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雨
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「人間とはなんて傲慢な生き物なんだ
雨が少ないと文句を言いやがる
俺たちだってそうそう小便が出るわけではないのに
こうなったら大便でも落としてやろうか」
天界で鬼は怒っていた
「ええい、忌々しい
この小便が全て小型爆弾ならどれだけいいことか
そうだ、いいことを思いついた
俺が糖尿病になればいいんだ
そうすれば下界では甘いからと雨を飲むやつが出てくるだろう
そいつらを笑ってやればいいのだ」
するのその時声が聞こえた
「誰だ、ここは天界だぞ
人間風情が入っていいものではないのだ」
謎の声は悲しげに語りだした
「私は神です
そして今、とても悲しいです
あなたは下界に小便をして雨を降らせていたつもりでしょうが、あれは実は私の涙なのです
あなたが人間を攻撃するさまを見て、私は悲しくて悲しくて…」
まさか声の主が神だとは思わない
鬼は慌てて言い直す
「これはこれは神様
誠にすみませんでした
しかし神様はほとんどお泣きになられませんよね
私がこうすることで、下界は潤っているのです
しかしたまには嫌になるというもの
わかってくれませんか?」
すると神はますます泣く
「あなたにそんな苦労をかけているとは知らず、批判してすみませんでした
これからはあなたの好きなようになさってください
あなたに地上に雨を降らす権限を与えましょう」
そして神様はどこかへ去っていった
それから地上では、なんだか白っぽかったり、茶色っぽかったりする雨が降ることがしばしばあった
鬼は満足する
「これで人間への復讐は果たせた
なんて気持ちがいいのだろう
しかし最近この仕事をするために水分を多く取るようになり、休みも減った
なんだか寝ても疲れが取れない
ああ、こんなにも辛いだなんて思わなかった」
だいたいこの日を境に、地上で赤っぽい雨が降ることが増えた
雨が少ないと文句を言いやがる
俺たちだってそうそう小便が出るわけではないのに
こうなったら大便でも落としてやろうか」
天界で鬼は怒っていた
「ええい、忌々しい
この小便が全て小型爆弾ならどれだけいいことか
そうだ、いいことを思いついた
俺が糖尿病になればいいんだ
そうすれば下界では甘いからと雨を飲むやつが出てくるだろう
そいつらを笑ってやればいいのだ」
するのその時声が聞こえた
「誰だ、ここは天界だぞ
人間風情が入っていいものではないのだ」
謎の声は悲しげに語りだした
「私は神です
そして今、とても悲しいです
あなたは下界に小便をして雨を降らせていたつもりでしょうが、あれは実は私の涙なのです
あなたが人間を攻撃するさまを見て、私は悲しくて悲しくて…」
まさか声の主が神だとは思わない
鬼は慌てて言い直す
「これはこれは神様
誠にすみませんでした
しかし神様はほとんどお泣きになられませんよね
私がこうすることで、下界は潤っているのです
しかしたまには嫌になるというもの
わかってくれませんか?」
すると神はますます泣く
「あなたにそんな苦労をかけているとは知らず、批判してすみませんでした
これからはあなたの好きなようになさってください
あなたに地上に雨を降らす権限を与えましょう」
そして神様はどこかへ去っていった
それから地上では、なんだか白っぽかったり、茶色っぽかったりする雨が降ることがしばしばあった
鬼は満足する
「これで人間への復讐は果たせた
なんて気持ちがいいのだろう
しかし最近この仕事をするために水分を多く取るようになり、休みも減った
なんだか寝ても疲れが取れない
ああ、こんなにも辛いだなんて思わなかった」
だいたいこの日を境に、地上で赤っぽい雨が降ることが増えた
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