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4話 俺を見てくれた人 sideクロ
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最初はちょっとした好奇心だった
俺と同じようにローブを被っていたから
だからそいつが困っているように見えた時つい、声をかけてしまった
いつもの癖で気配を消しながら行ったから相手に驚かせてしまった
話を聞くと、冒険者になりたいらしい。ちょうどギルドに寄ろうとしたため、案内をしてやろうと思った
無言が気まずくて名前を聞いた
…マオか、、、
俺の名前も聞かれたが、ここでは黒剣とでしか呼ばれてないため本名を伝えるのをやめた
ギルドに行くと酔っ払いに絡まれたりした
黒剣と呼ばれていることを知ったマオが笑ってた
フードの下から少しだけ顔が見えたので、見てみた
こいつはこんな風に笑うのかと、フードが勿体ないくらいに
とても綺麗だった
だから黒剣って笑われても許した
いつもだったら殺るけど
登録しようと思った時、ガキが邪魔してきた
そのガキは余計な事を言ってきた
「--隣に立っていい人じゃないんだ!!」
って言った時、あぁこいつもか
こいつも勝手に決めるんだ
昔から俺の自由は存在しないんだ
こんな事を言われたら、マオも離れていくだろう
けど、マオは今まで出会った人と違った
「もしそうだとしてもお前が言う権利なんてないだろう?しかも…一緒にいるか判断するのはこいつの自由だ。自分の考えを人に押しつけるな」
…マオはあいつらと違う
ちゃんと俺自身を見てくれる
俺はこの瞬間マオに惚れたんだ
俺と同じようにローブを被っていたから
だからそいつが困っているように見えた時つい、声をかけてしまった
いつもの癖で気配を消しながら行ったから相手に驚かせてしまった
話を聞くと、冒険者になりたいらしい。ちょうどギルドに寄ろうとしたため、案内をしてやろうと思った
無言が気まずくて名前を聞いた
…マオか、、、
俺の名前も聞かれたが、ここでは黒剣とでしか呼ばれてないため本名を伝えるのをやめた
ギルドに行くと酔っ払いに絡まれたりした
黒剣と呼ばれていることを知ったマオが笑ってた
フードの下から少しだけ顔が見えたので、見てみた
こいつはこんな風に笑うのかと、フードが勿体ないくらいに
とても綺麗だった
だから黒剣って笑われても許した
いつもだったら殺るけど
登録しようと思った時、ガキが邪魔してきた
そのガキは余計な事を言ってきた
「--隣に立っていい人じゃないんだ!!」
って言った時、あぁこいつもか
こいつも勝手に決めるんだ
昔から俺の自由は存在しないんだ
こんな事を言われたら、マオも離れていくだろう
けど、マオは今まで出会った人と違った
「もしそうだとしてもお前が言う権利なんてないだろう?しかも…一緒にいるか判断するのはこいつの自由だ。自分の考えを人に押しつけるな」
…マオはあいつらと違う
ちゃんと俺自身を見てくれる
俺はこの瞬間マオに惚れたんだ
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