Akira@ショートショーター

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男は暇を持て余していた
しかし男はそれを訝しむ
「作者のやつ何をやっているんだいつもならもうとっくに、事件の匂いを感じさせてもいい頃なのに
何かあったのだろうか」
一人ごちてみても何も起こらない
「一体作者は何をやっているのだ
もしや作者のやつ病気か
それともスランプとかいうやつか」
男は言うが反応はない
当然だ、作者と登場人物が会話できるはずもない
しかし男は一層怪しむ
「何かあったのだろうか
殺したがりの作者にしては珍しい
いつもならもうとっくに死人が出てもおかしくないはずなのに」
男が考え続けても答えは出ない
作者が出していないんだから、出るはずもない
男は死んだふりをしてみる
作者が何も出さないのだから死にようもない
「いよいよおかしくなってきたな
作者もついにここまでか
そうなると、俺もここまでか
短い人生だったが生まれただけ良しとしよう
それにしてもなんて雑な人生なんだ
やったことと言えば、死んだふりだけ
これなら殺されたほうがまだマシだったな」
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