インターホン

Akira@ショートショーター

文字の大きさ
1 / 1

インターホン

しおりを挟む
あるところに老夫婦が平和に暮らしていた
午後のティータイム、談笑にふけっているとインターホンが鳴った
出てみるとナイフを持った男がいた
「やい、金を出せ」
老夫婦は言われるままに金と貴重品を差し出した
「なかなか持っているじゃないか
では俺様は逃げる
通報するんじゃないぞ」
その時インターホンが鳴った
「まずい、警察か
お前らもう通報していたのか
とりあえず隠れさせろ
絶対に居場所は言うなよ」
とりあえず隠れさせて、玄関を開けた
すると明らかにヤクザの風体をした男が立っていた
「やい、お前は新海組のボスだな
死んでもらう」
男はどすのきいた声で言った
ナイフで老夫婦を刺そうとした瞬間インターホンが鳴った
男は狼狽する
「警察か、捕まったらまずい
親分にも迷惑が掛かってしまう
隠れさせろ」
男を隠れさせてから、玄関を開けた
すると今度は大柄なヤクザが現れた
「おい、ここは古山組のアジトなんだろう...」
男が言い終わる前にインターホンが鳴った
「こんな時に警察か、仕方ないどこかに隠れるか」
男が隠れたのを確認してから、玄関を開けた
助かった。警官だ
「さきほど新海組のボスがここに入りましたね?
出してください」
またインターホンが鳴った
「つけられていたのか
見つかれば私は殺される
お願いです、隠れさせてください」
老夫婦は警官を隠し、玄関を開けた
今度は隣に住む老人だった
「何やら騒がしいようですが、どうしましたかな?」
すると隠れてみていた警官がパッと飛び出し、老人を抑える
「やっと捕まえたぞ
お前は古山組のボスだな
観念しろ」
すると押し入れから新海組のボスが出てきた
「でかしたぞ。ヤツを捕まえたんだな」
しかし警官の姿を目にとらえ、青ざめる
「まさか警官とは
これは参った」
すると二階からヤクザの男が下りてきた
「ボスの声が聞こえたので来てみたが、警官が
ボス、大丈夫ですか?」
強盗まで下りてきた
「やけに騒がしいと思って降りてきたがどうなっている
老人は警察に抑えられ、ヤクザは手を取り合って喜んでいる
よくわからんが、とりあえず逃げるか」
その時インターホンが鳴った
老夫婦は玄関を開けた
そこにいたのはセールスマンだった
「お忙しいところすみません
近頃、物騒な世の中になってきました
そこでわが社の新製品
カメラ付きインターホンを紹介しに伺った次第です...」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

婚約破棄?いいですけど私巨乳ですよ?

無色
恋愛
 子爵令嬢のディーカは、衆目の中で婚約破棄を告げられる。  身分差を理由に見下されながらも、彼女は淡々と受け入れようとするが、その時ドレスが破れ、隠していた自慢のそれが解き放たれてしまう。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

婚約破棄が聞こえません

あんど もあ
ファンタジー
私は、真実の愛に目覚めた王子に王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を宣言されたらしいです。 私には聞こえないのですが。 王子が目の前にいる? どこに? どうやら私には王子が見えなくなったみたいです。 ※「承石灰」は架空の物質です。実在の消石灰は目に入ると危険ですのでマネしないでね!

処理中です...