本家

本家

「それにしてもさすがは本家本元
俺のような二番煎じはできないような話を書く
しかし本家を超えることが出来れば、俺はこのジャンルでずっと2番目
それは耐えられない」
しかし男が解決策が浮かばない
やれることはもう全部やったのだ
「そうだ殺せばいいんだ
それで俺は一番になれる」
男は短絡的思考のまま、殺人計画を練る
幸い小説家をするうちにその方面の知識はいくらか溜まっていた
「完璧な計画ができた
すぐ実行しよう」
そして男はライバルの家行く
玄関のドアノブに触れた瞬間、高圧電流が流れる
そのまま男はマンションから落下して死んでしまった
家主の小説家ができていった
「また私を殺そうとするやつが来た
これで何度目だ
しかし全て返り討ちにしてやっている
私としても今の地位が脅かされることを恐れているのだ
それにしてもこのドアノブはよくできている
触ると高圧電流が流れ、反動でマンションの塀から下へ真っ逆さま
さすがミステリー作家なだけはある
これでは警察も気付くまい」