ない返事はしないでくださいね?」
「あぁ、わかったよ」
手が勝手に暁良の頭を撫でていた。
「おっと……すまないな…つい撫でちまった…」
「あっ…大丈夫です…あの……また何処かで会えたら…いっぱいお話しましょうね?」
暁良は嬉しそうに撫でられてて
「あぁ、もちろんだ」
「ならよかったです…ではまたどこかで~♪」
最後に暁良と笑顔で別れた。

暁良が見えなくなるまで見送り、大智はバス内で出たゴミをゴミ箱に放り投げ実家へと向かった。

この二人が大智の通う大学で再開するのはまた別のお話…
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