ラブドール

Akira@ショートショーター

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ラブドール

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勇気を出してラブドールを買ってみた
かなり高かったが、その分リアルなつくりとなっている
「ああ、もう我慢できん
さっそくやるとするかあ」
男は果てた
あまりの気持ちよさに体が動かない
しかも行為前にはなかった圧迫感がある
苦しくなってきて動こうとしても、体が言うことを聞かないのだ
視界もとても狭い
しかも自分が映っているような気もする
俺は気付いてしまった
俺はラブドールと入れ替わってしまったのだ
1日たっても俺だったものは動かない、当然だ
4日たって家に救急隊員が来て、俺の死が確認された
ラブドールに覆いかぶさるようにして死ぬ俺を、救急隊員は白い目で見ていた
家族が来て部屋が片付けられて行く
ラブドールは部屋の片隅に置かれたままだ
俺はこれからのことを考えた
オナホならともかく、ラブドール、
しかもウン十万もするものなら、中古でも買い手がつくのではないだろうか
そしたら俺は新たな男とエッチするのだ
考えただけで吐き気がした
無論出るものもなければ、出す機能もない
そんなことを考えていると、ついに部屋から運び出された
まるで汚物でも扱うかのように、俺はゴミ袋に入れられる
そして運び出され、しばらく揺られた
車に乗ったのだろう
揺れがなくなった後、強い衝撃があった
痛みなど感じないが、いったい何が起こったのか気になる
すると突然、目の前が真っ赤になった
燃やされているとわかるまで少しかかった
俺の人生はここで終わるのか
彼女もできずラブドールを買えば体が入れ替わる
そして誰からも使われることなく燃やされる
これならまだラブドールとして幸せな人生を送った方がよかったんじゃないのか...
焼却炉を見下ろす男は不満げに言う
「それにしても、ラブドールなんか再生利用していいのかよ...」
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