今日の体調

Akira@ショートショーター

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今日の体調

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「今日の体調はあんまり良くないです」
「大丈夫ですか」
「生贄の血が少なくて
血をいただければ復活すると思います」
場が凍りつく
誰が血なんて飲ませるものか
「そうですよね
好んで血をくれる人なんていませんよね
じゃあこうしましょう」
男はナイフを取り出し、自らの腕を切った
「何をするんですか」
その場にいた全員が焦る
「何って血を補給しているんです
自分の血でもないよりはマシですから」

作者は焦る
「まずい、この話どうやって着地させれば良いのだ
今までこんなことはなかった
そうだ作中の人物になりきれば何かわかるかもしれない」
作者は腕を切り自らの血を飲む
「うまいのか、まずいのか、よく分からん
本当にこれから先どうすればいいのだ」
そしてついにこの作品が完成することはなかった
作者はナイフについていた雑菌のせいで腕を切り落とさないといけなくなり、作家人生終わらせてしまったのだ
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