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エピソード2
シンドローム27/27
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翌日もインフィは俺達のパーティーに参加した。
インフィは次第に俺達に打ち解けてくれた。
チャプター3はなんなく攻略。
チャプター4に到達する頃にはインフィとミシェルンの仲はより深くなった。
チャプター4のボス、獣の王ベヒモスは強かった。
魔法を使わない脳筋タイプだが、それゆえに単純な戦闘能力が試される。
もちろん、ランカー二人がパーティーにいるためベヒモスはかなり強化されている。
所謂『シン・ベヒモス』状態である。
パーティーのバランスが悪い俺達では攻略は不可能に思えた。
「おのれーですー。ベヒモス野郎、でかい図体のくせにちょこまかと動きやがるですー。なめてくれるですー。……ふっ、インフィさん! ここはアレを使うですー」
「ええ、ミシェランちゃん。よくってよ」
インフィは四つん這いの姿勢を取ると、ミシェルンはその上に飛び乗る。
ミシェルンは糸をシートベルト代わりにインフィに括り付ける。
乗馬の様な格好だ。
蜘蛛が騎手で人型ロボットが馬、実にシュールな映像だった。
そう言えばミシェルンからは二人でコンビネーション技を研究しているとか言っていたっけ。
「ブースター全開! 最高速度でいくよ? しっかり捕まってて!」
そう言い終えると、インフィの背面ブースターから螺旋状の青い炎が噴き出す。
ミシェルンを乗せたインフィはものすごいスピードで加速し、ベヒモスの周囲を地上すれすれで旋回飛行する。
ベヒモスの周りをグルグルと回ること数周回。
ミシェルンの放った糸によってベヒモスの脚はがんじがらめにされてしまった。
「ふふふ、神話級モンスター、ツチグモの『呪縛の糸』はそう簡単に切れないですー。さあタコ殴りにしてやるですー」
「まって、ミシェランちゃん。こいつのレアドロップは期待できる。サンバ君! スキル『ぶんどる』を!」
「了解っす。ぐへへ。ぶんどるスキルも先日カンストしたっすよ。成功率の上がったぶんどるをお見舞いしてやるっす。
…………げ、『エリクサー』これはハズレっすね。あとでオークションにかけておくっす」
「サンバ君どんまい! エリクサーは割と高値で売れるからハズレではないですよ!」
戦況は一瞬で覆った。
「うーむ、義兄殿。我らはいらない存在でござるなー」
「ああ、そうだね、もうあいつ等だけでいいんじゃないかな?」
「何をおっしゃいますか、スズキさん方、このままではDPSが足りません。皆で一気に叩き込みますよ」
「おっけー、じゃあ、アイちゃんにスサノオさん、俺達も行きますか」
…………。
……。
その後も順調にクエストを攻略していった。
次第にインフィと俺達の間ではリアルでの会話が増えた。
時には蟹の生体について話すこともあった。
インフィはアーススリー出身で、海洋生物に詳しいらしい。
そして、ブラックロッククラブの原種はじつは地球のズワイガニだということも教えてくれた。
なるほど、たしかにあの強烈な蟹の旨味はズワイガニだったか。
焼いてもよし、鍋に入れても良し。そして締めの雑炊の味は最高だった。
「インフィさんも一緒に食べれたらよかったな。おっと、すいません。またオフ会の話をしてしまいました」
「いいえ、いいんですよ。それに家族団らんの話が聞けて私もご馳走様って感じですか?
……さて、次でラストのクエストですね。……これが終わったら、しばらくはログイン出来なくなります」
「えっ! どうしたんですか?」
「いいえ、その……。すこしリアルの事情で……。
ところでスズキさん。あなた、福祉事業団体フリーボートのイチロー・スズキさんでしょ?」
「あ……。ばれてたんですか」
「あはは、そりゃ直ぐにばれますって。しかもスズキって直ぐ特定される有名な財団の名前だというのに……」
そ、そうだったのか。
スズキと言えば日本人によくある苗字だと思って油断してた。
「ではスズキさん。少し時間がかかるかもしれませんけど、いつか会いに行きますね。ではラストミッション、楽しくやりましょう」
◇◇◇
インフィがログアウトして数時間が経つ。
「アイちゃん。どうだった?」
「はい、爆弾犯、インフィは自首しました。
ニュースにはなっていませんが、先程クリステル様から連絡がありました。
犯人はクロスロード上院議員の実の娘さんだそうです。
プライベートの事なので詳しくは話せないとのことですが、上院議員の前の奥さんとの娘だそうです。
どうやら奥さんの浮気が原因で離婚したそうですが、親権は母親が持っていったようですね。
その母親はどうも普段から素行が悪く、離婚後わずか数年で病死したそうです。
犯人の年齢は18歳。
高校中退後は無職で、ずっと引き籠ってゲームにのめり込んだみたいです。
彼女の証言によるとゲーム内で出会ったプレイヤーに「戦え! 戦えばお前の望みはかなうだろう」そのようなことを言われたそうです。
そして対消滅爆弾が買える裏サイトを紹介されたとのこと。
残念ながらその裏サイト、現在は痕跡すらなくネットから消えたそうですが。
今後は要人の親族を狙ったテロ事件として公安が動くようです。
同時にクロスロード上院議員によって弁護団が結成されたので、彼女は悪いようにはならないでしょう。
マスコミ対策が行われているようなので、マスターはうかつにボロっと喋らないでくださいね」
「……ああ、分かってるっての。それに俺は、結局は彼女のことは良く分からなかったしな。
なんせ最後まで男だと思ってたくらいさ。
でも、俺達の話は楽しそうに聞いてくれたよな。旅行の話とか、箱舟のアイドルの話とか」
「ええ、本音ではゲーム以外の事もやりたかったんじゃないですか?」
「そうだな……そうだったら今後は希望も持てるってものだ」
――後日談。
彼女は精神病院に入った。
さすがはクロスロード上院議員のお抱え最強弁護団。
おかげで刑務所は免れたが退院後は公的機関でのボランティア活動を義務付けられるそうだ。
「そういえばマスター。次の仕事が入ってきてますが、確認されましたか?」
「もちろん。でも、ちょっとめんどくさそうだよな。アーススリーの海洋調査だろ?
いくら、民間船にしてはオーバースペックの宇宙戦艦だからって無茶がないか?
しかも俺は海については素人だぜ? アイちゃんだって海洋調査は初めてだろ?」
海は宇宙よりも謎が多いと言われているくらいである。
さすがに今回の依頼は専門外だろう。
「はい、ですので今回は本部からアシスタントが来てくれるそうです。
マスター喜んでください18歳の女性ですよ。スリーサイズは乗っていませんが履歴書です」
「やめてくれよ、未成年じゃないか。
誤解が生まれたら大変だ。親御さんは一体何を考えているんだ」
とはいえ仕事だ、おざなりには出来ない。
俺は履歴書を受け取り、ざっと目を通す。
「どれどれ、ミシェル・クロスロード。
18歳。アーススリー出身。
高校中退……現在はアーススリー精神病院で療養中。
世知辛い世の中だな、しかしクロスロードって珍しい苗字だ。俺達のボスの名前以外に聞いたことが無かったな。
……アイちゃん。これって!」
「はい、マスターは約束してましたよね。これでようやくオフ会ができますね」
-----終わり-----
あとがき。
お読みいただきありがとうございます。
結構な長編になってしまいました。
初のVRMMO物に挑戦しましたが、いかがでしたでしょうか?
結末に関しては、最初から決めていたのでブレは無いかと思います。
私はハッピーエンド主義なのです。
続きが気になる。面白いと思って下さった方は♡応援フォロー、お気に入り登録いただけると励みになります。
インフィは次第に俺達に打ち解けてくれた。
チャプター3はなんなく攻略。
チャプター4に到達する頃にはインフィとミシェルンの仲はより深くなった。
チャプター4のボス、獣の王ベヒモスは強かった。
魔法を使わない脳筋タイプだが、それゆえに単純な戦闘能力が試される。
もちろん、ランカー二人がパーティーにいるためベヒモスはかなり強化されている。
所謂『シン・ベヒモス』状態である。
パーティーのバランスが悪い俺達では攻略は不可能に思えた。
「おのれーですー。ベヒモス野郎、でかい図体のくせにちょこまかと動きやがるですー。なめてくれるですー。……ふっ、インフィさん! ここはアレを使うですー」
「ええ、ミシェランちゃん。よくってよ」
インフィは四つん這いの姿勢を取ると、ミシェルンはその上に飛び乗る。
ミシェルンは糸をシートベルト代わりにインフィに括り付ける。
乗馬の様な格好だ。
蜘蛛が騎手で人型ロボットが馬、実にシュールな映像だった。
そう言えばミシェルンからは二人でコンビネーション技を研究しているとか言っていたっけ。
「ブースター全開! 最高速度でいくよ? しっかり捕まってて!」
そう言い終えると、インフィの背面ブースターから螺旋状の青い炎が噴き出す。
ミシェルンを乗せたインフィはものすごいスピードで加速し、ベヒモスの周囲を地上すれすれで旋回飛行する。
ベヒモスの周りをグルグルと回ること数周回。
ミシェルンの放った糸によってベヒモスの脚はがんじがらめにされてしまった。
「ふふふ、神話級モンスター、ツチグモの『呪縛の糸』はそう簡単に切れないですー。さあタコ殴りにしてやるですー」
「まって、ミシェランちゃん。こいつのレアドロップは期待できる。サンバ君! スキル『ぶんどる』を!」
「了解っす。ぐへへ。ぶんどるスキルも先日カンストしたっすよ。成功率の上がったぶんどるをお見舞いしてやるっす。
…………げ、『エリクサー』これはハズレっすね。あとでオークションにかけておくっす」
「サンバ君どんまい! エリクサーは割と高値で売れるからハズレではないですよ!」
戦況は一瞬で覆った。
「うーむ、義兄殿。我らはいらない存在でござるなー」
「ああ、そうだね、もうあいつ等だけでいいんじゃないかな?」
「何をおっしゃいますか、スズキさん方、このままではDPSが足りません。皆で一気に叩き込みますよ」
「おっけー、じゃあ、アイちゃんにスサノオさん、俺達も行きますか」
…………。
……。
その後も順調にクエストを攻略していった。
次第にインフィと俺達の間ではリアルでの会話が増えた。
時には蟹の生体について話すこともあった。
インフィはアーススリー出身で、海洋生物に詳しいらしい。
そして、ブラックロッククラブの原種はじつは地球のズワイガニだということも教えてくれた。
なるほど、たしかにあの強烈な蟹の旨味はズワイガニだったか。
焼いてもよし、鍋に入れても良し。そして締めの雑炊の味は最高だった。
「インフィさんも一緒に食べれたらよかったな。おっと、すいません。またオフ会の話をしてしまいました」
「いいえ、いいんですよ。それに家族団らんの話が聞けて私もご馳走様って感じですか?
……さて、次でラストのクエストですね。……これが終わったら、しばらくはログイン出来なくなります」
「えっ! どうしたんですか?」
「いいえ、その……。すこしリアルの事情で……。
ところでスズキさん。あなた、福祉事業団体フリーボートのイチロー・スズキさんでしょ?」
「あ……。ばれてたんですか」
「あはは、そりゃ直ぐにばれますって。しかもスズキって直ぐ特定される有名な財団の名前だというのに……」
そ、そうだったのか。
スズキと言えば日本人によくある苗字だと思って油断してた。
「ではスズキさん。少し時間がかかるかもしれませんけど、いつか会いに行きますね。ではラストミッション、楽しくやりましょう」
◇◇◇
インフィがログアウトして数時間が経つ。
「アイちゃん。どうだった?」
「はい、爆弾犯、インフィは自首しました。
ニュースにはなっていませんが、先程クリステル様から連絡がありました。
犯人はクロスロード上院議員の実の娘さんだそうです。
プライベートの事なので詳しくは話せないとのことですが、上院議員の前の奥さんとの娘だそうです。
どうやら奥さんの浮気が原因で離婚したそうですが、親権は母親が持っていったようですね。
その母親はどうも普段から素行が悪く、離婚後わずか数年で病死したそうです。
犯人の年齢は18歳。
高校中退後は無職で、ずっと引き籠ってゲームにのめり込んだみたいです。
彼女の証言によるとゲーム内で出会ったプレイヤーに「戦え! 戦えばお前の望みはかなうだろう」そのようなことを言われたそうです。
そして対消滅爆弾が買える裏サイトを紹介されたとのこと。
残念ながらその裏サイト、現在は痕跡すらなくネットから消えたそうですが。
今後は要人の親族を狙ったテロ事件として公安が動くようです。
同時にクロスロード上院議員によって弁護団が結成されたので、彼女は悪いようにはならないでしょう。
マスコミ対策が行われているようなので、マスターはうかつにボロっと喋らないでくださいね」
「……ああ、分かってるっての。それに俺は、結局は彼女のことは良く分からなかったしな。
なんせ最後まで男だと思ってたくらいさ。
でも、俺達の話は楽しそうに聞いてくれたよな。旅行の話とか、箱舟のアイドルの話とか」
「ええ、本音ではゲーム以外の事もやりたかったんじゃないですか?」
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彼女は精神病院に入った。
さすがはクロスロード上院議員のお抱え最強弁護団。
おかげで刑務所は免れたが退院後は公的機関でのボランティア活動を義務付けられるそうだ。
「そういえばマスター。次の仕事が入ってきてますが、確認されましたか?」
「もちろん。でも、ちょっとめんどくさそうだよな。アーススリーの海洋調査だろ?
いくら、民間船にしてはオーバースペックの宇宙戦艦だからって無茶がないか?
しかも俺は海については素人だぜ? アイちゃんだって海洋調査は初めてだろ?」
海は宇宙よりも謎が多いと言われているくらいである。
さすがに今回の依頼は専門外だろう。
「はい、ですので今回は本部からアシスタントが来てくれるそうです。
マスター喜んでください18歳の女性ですよ。スリーサイズは乗っていませんが履歴書です」
「やめてくれよ、未成年じゃないか。
誤解が生まれたら大変だ。親御さんは一体何を考えているんだ」
とはいえ仕事だ、おざなりには出来ない。
俺は履歴書を受け取り、ざっと目を通す。
「どれどれ、ミシェル・クロスロード。
18歳。アーススリー出身。
高校中退……現在はアーススリー精神病院で療養中。
世知辛い世の中だな、しかしクロスロードって珍しい苗字だ。俺達のボスの名前以外に聞いたことが無かったな。
……アイちゃん。これって!」
「はい、マスターは約束してましたよね。これでようやくオフ会ができますね」
-----終わり-----
あとがき。
お読みいただきありがとうございます。
結構な長編になってしまいました。
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