127 / 127
第5章 おっさん、優勝を目指す
第125話 事情を聴くために
しおりを挟む長らく更新できず、大変申し訳ございませんでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「不味いな・・・・・・」
俺、レイナード・アーバンクルスは苦戦していた。
「娘一人すら探せないとは。俺も地に落ちたものだな」
俺は今、フィオナ・ミラーフィールドという少女を探している。
レーナと捜索を開始してからざっと3時間くらいが経っただろうか。
街中を探し回ったが、未だに見つけることができずにいた。
「一体どこにいったんだ……」
街中でいそうな場所は粗方探りを入れてみたが、進展はなし。
おかげで疲労感がたまっていく一方だ。
「レイナード~~!」
すると。
進む道の先から手を振りながらこっちに走ってくる人影が見える。
レーナだ。
レーナは息を切らしながら、俺の前で歩みを止めた。
「はぁ……はぁ……」
「その様子だと、かなり街中を走り回ったようだな」
「ええ、そりゃあもう……」
「で、進展は?」
「……」
無言で答えるレーナ。
進展はなかったみたいだ。
「あぁぁぁ~フィオナさんは一体何処へ~~~!?」
「落ち着け、ほら水」
「あ、ありがとうございます……」
レーナは俺から水の入ったボトルを受け取ると、ゴクゴクと飲み始めた。
「ぷはぁぁ~」
「落ち着いたか?」
「はい。もう大丈夫です」
冷静さを取り戻すレーナ。
その上で、俺は確認のため彼女にもう一度質問をした。
「一応聞くが、手がかりとか何か見つかったか?」
「いえ、それが何も……追跡系の魔法も使ったんですが、これといって進展なしで」
「そうか……」
とはいえ、完全に足跡を消すのは一介の学生には不可能だ。
街の人間にも聞いたがこれといって有益な情報はなかった。
となると、行先は人目につかないような場所に――
「あ、レイナード先生!」
「ふぃ、フィオナ!?」
「フィオナさん!?」
ひょっこりと現れるフィオナ。
というかどこから湧いて出てきたんだ?
「フィオナ、お前どこにいって……」
「それよりも先生! このままじゃ先生の身が危ないんです!」
「は? 何を言って――」
「とにかく逃げてください! このままだと先生は……!」
ここでフィオナは言葉を留めた。
どうやら何かあったっぽいな。
普段のフィオナからは想像もつかないほどの乱れっぷりだ。
これは確認をする必要がある。
「レーナ」
「はい」
「先に学園に戻っていてくれ」
「え、でも……」
「フィオナとサシで話がしたい。その間、お前は他の奴らの面倒を見ておいてくれ」
「わ、分かりました……」
少し腑に落ちない……という感じだがレーナは渋々と了解すると、学園の方に戻っていった。
レーナの姿が完全に消えた後、俺は再びフィオナの方に目線を向けると、
「さて、フィオナ。お前の話含め、俺からも聞きたいことがある。ついてきてもらおうか」
「……はい、分かりました」
フィオナは承諾すると、俺は彼女を連れ、近くの喫茶店に入るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもご愛読、ありがとうございます。
新作『その最弱冒険者、実は査定不能の規格外~カースト最底辺のG級冒険者ですが、実力を知った周りの人たちが俺を放っておいてくれません~』の投稿も開始致しました。
下記にリンクを張っておきますので、良ければ是非!
新作リンク
https://www.alphapolis.co.jp/novel/466415534/749525217
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(29件)
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続き頑張ってくださいおねがいします
コメントありがとうございます。
頑張ります!
しばしば1年A組を1年B組と誤字があり、A組とB組のどちらについて話しているのかわからないことがあります
ご指摘、ありがとうございます!
申し訳ございません、一部修正をさせていただきました。
見つけ次第随時修正していこうと思います。
祝!100話
もう少し、話の流れを早めてもらうと、幸いです。
祝100話ありがとうございます!
これからも無理せずに投稿していこうかと思います。
話の展開については明確なビジョンができていないと遅くなったりしてしまうことがあります……申し訳ございません。
貴重なご意見として参考にさせていただきます。