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21.私もあなたを好きになっていましたか?
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「私は女性に興味がありませんでした。兄上も同じだと思います。王族という身分は恋などとは縁遠くなります。その上、私たちは6人で王位を争いました。王族に生まれた以上、王位を継ぎたいと思い必死に競ってきました。恋とか愛は目的を達成するには障害になりかねない無駄な感情です。でも、あなたを好きになった兄上の気持ちはわかりますよ。兄上より先に出会っていたら、私もイザベラを好きになったでしょうか?兄上の想い人だとすぐに気がついたので、恋心など湧かないように理性が働いていて検証の術もありません」
「まだ、私を揶揄っていますか?私はライアン王子殿下に想われるるような人間ではありません。サイラス様が私を想う気持ちは疑ってはいませんが、私のどこをそのように愛してくれているのか分かりません。私がルイ国にきた時は10歳の少女でした。今も、中身は18歳ですが見た目は12歳の少女です。ライアン王子がサイラス様が私のことを好きだと思われたということが不思議でなりません。少女を好きになるなど、ロリコンではありませんか?」
「少女を好きになることをロリコンと言うのですか?それはこの世界にはない言葉ですよ、注意してください。私は女性の美醜は心底どうでも良いと思っています。自分の邪魔にならない女性と結婚できれば良いと思っています。兄上も私のように女性の見た目を気にしない方だと思っていたので、10歳の少女の見た目も気にしないと思いました。それよりも、私は兄上が見たことない甘い顔でイザベラ様に接しているので、彼があなたを好きだと気がついたのです。イザベラ様は自分に自信がなく、目立ちたくないと思ってますね。それはあなたの今の見た目から想像するのとは、真逆の性格をしています。今のあなたは美しく、権力もあり常に注目される女性です」
「目立つのが怖いです。でも、イザベラという今の私が、目立たないことを許されない立場だとはわかっています。私は前世ではブスで貧乏でした。だから、何もかも上手くいかないと思っていました。でも、今は美しく、リッチなのですね。それでも上手くいかないのだから私は本当にしょうもないですね。¥」
今の私はまるで前世の白川愛だ。
美人でお金持ちで権力がある。
でも、私は彼女のように人気者にはなれない。
彼女のように人を傷つける人間にはなりたくないけれど、人と一緒にいられるような人間になりたい。
「何もかも上手くいっているではないですか? しっかり客観的に見てみてください。明日からアカデミーに行かなくても、皆あなたの立場を考えれば納得します。誰にも心を開かない人を試してばかりのルイ王族達が、皆あなたに夢中です。私の知る限り最高の男である兄上もあなたを一途に思っています。強欲すぎませんか?何を他にお望みですか?イザベラ様がストレスで嘔吐していることには気がついていました。それは、今、周りにあるストレスではないですよね。前の世界でのストレスを引き摺っているということですか?周りをみてください。今、あなたの周りは味方だらけです。頭を殴ってあげましょうか? 過去に囚われているのなら、過去のことを忘れた方が良いですよ。あなたは兄上の想い人だから、私があなたを恋などという感情で想うことはありません。でも、イザベラ様には幸せになって欲しいと思います」
ライアン王子の言葉の通りだと思った。
もし頭を殴ってもらって、前世の苦しい虐めの記憶が忘れられるならそうしたい。
でも、そんなことはできなくて、忘れられるような記憶ではないから今は違う人生だと言い聞かせて頑張るしかない。
「ありがとうございます。私、ルイ王家の家族になりたいです」
「私もイザベラ様と家族になりたいですよ。最初はライト公爵家の一人娘を兄上が連れてきたので、彼があなたを手に入れることでライ国に圧力をかけ侵略するのかとも考えました。でも、実際は兄上は今あなたに惚れ込んでいて、激甘のデレデレですね。彼はこれからもあなたを傷つける全てのものから、守るつもりだと思います。しかし、イザベラ様は自分自身が変わって強くなりたいのですよね。私は応援しますよ。明日は3年生の教室で授業を受けませんか?イザベラ様はアカデミーの入学までにアカデミーの全教育課程を終えたと伺いました。勉強が好きなのですね、良いことです。3年生の教室で授業を受けて、良い成績を収めれば交換留学生でも早期卒業ができ卒業資格が得られますよ」
「そのような制度があるのですね、ご紹介頂きありがとうございます。私は勉強が好きなのではなく、自分にできることはそれくらいしか見つからなくてやっていただけです。ライト公爵家とはとても力を持っているのですね。私はこちらにいるとルイ国のことには少しずつ詳しくなっている気がしますが、ライ国に関してはさっぱりな気がします」
「兄上もイザベラ様のようにアカデミー入学前にルイ国のアカデミーの教育課程を終えたので、隣国のライ国を知るため留学されたのです。ライ国は地下資源が豊富なので手に入れたいと思ったのだと思います。そして、ライ国の地下資源の9割を占めるのがライト公爵領なのです。それゆえ、イザベラ様との婚約がライ国にとって強い意味を持ちます。無事、ルブリス王子と婚約破棄ができて兄上と結ばれると良いですね。明日も早いので、部屋まで送ります」
ライアン王子にエスコートされて部屋を出た時、サイラス様とバッタリと会ってしまった。
「まだ、私を揶揄っていますか?私はライアン王子殿下に想われるるような人間ではありません。サイラス様が私を想う気持ちは疑ってはいませんが、私のどこをそのように愛してくれているのか分かりません。私がルイ国にきた時は10歳の少女でした。今も、中身は18歳ですが見た目は12歳の少女です。ライアン王子がサイラス様が私のことを好きだと思われたということが不思議でなりません。少女を好きになるなど、ロリコンではありませんか?」
「少女を好きになることをロリコンと言うのですか?それはこの世界にはない言葉ですよ、注意してください。私は女性の美醜は心底どうでも良いと思っています。自分の邪魔にならない女性と結婚できれば良いと思っています。兄上も私のように女性の見た目を気にしない方だと思っていたので、10歳の少女の見た目も気にしないと思いました。それよりも、私は兄上が見たことない甘い顔でイザベラ様に接しているので、彼があなたを好きだと気がついたのです。イザベラ様は自分に自信がなく、目立ちたくないと思ってますね。それはあなたの今の見た目から想像するのとは、真逆の性格をしています。今のあなたは美しく、権力もあり常に注目される女性です」
「目立つのが怖いです。でも、イザベラという今の私が、目立たないことを許されない立場だとはわかっています。私は前世ではブスで貧乏でした。だから、何もかも上手くいかないと思っていました。でも、今は美しく、リッチなのですね。それでも上手くいかないのだから私は本当にしょうもないですね。¥」
今の私はまるで前世の白川愛だ。
美人でお金持ちで権力がある。
でも、私は彼女のように人気者にはなれない。
彼女のように人を傷つける人間にはなりたくないけれど、人と一緒にいられるような人間になりたい。
「何もかも上手くいっているではないですか? しっかり客観的に見てみてください。明日からアカデミーに行かなくても、皆あなたの立場を考えれば納得します。誰にも心を開かない人を試してばかりのルイ王族達が、皆あなたに夢中です。私の知る限り最高の男である兄上もあなたを一途に思っています。強欲すぎませんか?何を他にお望みですか?イザベラ様がストレスで嘔吐していることには気がついていました。それは、今、周りにあるストレスではないですよね。前の世界でのストレスを引き摺っているということですか?周りをみてください。今、あなたの周りは味方だらけです。頭を殴ってあげましょうか? 過去に囚われているのなら、過去のことを忘れた方が良いですよ。あなたは兄上の想い人だから、私があなたを恋などという感情で想うことはありません。でも、イザベラ様には幸せになって欲しいと思います」
ライアン王子の言葉の通りだと思った。
もし頭を殴ってもらって、前世の苦しい虐めの記憶が忘れられるならそうしたい。
でも、そんなことはできなくて、忘れられるような記憶ではないから今は違う人生だと言い聞かせて頑張るしかない。
「ありがとうございます。私、ルイ王家の家族になりたいです」
「私もイザベラ様と家族になりたいですよ。最初はライト公爵家の一人娘を兄上が連れてきたので、彼があなたを手に入れることでライ国に圧力をかけ侵略するのかとも考えました。でも、実際は兄上は今あなたに惚れ込んでいて、激甘のデレデレですね。彼はこれからもあなたを傷つける全てのものから、守るつもりだと思います。しかし、イザベラ様は自分自身が変わって強くなりたいのですよね。私は応援しますよ。明日は3年生の教室で授業を受けませんか?イザベラ様はアカデミーの入学までにアカデミーの全教育課程を終えたと伺いました。勉強が好きなのですね、良いことです。3年生の教室で授業を受けて、良い成績を収めれば交換留学生でも早期卒業ができ卒業資格が得られますよ」
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「兄上もイザベラ様のようにアカデミー入学前にルイ国のアカデミーの教育課程を終えたので、隣国のライ国を知るため留学されたのです。ライ国は地下資源が豊富なので手に入れたいと思ったのだと思います。そして、ライ国の地下資源の9割を占めるのがライト公爵領なのです。それゆえ、イザベラ様との婚約がライ国にとって強い意味を持ちます。無事、ルブリス王子と婚約破棄ができて兄上と結ばれると良いですね。明日も早いので、部屋まで送ります」
ライアン王子にエスコートされて部屋を出た時、サイラス様とバッタリと会ってしまった。
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