4 / 37
第3話:魔王様は学園へ行く!
しおりを挟む
「……どういうことだリリン。入学に試験があるなんて聞いていないぞ!」
「えっ、言いませんでしたか? 1ヶ月後に入学試験があるので勉強しておいてくださいねと」
「そんなの聞いてな……いや、聞いたかもしれない」
リリンは手を額に当て、深く溜め息を吐く。
俺たちが人間界に住み始めて約1ヶ月が経とうとしていた。まだまだ人間界については分からないことが多いが、生活はできていた。
「マジかよぉ……試験は明後日だぞ? 終わった、詰んだ」
魔王らしからぬ悲痛な叫びを上げ、自分の部屋のベッドに横たわる。
するとリリンは、
「はぁ……何となく予想はついてましたけどやはりこうなりました」
「分かってたんですか? こうなること」
「ええ、まぁ……」
だったら口うるさく言ってくれても良かったのにと思う。まぁ一回で聞かなかった俺の責任だが残り二日程度で試験勉強なんて無理がある。
なんといったって相手は人間界の魔術学園では不動のトップに座する名門中の名門。毎年何万という受験者数がいる中で合格できるのはごくわずかだと言う。二日で何とかするなんて無謀にも等しかった。
「……やばいなぁ」
弱音を吐く俺。するとリリンは何も言わず自室に向かい、何やら大量の本やら書類やらを持ってきた。
「あ、あの……リリンさんこれは……?」
「見ての通り、学術書と問題集です」
「……はい?」
状況を上手く読み込めず、首を傾げる俺。だがリリンの鋭く威圧感ある眼差しを見て俺はすぐに状況を把握することができた。
「えっとリリンさん。まさかとは思いますが……」
「そのまさかですよイブリスさん。あなたにはこれから缶詰になってもらいます」
「えっ……と、言いますと?」
「この二日間、あなたにはこの机から一歩も立ち上がることは許さないということです。試験範囲が終わるまでみっちりしごくつもりなのでお覚悟を」
ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!
心の中で誰にも届かぬ大きな悲鳴をあげる。
彼女は本気のようだった。獲物は絶対に逃がさないと言わんばかりに俺を見つめる。
「……えっと、その前にトイ」
「逃がしませんよ……」
「ひぃっ!」
その場を離れようとすると真っ先にリリンが止めに入る。どうやら俺に拒否権と選択権はないようだ。
(俺……死ぬかもな……)
自信の命を危惧しつつも俺はしぶしぶ机に向かうのであった。
そして―――
「あ、あぁぁぁ……」
試験当日を迎えた。そして俺は今、学園の正門前にいる。
(乗り切った……なんとか乗り切ったぞ)
あれから二日間、リリンの監視の元俺は受験勉強に励んでいた。もちろん二日間昼夜休みなしのぶっ通しだ。寝不足と知識を一気に詰め込んだ疲労によって俺はまるで死人のような顔色になっていた。
もう立って歩くだけでも限界なくらいだ。
(試験……受けられるか)
もはや喋る事すらできない。もし下手に喋ってでもしたら疲れでその場で倒れてしまう可能性があるからだ。
俺の身体は極限にまで追い込まれていた。
(と、とりあえず中へ入ろう)
俺は大量の受験生と共に学園の正門をくぐる。ちなみにリリンは人間界での仕事の関係で朝早くに城を出た。
なんの仕事かは不明だがスーツという人間界ではポピュラーな衣類を纏って城を出て行ったのを覚えている。
(ま、今は余計な事を考えないようにしよう。試験に集中だ)
自分にそう言い聞かせ、前を向く。
それはそうとさっきから気になっていたのだが皆、俺の方へと視線を集中させている。なんか珍しい物でも見るかのような眼差しだった。
(どういうことだ? なぜ皆俺を見る? ま、まさか身バレした!?)
他者からの視線を強く感じ、魔王としての身分がバレたのかと危惧する。
すると、ある一人の女子生徒が友人であろう者にコソコソとこっちを見て話していた。
(何を話しているんだ?)
俺は彼女たちにあえて視線を合わせず、魔王スキル≪聞き耳≫を発動する。
ちなみに魔王スキルというのは魔王のみが使うことができる古代魔術のことだ。正式名称はしっかりとあるのだが面倒なのでこう呼んでいる。
俺はスキルを発動し、耳を澄ませる。
すると、
「―――ねぇ、あの人なんか顔死んでない?」
「―――うん、元々なのか分からないけど顔色悪すぎるよね。クマもすごいし髪はボサボサだし」
「―――なんか汚いよね……人相も悪そうだし」
(こ、こいつら俺を誰だと……!)
罵倒され、気分を悪くする。
確かに見た目は酷いと思うし否定するつもりはない。ギリギリまでの受験勉強で準備する暇もなかったので髪がボサボサなのも承知の上だ。
(だが汚いとか人相が悪そうってなんだ! 完全に人格否定じゃねぇか!)
心中でありったけの怒りをぶつけるが、言葉には出せない。こんな所でのたれ死んでは今までの苦労が水の泡と化す。
俺はそんな罵倒をグッと堪え、試験会場へと急いだ。そして数分後、俺は目的地へと辿りついた。この広い敷地内で迷うことがないように事前にリリンから試験会場を聞いていたため、予定時間よりも早めに会場入りすることができた。
(さて、試験開始まで最後の追い込みを……)
受験番号ごとに指定された座席に座り、見慣れたテキストを開く。季節は受験シーズンの冬。会場内はまだ暖房が聞いていないためか少し肌寒かった。
本当に学校かと思うくらいの広い空間に大量の受験者たちが中へ入って来る。
会場内は非常に緊迫した様子で話し声すら聞こえないくらいであった。皆、この瞬間に全てを懸けていると言った感じだ。
(ふぅ……よしやるか)
周りの雰囲気に飲み込まれないよう、俺は精神統一をしてリラックスをする。
そして数十分後、この数千といった受験者がいる空間に一人の試験監督らしき人物が中へと入ってきたのだった。
「えっ、言いませんでしたか? 1ヶ月後に入学試験があるので勉強しておいてくださいねと」
「そんなの聞いてな……いや、聞いたかもしれない」
リリンは手を額に当て、深く溜め息を吐く。
俺たちが人間界に住み始めて約1ヶ月が経とうとしていた。まだまだ人間界については分からないことが多いが、生活はできていた。
「マジかよぉ……試験は明後日だぞ? 終わった、詰んだ」
魔王らしからぬ悲痛な叫びを上げ、自分の部屋のベッドに横たわる。
するとリリンは、
「はぁ……何となく予想はついてましたけどやはりこうなりました」
「分かってたんですか? こうなること」
「ええ、まぁ……」
だったら口うるさく言ってくれても良かったのにと思う。まぁ一回で聞かなかった俺の責任だが残り二日程度で試験勉強なんて無理がある。
なんといったって相手は人間界の魔術学園では不動のトップに座する名門中の名門。毎年何万という受験者数がいる中で合格できるのはごくわずかだと言う。二日で何とかするなんて無謀にも等しかった。
「……やばいなぁ」
弱音を吐く俺。するとリリンは何も言わず自室に向かい、何やら大量の本やら書類やらを持ってきた。
「あ、あの……リリンさんこれは……?」
「見ての通り、学術書と問題集です」
「……はい?」
状況を上手く読み込めず、首を傾げる俺。だがリリンの鋭く威圧感ある眼差しを見て俺はすぐに状況を把握することができた。
「えっとリリンさん。まさかとは思いますが……」
「そのまさかですよイブリスさん。あなたにはこれから缶詰になってもらいます」
「えっ……と、言いますと?」
「この二日間、あなたにはこの机から一歩も立ち上がることは許さないということです。試験範囲が終わるまでみっちりしごくつもりなのでお覚悟を」
ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!
心の中で誰にも届かぬ大きな悲鳴をあげる。
彼女は本気のようだった。獲物は絶対に逃がさないと言わんばかりに俺を見つめる。
「……えっと、その前にトイ」
「逃がしませんよ……」
「ひぃっ!」
その場を離れようとすると真っ先にリリンが止めに入る。どうやら俺に拒否権と選択権はないようだ。
(俺……死ぬかもな……)
自信の命を危惧しつつも俺はしぶしぶ机に向かうのであった。
そして―――
「あ、あぁぁぁ……」
試験当日を迎えた。そして俺は今、学園の正門前にいる。
(乗り切った……なんとか乗り切ったぞ)
あれから二日間、リリンの監視の元俺は受験勉強に励んでいた。もちろん二日間昼夜休みなしのぶっ通しだ。寝不足と知識を一気に詰め込んだ疲労によって俺はまるで死人のような顔色になっていた。
もう立って歩くだけでも限界なくらいだ。
(試験……受けられるか)
もはや喋る事すらできない。もし下手に喋ってでもしたら疲れでその場で倒れてしまう可能性があるからだ。
俺の身体は極限にまで追い込まれていた。
(と、とりあえず中へ入ろう)
俺は大量の受験生と共に学園の正門をくぐる。ちなみにリリンは人間界での仕事の関係で朝早くに城を出た。
なんの仕事かは不明だがスーツという人間界ではポピュラーな衣類を纏って城を出て行ったのを覚えている。
(ま、今は余計な事を考えないようにしよう。試験に集中だ)
自分にそう言い聞かせ、前を向く。
それはそうとさっきから気になっていたのだが皆、俺の方へと視線を集中させている。なんか珍しい物でも見るかのような眼差しだった。
(どういうことだ? なぜ皆俺を見る? ま、まさか身バレした!?)
他者からの視線を強く感じ、魔王としての身分がバレたのかと危惧する。
すると、ある一人の女子生徒が友人であろう者にコソコソとこっちを見て話していた。
(何を話しているんだ?)
俺は彼女たちにあえて視線を合わせず、魔王スキル≪聞き耳≫を発動する。
ちなみに魔王スキルというのは魔王のみが使うことができる古代魔術のことだ。正式名称はしっかりとあるのだが面倒なのでこう呼んでいる。
俺はスキルを発動し、耳を澄ませる。
すると、
「―――ねぇ、あの人なんか顔死んでない?」
「―――うん、元々なのか分からないけど顔色悪すぎるよね。クマもすごいし髪はボサボサだし」
「―――なんか汚いよね……人相も悪そうだし」
(こ、こいつら俺を誰だと……!)
罵倒され、気分を悪くする。
確かに見た目は酷いと思うし否定するつもりはない。ギリギリまでの受験勉強で準備する暇もなかったので髪がボサボサなのも承知の上だ。
(だが汚いとか人相が悪そうってなんだ! 完全に人格否定じゃねぇか!)
心中でありったけの怒りをぶつけるが、言葉には出せない。こんな所でのたれ死んでは今までの苦労が水の泡と化す。
俺はそんな罵倒をグッと堪え、試験会場へと急いだ。そして数分後、俺は目的地へと辿りついた。この広い敷地内で迷うことがないように事前にリリンから試験会場を聞いていたため、予定時間よりも早めに会場入りすることができた。
(さて、試験開始まで最後の追い込みを……)
受験番号ごとに指定された座席に座り、見慣れたテキストを開く。季節は受験シーズンの冬。会場内はまだ暖房が聞いていないためか少し肌寒かった。
本当に学校かと思うくらいの広い空間に大量の受験者たちが中へ入って来る。
会場内は非常に緊迫した様子で話し声すら聞こえないくらいであった。皆、この瞬間に全てを懸けていると言った感じだ。
(ふぅ……よしやるか)
周りの雰囲気に飲み込まれないよう、俺は精神統一をしてリラックスをする。
そして数十分後、この数千といった受験者がいる空間に一人の試験監督らしき人物が中へと入ってきたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ざまぁにはざまぁでお返し致します ~ラスボス王子はヒロインたちと悪役令嬢にざまぁしたいと思います~
陸奥 霧風
ファンタジー
仕事に疲れたサラリーマンがバスの事故で大人気乙女ゲーム『プリンセス ストーリー』の世界へ転生してしまった。しかも攻略不可能と噂されるラスボス的存在『アレク・ガルラ・フラスター王子』だった。
アレク王子はヒロインたちの前に立ちはだかることが出来るのか?
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる