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第1章 おっさん、魔術講師になる
第7話 再度、演習場へ
俺は魔術講師となった。
担当は魔術学。選りすぐりの優秀生が集められた1年A組の担任でもある。
そして俺が魔術講師として赴任してきて数日が経っていた。
あの演習の日から数日間、俺はずっと生徒たちに自習をさせた。
皆、嫌々ながらやっていたが授業を決める権限は俺にあったため、逆らうことが出来なかった。
レーナも担任としての扱いになるのだが、あくまで助手という立場なので口出しができない。
要するに真面目に授業やろうがやらまいが俺の勝手なわけだ。
だが、流石にこのままではマズいと思っているのも事実だ。
あの日からレーナとの関係も良いとは言えない。明らかに口数が減った。
クラス全体の印象もかなり悪い。
初っ端なから俺に対する印象は最悪になったわけだ。
自分なりの教育が裏目にでてしまった。
授業が終わり、自習する上で分からないことがあればすぐレーナのところへ。これを見れば明らかに信用されていないのが分かる。
(扱いの差が酷いな)
毎回そう思うのだが、仕方がない。
だが、彼女らに気づいてもらわなければ意味がないのだ。
いちいち指摘するのも面倒だからな。
「ふぅ……今日も自習だな。それにしてもレーナはどこに行ったんだ?」
いつも俺より1時間くらい早く学園にいるのに今日は姿が見えない。
俺は仕方なく一人で教室へと向かう。
「まったく……遅刻とかなら連絡するのが筋じゃないのか?」
俺は頭をボリボリと掻きながら教室の前に立つ。
―――ガラガラっ。
「先生! 待っていましたよ」
「ん?」
教室の扉を開けるとフィオナが仁王立ちをして待っていた。
そこにはレーナの姿も確認できた。
「どういうことだ? 早く席につけ。今日もじ……」
「自習の前に聞いてほしいことがあります」
フィオナは俺の話している所を遮り、頼みを聞くよう言ってくる。
「なんだ?」
フィオナは真剣な眼差しで、
「私たちの≪ファイアボール≫をもう一回見ていただけないでしょうか?」
「もう一回だと?」
その申し出は自分たちの能力を見直してほしいというものだった。
だが、また30人分同じ魔術を見るのは正直しんどい。
俺はフィオナたちに問いかける。
「もう一回見てもらいたいということは前回より質が上がっているということでいいんだな?」
俺はフィオナたちを睨むようにして見る。
「はい、大丈夫です。みんなきっと前より成長しています」
彼女たちの目を見てみると嘘を言っているのではなさそうだった。
誰一人たるんだ顔をしている者はいない。
俺はもう一度、彼女らの魔術を見ることにした。
「分かった。そこまで言うのなら見せてもらおうか」
「ありがとうございます!」
フィオナは少し嬉しそうな表情をし、クラスメートたちに演習場へ行くよう指示をする。
「レイナード先生」
こう話してくるのはレーナ。目を見て会話するのは久しぶりだ。
あの一件以来、レーナとの間に差があったからである。
「どうしたレーナ?」
「彼女たちは先生に認めてもらうため、授業外でも頑張っていました。なので面倒などと言わず、真摯な目で見てほしいです」
いつもマジメなレーナがいつも以上に真剣な顔で見てくるのだから、頑張っていたのだろう。
しかも俺は面倒などと一言も言っていないが、心を見透かされたようにバレていた。
「……分かった。真摯な態度でフィオナたちと向き合おう」
ということで再度、演習場へと行くことになった。
前回と同様に≪ファイアボール≫を順番に一人ずつ見ていく。
「よし、準備は完了した。一人ずつやってくれ」
こう言うと前回、怒りを全面的に出していたガルシアが真っ先に手を挙げた。
「フィオナ、オレからやらせてくれ!」
やる気が体中から満ち溢れている。
まるで炎が体から放出されているような感じだ。
「分かったわ。頼んだわよガルシア」
「任せておけ!」
トップバッターはガルシアに決定した。
メラメラと燃える闘志がこちらにも伝わってくる。
「なぁ先生よ、オレの成長した姿を見て驚くなよ? 今からあんたに度肝を抜かしてやる」
俺に指を指し、自信満々に挑発してくる。
(暑苦しい奴だ)
「ああ、じゃあその成長した姿とやらを見せてもらおうか」
俺は軽くテキトーな感じで返答。腕を組みながらじっと見る。
「ちっ……相変わらず虫の好かねぇセンコーだ」
悪態をつき、彼は目を閉じる。
精神統一だろうか。周りのクラスメートたちも彼を見守る。
辺りが静まり返り、風で木々が靡く音がよく聞こえる。
そして……一声。
「穿て! ≪ファイアボール≫!」
ガルシアから放たれた≪ファイアボール≫は目標の的へと一直線に飛んでいく。
そして的を突き破り粉砕させる。
(ほう……)
すると、
「すごい……≪ファイアボール≫は差別化が難しい魔術なのにあそこまで……」
レーナが思わず声に出して驚いた顔を見せる。
そしてガルシアの働きによって波に乗っかってきたのか次々とワンランクアップした≪ファイアボール≫が繰り出された。
そして無事、全員分終了。フィオナが俺の方へ視線を合わせる。
「どうでしたか先生。私たちの成長が見られましたか?」
手応えは予想より良かったのかフィオナは自信満々に視線を向ける。
「うん、お前たちが頑張ったという事は認めよう」
「それじゃあ……」
フィオナが何かを言う前に話を遮る。
「だが、オレから言わせれば微々たる変化だ」
こう話すとガルシアが、
「ああん? まだオレたちのことを認めないのかよ。明らかに以前とは違うじゃないか!」
「コラ、ガルシア! 先生に失礼よ!」
すぐにフィオナが止めるが、ガルシアの怒りがストレスによって頂点に達していた。
「いや、もう許せねぇ! こんな貧弱そうなおっさんなんかここでオレがぶっ潰してやる!」
(口の悪いガキだな、まったく)
そう思いつつ、俺はさらにフィオナたちに言う。
「しかしながら成長しているということは事実だ。その頑張りを称えて少しだけ魔術というものが何たるか教えてやろう」
こう言うと俺は的のある方向へと歩いていく。
「は? 何をするつもりだ」
ガルシア含めクラス全員が俺の方へと注目する。
「よく見ておけ、これが魔術だ」
俺は的の前に立ち、手を翳す。
(詠唱は……一応しておくか)
軽く構え、詠唱。
「≪ファイアボール≫」
瞬間。物凄い突風が巻き起こる。
そして最低位魔術とは思えないくらいの極炎の火球が的にぶつかる前から粉々にする。
あまりにも強烈な威力に背後に設置されていた耐魔術用の防壁までも破壊するくらいだ。
そしてこれを見たレーナとフィオナは、
「ウソ……まさかこんなことが……」
「あり得ない……」
巻き起こった突風は魔術を発動した後、既に治まっていた。
担当は魔術学。選りすぐりの優秀生が集められた1年A組の担任でもある。
そして俺が魔術講師として赴任してきて数日が経っていた。
あの演習の日から数日間、俺はずっと生徒たちに自習をさせた。
皆、嫌々ながらやっていたが授業を決める権限は俺にあったため、逆らうことが出来なかった。
レーナも担任としての扱いになるのだが、あくまで助手という立場なので口出しができない。
要するに真面目に授業やろうがやらまいが俺の勝手なわけだ。
だが、流石にこのままではマズいと思っているのも事実だ。
あの日からレーナとの関係も良いとは言えない。明らかに口数が減った。
クラス全体の印象もかなり悪い。
初っ端なから俺に対する印象は最悪になったわけだ。
自分なりの教育が裏目にでてしまった。
授業が終わり、自習する上で分からないことがあればすぐレーナのところへ。これを見れば明らかに信用されていないのが分かる。
(扱いの差が酷いな)
毎回そう思うのだが、仕方がない。
だが、彼女らに気づいてもらわなければ意味がないのだ。
いちいち指摘するのも面倒だからな。
「ふぅ……今日も自習だな。それにしてもレーナはどこに行ったんだ?」
いつも俺より1時間くらい早く学園にいるのに今日は姿が見えない。
俺は仕方なく一人で教室へと向かう。
「まったく……遅刻とかなら連絡するのが筋じゃないのか?」
俺は頭をボリボリと掻きながら教室の前に立つ。
―――ガラガラっ。
「先生! 待っていましたよ」
「ん?」
教室の扉を開けるとフィオナが仁王立ちをして待っていた。
そこにはレーナの姿も確認できた。
「どういうことだ? 早く席につけ。今日もじ……」
「自習の前に聞いてほしいことがあります」
フィオナは俺の話している所を遮り、頼みを聞くよう言ってくる。
「なんだ?」
フィオナは真剣な眼差しで、
「私たちの≪ファイアボール≫をもう一回見ていただけないでしょうか?」
「もう一回だと?」
その申し出は自分たちの能力を見直してほしいというものだった。
だが、また30人分同じ魔術を見るのは正直しんどい。
俺はフィオナたちに問いかける。
「もう一回見てもらいたいということは前回より質が上がっているということでいいんだな?」
俺はフィオナたちを睨むようにして見る。
「はい、大丈夫です。みんなきっと前より成長しています」
彼女たちの目を見てみると嘘を言っているのではなさそうだった。
誰一人たるんだ顔をしている者はいない。
俺はもう一度、彼女らの魔術を見ることにした。
「分かった。そこまで言うのなら見せてもらおうか」
「ありがとうございます!」
フィオナは少し嬉しそうな表情をし、クラスメートたちに演習場へ行くよう指示をする。
「レイナード先生」
こう話してくるのはレーナ。目を見て会話するのは久しぶりだ。
あの一件以来、レーナとの間に差があったからである。
「どうしたレーナ?」
「彼女たちは先生に認めてもらうため、授業外でも頑張っていました。なので面倒などと言わず、真摯な目で見てほしいです」
いつもマジメなレーナがいつも以上に真剣な顔で見てくるのだから、頑張っていたのだろう。
しかも俺は面倒などと一言も言っていないが、心を見透かされたようにバレていた。
「……分かった。真摯な態度でフィオナたちと向き合おう」
ということで再度、演習場へと行くことになった。
前回と同様に≪ファイアボール≫を順番に一人ずつ見ていく。
「よし、準備は完了した。一人ずつやってくれ」
こう言うと前回、怒りを全面的に出していたガルシアが真っ先に手を挙げた。
「フィオナ、オレからやらせてくれ!」
やる気が体中から満ち溢れている。
まるで炎が体から放出されているような感じだ。
「分かったわ。頼んだわよガルシア」
「任せておけ!」
トップバッターはガルシアに決定した。
メラメラと燃える闘志がこちらにも伝わってくる。
「なぁ先生よ、オレの成長した姿を見て驚くなよ? 今からあんたに度肝を抜かしてやる」
俺に指を指し、自信満々に挑発してくる。
(暑苦しい奴だ)
「ああ、じゃあその成長した姿とやらを見せてもらおうか」
俺は軽くテキトーな感じで返答。腕を組みながらじっと見る。
「ちっ……相変わらず虫の好かねぇセンコーだ」
悪態をつき、彼は目を閉じる。
精神統一だろうか。周りのクラスメートたちも彼を見守る。
辺りが静まり返り、風で木々が靡く音がよく聞こえる。
そして……一声。
「穿て! ≪ファイアボール≫!」
ガルシアから放たれた≪ファイアボール≫は目標の的へと一直線に飛んでいく。
そして的を突き破り粉砕させる。
(ほう……)
すると、
「すごい……≪ファイアボール≫は差別化が難しい魔術なのにあそこまで……」
レーナが思わず声に出して驚いた顔を見せる。
そしてガルシアの働きによって波に乗っかってきたのか次々とワンランクアップした≪ファイアボール≫が繰り出された。
そして無事、全員分終了。フィオナが俺の方へ視線を合わせる。
「どうでしたか先生。私たちの成長が見られましたか?」
手応えは予想より良かったのかフィオナは自信満々に視線を向ける。
「うん、お前たちが頑張ったという事は認めよう」
「それじゃあ……」
フィオナが何かを言う前に話を遮る。
「だが、オレから言わせれば微々たる変化だ」
こう話すとガルシアが、
「ああん? まだオレたちのことを認めないのかよ。明らかに以前とは違うじゃないか!」
「コラ、ガルシア! 先生に失礼よ!」
すぐにフィオナが止めるが、ガルシアの怒りがストレスによって頂点に達していた。
「いや、もう許せねぇ! こんな貧弱そうなおっさんなんかここでオレがぶっ潰してやる!」
(口の悪いガキだな、まったく)
そう思いつつ、俺はさらにフィオナたちに言う。
「しかしながら成長しているということは事実だ。その頑張りを称えて少しだけ魔術というものが何たるか教えてやろう」
こう言うと俺は的のある方向へと歩いていく。
「は? 何をするつもりだ」
ガルシア含めクラス全員が俺の方へと注目する。
「よく見ておけ、これが魔術だ」
俺は的の前に立ち、手を翳す。
(詠唱は……一応しておくか)
軽く構え、詠唱。
「≪ファイアボール≫」
瞬間。物凄い突風が巻き起こる。
そして最低位魔術とは思えないくらいの極炎の火球が的にぶつかる前から粉々にする。
あまりにも強烈な威力に背後に設置されていた耐魔術用の防壁までも破壊するくらいだ。
そしてこれを見たレーナとフィオナは、
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「あり得ない……」
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