辺境の田舎の光属性の少女は、果たして王都に呼ばれるか?残念!呼ばれたのは闇の少年だった!

つくね

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それからの二人

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無事成人したエリーはフランクと結婚。自分の趣味も隠すことなく過ごせる環境。実に幸せを謳歌していた。

新婚生活も半年を過ぎた頃、そういえば…と、

「前にお願いした本の依頼主聞きたい?」

と聞いてきた。夫婦になったので別に話してもいいかなと思って~、と。

エリーは別に気にしていなかったが、フランクが話したそうだ。

「私の知ってる人?」

「ある意味ね~。」

と楽しそうに笑った。が、聞かされる第二王子とダグの事情。

「そっ、それで?!大丈夫だったの?私の本役に立ったの(無事エッチ出来たの)?」

「うん、大丈夫だったみたいだよ、今は殿下のお屋敷に一緒に住んでるみたいだよ。たまに暗部の仕事で数日駆り出されるみたいだけど。」



へ~、そうなんだ…っていうか、うちの旦那様何で王都の情報にこんなに詳しいのかしら。…何か聞いてはいけない気がするわ~、ま、そのうち教えてくれるよね。



エリーは今世、間違いなく長生きしそうだ。


ちなみにエリーの作品は騎士団のものが多かったが、この話を聞いた後、王族と平民の話もレパートリーに加わったことは当然の結果であった。




***********






「そういえば、ダグの幼馴染の光属性の子の旦那様、元暗部なんだよね。ケガで暗部を離れてたけど、腕はいいからね、騎士団の方見てもらってたんだよ。ケガは完治したけどその子のことが気にいってあっちに残ってたらしいよ。」

「へぇーーー(エリー玉の輿?)。」

「それからさ、ダグにずっと前に見せてくれた薄い本があるでしょ?あれ、その子が描いたらしいよ?」

「えーーーーーーーーーーー(じゃぁあの HOW TO 本も)!?」

「それを面白がってあの本王都に流して来たの、その旦那だけどね。」

「えーーーーーーーーーー(旦那さん公認)!?」




ダグ、ここ数年で一番の衝撃であったとか……




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