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死にたい、殺したい、生きたい

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私は死にたい
うまく説明できないが、とにかく死にたい
生きることが嫌なのだ
しかし、死ぬ勇気はない
何度も首を吊ろうとしたが、だめだった
いっそ通り魔に襲われでもすればいいのに
でも刺されて初めて、もっと生きたかったと思うんだろうなと思うにきまっている
なんだ、私は死にたくないんだ
死にたいってのはうまく言語化できていない別な気持ちが、
死にたいって気持ちにすり替わっているんだ
精神病院にも行った
鬱じゃないと診断された
私はただの死にたがりだ
もしかしたら私は自殺未遂をするたびにかまってもらえることに喜びを見出しているのかもしれない
裏を返せば私は自殺未遂をしなければ誰からもかかまってもらえないのだ
じゃあ私の生きる価値ってなんだ
だめだ、死ぬしかないや

私は時々人を殺したくなる
私はそれを自殺をしたがるエネルギーが外に向いたものだと考える
それとは別に、私のような人間は刑務所よりもっとひどい独房で、
死刑を待つだけの生活をすべきだと思う
他にもいろいろ思いつくが、きっと殺人を正当化するための屁理屈でしかないと思う
そう、自分でも殺人が悪いことだと思っているのだ
なら何故やりたくなるのだろう
ダメと言われているからやりたくなる、なんて幼稚な理由じゃない
言ってしまえばこれも自殺未遂を繰り返す理由に似てるのかもしれない
人を殺せば、
それが残虐であればあるほど、人々の記憶に残り、いつまでも思い出してくれる
ニアリーイコールかまってくれるということだ
仮に世間から忘れられても、処刑されるその日までは刑務官がかまってくれる
もはやかまってくれればなんでもいいのだ
どうやら私は人一倍、
いや、人の十倍はさみしがり屋で、愛を欲しているのかも知れない
ならば愛を感じれる環境ならば、殺したいとも、死にたいとも思わないのではないか
しかし、20余年生きてきて、未だそれができないからこそ、
私は殺したくて、死にたいのだ
それに、人間は環境に慣れてしまう生き物だ
どれだけ愛されていようとも、そのうち慣れてしまう
恵まれた環境も、しばらくすれば物足りなくなる
そんな人間の特性を呪いたい
それさえなければ私は殺したいとも、死にたいとも思わなかったかもしれないのに
しかし、なら何故殺したいと、死にたいと思う状態に慣れないのだ
人間はどうしてこうも矛盾だらけなのだ
やはり死ぬしかないのだろうか

私は死にたいと、殺したいと思うのと同じぐらい、
生きたいと思っているのだと思う
そうでなければ今頃死んでいるか、大量殺人鬼として服役中だろうから
しかし私は破滅的な生き方しかできない
死にたいと思う気持ちを引きずりながらなので、
どうしてもうまく将来設計ができないのだろう
正直言って、これが愛で解決するのかはわからない
それならもうとっくに親からの愛で解決しているはずだからだ
仮に双方向の愛でないと駄目だとしても、
私の秘密を知って、愛してくれる人なんていないだろう
隠し通せばいいと思われるだろうが、私はきっとそれができない
愛する人に秘密を隠して生きるなんて、辛くて死んだほうがましだと思ってしまうだろう
何より、愛する人に申し訳ない
私の秘密を知っている人が言った
私は、理解できて、許容できる限度ギリギリの存在だと
私は言いえて妙だと思った
でもそれでいいと思う
そんな狂った存在でも、生きてさえいればどうにでもなる
それに世の中の大多数の人間は私の秘密を知らない
となると、これはゲームに近いと考えることができる
私の秘密を、本性を知られずに、隠れて醜く生きる
最高だ、そう思えば気分も楽だ
そんな私のことをサイコパスと呼ぶ人がいるかもしれない
それでもいい
死ぬより、殺人を犯すより、よっぽどましだ
こう思えている自分が誇らしい
これで今日も生きられそうだ
明日のことはまた明日考える
ダメだなとは思うが、死ぬべきだとは思わない
だって私は生きていたいのだから
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