透明な君が

にゅるにゅる

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仲直り

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「おいっ!色葉!何やってんだ!」
「色葉さん!落ち着いて!息してないって!」
「色葉さん!落ち着いてください!あなたが人殺しになってしまう前に!」
「色葉ちゃん!色葉ちゃん!」
「どけっ!おい色葉ぁ!」
その瞬間轟音が教室中に響いた。
「…っは!」
「落ち着いたか?ったく、殴る方も痛ぇーんだぞ…」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
色葉さんが泣いている、殴られたからじゃない、人を殺しかけたからだ。だけどその泣き声が胸の奥に刺さる。自分のせいでこうなってしまった。それがほんとに腹立たしい。
「蒼、すまんが色葉とこいつを保健室までつれてってやれ。あとは先生に任せろ。」
「…はい。」
「蒼くん…本当にごめん…なさい。」
「いいよ、今回は誰も悪くない。色葉さんが人殺しにならなくてよかった。どう?歩けそう?」
「うん、大丈夫。」
それから、女生徒を抱え、三人で保健室に向かった。

~保健室~
女生徒を寝かせてから保健室の先生に事情説明し、色葉さんがなぜそうなっているのか話し合っている。
「今日は本当にごめんなさい。初めてできた友達だから、悪く言われたくなかったの。けど気付かれないから、ストレスが溜まってて…こんなの言い訳にしかならないよね…本当にごめんなさい。」
「いいよ、僕だってそんなに大切に思ってくれてたんだって思って、嬉しかったよ。だけど謝るのは僕だけじゃないよ?あの人にも謝らないと」
「そうだよね…でも気づいてくれるかな?」
「気付かれるのが大切なんじゃない、行動に移すことが大切なんだと思うよ。」
「そうだよね、私頑張ってみるよ。」
「うん、その調子。じゃあ僕は戻るから。」
「待って!行かないで。また暴走してしまいそうで怖いの…」
「そっか、じゃあ落ち着くまで一緒にいるよ。」

~教室~
ざわざわ「ねぇーさっき何が起こったの?やばくなぁ~い?」
色葉さんと蒼くんは大丈夫なんだろうか?ちゃんと和解できたのだろうか?それにあの女生徒気を失う前、少し違和感があったような?
「はーい、落ち着けー。この時間はもうフリーにする。二限目からはしっかり落ち着いて過ごすように。」
どうしよう、自分には何ができるだろうか?何をするべきだろうか。
「紫音、どうかしたの?」
「あぁ、いや、なにかしてあげられることはないかなぁと。」
「そうだねぇ。あっ!じゃあさ。二人に会いに行こうよ。」
「いや、今はそっとしといてやってくれ。あいつらは心の整理が必要だ。それに気にすることはない。あいつらも大人だからな。」
「…わかりました。」

~保健室~
「和崎くん、彼女、目を覚ましたみたいだよ。」
「わかりました。じゃあ謝りに行こう。」
「…うん。」
女生徒の方へ向かっていく。
「何みてんの?さっさと帰れば?教室に。心配とかいらないしされたくないから。」
「…あっあの!さっきは首を絞めてしまって、すいませんでした。」
「…何いってんの?…悪いのは…こっちなんだから…」
「えっ…私の声聞こえてるの?」
「えぇ…まぁ…気を失う前から姿も見えてたかな…ていうかアンタほんとに居たんだ…ごめんなさいね。意図したわけじゃないけど無視してしまって…」
「いいよ、こんな体質の私が悪いんだから。」
「仲直りできたかな?じゃあ僕は戻ってるよ。後で二人で戻ってきな。」
「うん。先行ってて。」
「わかったわ。あとあんたも…その…悪かったわね。」
「気にしないで。じゃあまた教室で。」
そうして僕は一人教室に戻るのだった。
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