今月の一品

Akira@ショートショーター

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今月の一品

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「お代官様、今月の一品でございます」
「おお、ついに来たか
さて、今月はいって何かな」
「それは開けてみてのお楽しみでございます」
代官がフタを開けると箱は爆発した
代官の上半身が吹っ飛ぶ
商人がほくそ笑む
「やった、やっと殺してやった
あの野郎、毎月珍品を集めろなんて無茶なことを言いやがって
しかし、それも今日までだ」
商人は揚々と家に帰る
家でくつろいでいると、外で俺を呼ぶ声がした
「どなたかいらっしゃいますか」
外で待っていたのはよく世話をしてやっている質屋だった
「おお、お前か
今月はどんな珍品が手に入ったのだ」
「それを開けてみてのお楽しみでございます」
商人がフタを開けると、箱は爆発した
質屋は悪態をつく
「全く何てやつだ
珍しいものが入れば必ず買う代わりに2割引しろなど言いやがって
こちら舐めているとしか思えん
しかしそれも今日までだ」
質屋が家に帰り、家にくつろいでいると何者かが外から呼ぶ声が…
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