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才能
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「あなたはこの夏、下方痴漢の才能が開花するでしょう」
そんなお告げがあった
下方痴漢とはなんなのだ
理科の実験で言う、下方置換ではないのか
いや、理科の実験の方だとしても、そんなものどこで使えるというのだ
そもそも道具がない
となると、やはり痴漢の方となるが…
下方痴漢ならばお尻ということになる
男は早速電車でやってみる
すると、才能が開花したのか、女は嫌がるどころかホテルまで誘ってくるのだ
何人も、何人も、まさに入れ食い状態
下の口に釣り針がかかっているんじゃないかというぐらい釣れる
いや、実際下の口に引っ掛けることもしているのだが
そんなふうに痴漢漬けの毎日に、更にお告げが来た
今度は上方痴漢の才能が開花するというのだ
流石にバレるだろうと思ったが、やはり才能
バレようが気持ちよければいいのだ
ただの破廉恥カップルに間違われるばかり
そしてまたホテル三昧
「理屈はよくわからんが、これはすごい
俺は本当に痴漢の才能があるのかも知れないな」
調子に乗った男は、上も下もちょちょいのちょい
くすぐりマンボウでホテルっちょなのだ
そんな折、また男にお告げが来る
今度は水上置換だ
それならと思い、市民プールへ行く
金を持っていない貧民共で溢れているからだ
早速男は痴漢を試みる
しかし一人目で捕まった
「何故だ、お告げと言っていることが違うではないか
まさかお尻がだめだったのか?
胸なら正解だったのか」
「貴様、何を訳のわからないことを言っている」
警官が怒鳴る
「水上置換の才能が開花するとお告げにあったんです
お告げには従わないとだめでしょう」
警官も訝しむ
「本当に貴様は何を言っているのだ
罪は罪
しっかり償ってもらう」
そして男は逮捕された
刑務所での慰安で科学者がやってきた
おもしろ実験を披露して囚人を楽しませるためだ
そこで例の男が科学者に聞いてみた
「いまここで、水上置換は出来ますか」と
科学者はできると返事をして男にやらせてやった
結果は言うまでもないだろう
そんなお告げがあった
下方痴漢とはなんなのだ
理科の実験で言う、下方置換ではないのか
いや、理科の実験の方だとしても、そんなものどこで使えるというのだ
そもそも道具がない
となると、やはり痴漢の方となるが…
下方痴漢ならばお尻ということになる
男は早速電車でやってみる
すると、才能が開花したのか、女は嫌がるどころかホテルまで誘ってくるのだ
何人も、何人も、まさに入れ食い状態
下の口に釣り針がかかっているんじゃないかというぐらい釣れる
いや、実際下の口に引っ掛けることもしているのだが
そんなふうに痴漢漬けの毎日に、更にお告げが来た
今度は上方痴漢の才能が開花するというのだ
流石にバレるだろうと思ったが、やはり才能
バレようが気持ちよければいいのだ
ただの破廉恥カップルに間違われるばかり
そしてまたホテル三昧
「理屈はよくわからんが、これはすごい
俺は本当に痴漢の才能があるのかも知れないな」
調子に乗った男は、上も下もちょちょいのちょい
くすぐりマンボウでホテルっちょなのだ
そんな折、また男にお告げが来る
今度は水上置換だ
それならと思い、市民プールへ行く
金を持っていない貧民共で溢れているからだ
早速男は痴漢を試みる
しかし一人目で捕まった
「何故だ、お告げと言っていることが違うではないか
まさかお尻がだめだったのか?
胸なら正解だったのか」
「貴様、何を訳のわからないことを言っている」
警官が怒鳴る
「水上置換の才能が開花するとお告げにあったんです
お告げには従わないとだめでしょう」
警官も訝しむ
「本当に貴様は何を言っているのだ
罪は罪
しっかり償ってもらう」
そして男は逮捕された
刑務所での慰安で科学者がやってきた
おもしろ実験を披露して囚人を楽しませるためだ
そこで例の男が科学者に聞いてみた
「いまここで、水上置換は出来ますか」と
科学者はできると返事をして男にやらせてやった
結果は言うまでもないだろう
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