魔術師と騎士団長の結婚びより

鈴花 里

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多忙夫に魔道具配達 編

20話 魔術師とお寝惚け夫

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 グエエエェェェ、ゲコオオオォォ、ゥモオオォォ、キシャアアアァァ――。


「これは……」
「ひどい……」


 両耳を手で塞ぎ、ぎゅっと眉間にシワを寄せる私とリル。

 到着した八両の森は――それはもう悲惨な、怒る気力をも奪い去るような、騒音を軽く超える害音がいおんの、迷惑を通り越して苦痛を感じるレベルの、大大大合唱が行われていた。

 プンに至っては、おまんじゅうポーズになる一歩手前である。

(気持ちはわかる。私も速攻帰りたい)

 ユリウスさんには申し訳ないが、来なければよかったと心底後悔している。

 
「……とりあえず、騎士団のいる管理棟に行こうか」
「えっ?」
「管理棟に! 行こうか!」
「あ、はい!」


 コクコク頷いたリルが、プンに先へ進むよう合図を送る。

(隣にいるのに叫ばないと聞こえないって……やばくない?)

 再度、ユリウスさんには申し訳ないが、来なければよかったと心底後悔している――。




 そんなこんなで、森の中の整備された道を進んでいくと、ほどなくして開けた場所に到着。そこは、黒牙騎士団が拠点としている管理棟のある場所……なのだが。


「うわっ、無駄に高級感」
「えっ?」
「高級感! すごい!」
「あ、ほんとですね!」


 私とリルが見つめる先には、

 ドデンッ!!

 と、存在感を主張してくる、30人は住めるだろう共同住宅並みに大きい2階建ての管理棟それがあった。
 白を基調としたあまり装飾のないシンプルな造りなのだが、魔物除け効果のある高級木材――白聖木はくせいもくが惜しみなく使われているせいか、“国が建てた物です”感がすごい。無言の主張がすごい。


「白聖木は真っ白なんですよね!」
「そう! 上から下まで全部白いから“純白の木”とも言うよ!」
「生えてるの見たことありますか!」
「あるよ! 伐採しようとして怒られたけど!」
「え!?」


 と驚くリルに、「あの頃は懐が心もとなかったんだよ~」と笑いながら返す。

(1人でチョロチョロ旅してた頃で、不運に不運が重なって色々とやばかったんだよね。お金が)

 そんな時に偶然、白聖木を見つけて『まさに天の助け!』と思って伐採しようとしたら……怒られたのだ。管理人に。
 あの頃は、白聖木が育つ土地に王都から管理者が派遣されていることを知らず、見つけたら誰でも自由に伐採していいと思っていた。そして当然、無断伐採で罰せられることも知らなかった。

(あの時は手を出す前に見つかってラッキーだったわ。管理人さんもいい人で、ちょっとお手伝いしたら給金出してくれたし)

 元気にしてるかな~と懐かしさに浸っていたら、ツンツン突かれる肩。不思議に思って振り向けば、そこには神妙な顔をしたリルがいて……。


「今後は白聖木に近寄っちゃダメですよ」
「え? さすがにもう伐採しようだなんて思わ――」
「ダメですよ。絶対に」
「あ、はい」


 有無を言わさない謎の圧に、とりあえずコクコクと頷いておく。
 リルの声はそんなに大きくなかったはずなのに、この騒音の中で一言一句しっかりと聞こえたのは、まさに謎である。

(それにしても……信用なさすぎじゃないか、私)

 団長、副団長、ユリウスさんならともかく、後輩からもこの扱いなのはちょっと、いやかなり傷つくんだが……。


「先輩!」
「えっ? な、なに?」
「見張りの人が近付いてきます!」
「あ、ほんとだ。荷車から降りよう!」
「はい!」


 プンには一度止まってもらい、私とリルは荷車から降りる。


「ご苦労様。ありがとね、プン」


 労いの言葉をかけて、プンが好きなところを撫で撫ですると、気持ち良さそうに細められる目。

(か……可愛いッ)

 デレデレしながらさらにプンを撫でくり回し、その可愛い姿を堪能している最中。ツンツンと肩を突かれ振り向けば、そこには苦笑いのリルと若い騎士の姿が。
 いつの間にやって来たのだろう。足が速い。


「副団長よりお話は伺っております。魔術師団のリル・メローさんと」
「身分証です」
「……はい、確かに。――フォーゲル団長の奥様ですね」


 こちらを見てにこっと笑う若い騎士に、手に持って準備していた身分証を落としかける。

(ちょっと騎士君、私だけ認識おかしくないかい? そうハッキリ言われると、恥ずかしいんですけど……)

 居心地悪いな、と思いながら騎士君に身分証を確認してもらい、改めて「こちらにどうぞ」と管理棟へ案内される。


「先輩」
「ん?」
「こういう場合って、プンは外待機になるんでしょうか?」
「……あ」
「プンが中に入れないのであれば、わたしも外で――」
「そちらのクマさんも中へどうぞ――うわっ!」
「「 あ 」」


 リルが止める間もなく、騎士君に向かってプンが跳んでいった。思わず「100点!」と褒めたくなるほど綺麗なフォームだった。
 どうやら、人懐っこいプンは目の前の彼が自分に優しくしてくれる人だと気付いてしまったらしい。

 その一方、突如現れた巨体を支えることができなかった騎士君は、その場で押し潰されながらごきげんなプンにすりすりと顔を寄せられている。


「こら、プン! ダメ! 離れなさい! 騎士さんが潰れちゃうからッ!」


 リルが慌ててすりすり攻撃中のプンを引き剥がし、騎士君はようやく重いもふもふから救出される。「すみません! すみません!」と謝りながらリルが騎士君に手を差し伸べると、彼はその手を素直にとって立ち上がり、「大丈夫ですよ」と穏やかに笑う。


「跳びつかれることには慣れてますので。魔獣荷車隊の魔獣さんと会った時は、だいたいこんな感じなんですよ」
「何それ羨ましい」
「いいでしょう」


 と騎士君は笑って、プンの首回りを撫で撫で。プンは嬉しそうに騎士君の顔にすりすり。

(あぁぁ、羨ましいぃぃ)

 私自身、あまり動物に好かれるタイプではないので、騎士君のことが本気で羨ましいし、妬ましい。……ほんと妬ましい。

(私だってプンに顔すりすりしてもらったことないのに……。私の方が付き合い長いのに……。泥棒猫ッ!)

 お前なんて一生動物にだけモテてろ!! と心の中で吐き捨てて、プンとイチャイチャしている騎士君を睨みつけながら管理棟に入る。


「中まで豪華か」
「綺麗ですね」


 呆れ気味な私と、素直に感激しているリル。

 中に入ってすぐは大ホール兼共同のリビングダイニングらしく、テーブルやらイスやらソファーがバランス良く設置されている。リルが気付いているかはわからないが、見渡す限りどの調度品も貴族御用達のハイブランドばかりだ。

(これ、壊したら弁償だよね。……やだ。早く帰りたい)

 ドジを起こす前に帰りたい、とビクつきながらキョロキョロと辺りを見回す。


「……ユリウスさんは外?」
「団長でしたら、2階の自室で仮眠中です」
「あ、そうなの――」
「起こしてきて頂けますか?」
「え?」
「奥様方が到着した旨も報告しなければなりませんので」
「いや……、普通は君が行くんじゃないの?」
「自分はクマさんのお相手をしなければ。…………団長の寝起き怖いんです」
「本音漏れてるぞ」
「どうか宜しくお願いします」


 プンに抱きついて、最早行こうとする気配さえ見えない笑顔の騎士君。

(私に仕事を押し付けるとか、案外いい度胸してるなコイツ……。でも、ユリウスさんってそんなに寝起き悪かったかなぁ)

 思い当たる節がなく、首を傾げる。

 とはいえ、このままだと魔道具設置の任務が進まないので、騎士君の代わりに私がユリウスさんを起こしに行くことに。よく知らない人のお願いを聞くのは癪だが、仕方がない。


「じゃあ、私ちょっと行ってくるから、リルはプンと待っててね」
「わかりました。いってらっしゃい」


 にこにこ笑顔のリルに軽く手を振って、ユリウスさんがいるという2階に向かって歩き出す。
 ――その背後で。


『ウフフ』


 リルと騎士君が、何かを見守るような生暖かい眼差しを向けていることには、気が付かなかった。




 ◇ ◇ ◇




「建物の中にいてもうるさいな」


 ユリウスさんが仮眠中だという部屋に向かう最中、ひっきりなしに聞こえるアラームケロンの鳴き声に眉をひそめる。
 近くにいれば普通の声量で会話ができるあたり、外にいた時よりはマシかもしれないが、それでもうるさいものはうるさい。騎士の大半が寝不足気味だというのも納得だ。


「起こしてきてほしいとは言われたけど」


 これだけうるさいのなら、起きていそうな気もするのだが……。




「すごい。普通に寝てる」


 驚く私の目の前には、静かな寝息をたてるユリウスさんの姿が。
 扉をノックしても返事がなかったので、一応「失礼しまーす」と声をかけながら中に入ったのだが、まさか本当に寝ていたとは思わなかった。この騒音の中で。

(……あ。でも、目の下にちょっとクマがある)

 流石に熟睡とまではいかなかったのだろう。いつも忙しそうにはしているが、こんな風に疲労が見てとれたのは初めてだ。
 こんな超人を疲れさせるなんて、アラームケロン恐るべし。

(よく寝てるなぁ)

 すやすやと眠るユリウスさんを覗き込むように眺めながら、『このうるさいのをマシにするために早く起こさなければ!』という気持ちと、『もう少し寝かせておいてあげたいなぁ』という気持ちとがせめぎ合う。

(あと、ユリウスさんの寝顔ってあんまり見たことないから、もうちょっと見たい)

 一応、同じ部屋(別々のベッド)で寝てはいるものの、朝は私がユリウスさんに起こされる側なので、寝顔を見た記憶がない。
 ちなみに夜は、一緒にご飯を食べて少しお話した後、ユリウスさんは仕事に戻ってしまうことが多く、私は1人でオヤスミだ。

(綺麗な眠り方だなぁ)

 まじまじと観察して思ったのは、聞こえるのが微かな寝息だけということ。
 昔一緒に暮らしていた師匠は、イビキや寝言がうるさい人だった。あと寝相も悪かった。
 だから男の人はそういうものなのだと、勝手に思っていたのだが。
 目の前のユリウスさんを見る限り、静かに眠れる人もいるようだ。

(しかも、寝顔まで綺麗とか……私に勝ち目なくない? お肌もつるつるだし)

 どんなお手入れしてたっけ? と首を傾げながら、なんとなしに手を伸ばしてみる。

 パチッ――。


「あ」


 頬に触れる寸前、ユリウスさんの目が開いた。
 そして、思わずビクリッと震える私の手。ただ触ろうとしていただけだが、なんとなく気まずい。
 今このタイミングで引っ込めるのは怪しいだろうか。


「………………」
「?」


 なぜか、ユリウスさんがこちらを凝視したまま、動かないし、しゃべらない。

(どうしたんだろ?)

 目を開けたまま寝てるとか? なんて思い、私が少し体を動かしてみると、それに合わせて瞳が動いた。どうやら起きてはいるらしい。


「あの、ユリウスさん?」
「………………」
「エルレインです。起きてますか?」
「………………」
「ユリウ――」


 名前を呼び終える前に、グイッと引っ張られた腕。
 突然のことで口から声は出ず、気が付けばベッドの上にダイブしていて。


「え……うえっ!?」


 なぜか、なぜか、ユリウスさんが私の胸元に顔を埋めていた。


「あぁ……いい夢だ……」


(夢じゃないッ!!!)

 バックンバックン大きく脈打つ心臓と共に、体全体にぎゅうっと力が入る。


「んん……」
「ぴぃッ」


 背中に回された腕に力が入り、隙間なく抱き締められる。
 胸元で聞こえた掠れ声は妙に色っぽく、さらに私を追い詰める。

(こ、この体勢、無理ィ……! 死ぬッ)

 いつもは見えないはずのつむじが見えて。
 いつもは上から聞こえる声が下から聞こえる。
 いつもは抱き締められたらすぐにいい匂いがするのに、今はまだしない。
 いつもは体全体が温かいのに、今は肩から上が寂しく感じて。

 そして何より、激しく鳴り続ける心音を直接聴かれているようなこの体勢は――。

(恥ずかしいんだよーーー!!!)

 私がいかにこの手のことに免疫がないか、バレバレなのである。
 あと、顔を埋められるほど胸がないこともバレるので、すごくイヤ。

(くそおおお、頑張って起こしてやるううう)

 うおおお!! と心の中で雄叫びをあげ、手を振り上げる。背中をベシンッと叩けば、さすがに起きるはずだ。

(できるだけ優しく叩くから許して!)

 と先に謝って、ユリウスさんの背中目がけて手を振り下ろそうとした、瞬間。


「んー」
「えっ!?」


 くるんっと、いとも簡単に変わる体勢。
 ユリウスさんは仰向けで、私はその上に乗っかる形。絵面的には、ユリウスさんの顔面に私が自分から胸を押し付けているようにも見える。いや、そうにしか見えない。

(う……あ……う…………んんんんんッ!!)


「もうッ!! 許じでくだざいッ!!」
「…………ん?」


 許容量オーバーです!! とばかりに、半泣きで訴えれば、さすがに目を覚ましたらしいユリウスさん。
 状況が飲み込めないながらも、すぐさま私を開放してくれて


「悪い。大丈夫か?」


 と、私の様子を見ながらそっと抱き締めてくれる。
 思わずビクリッと体は跳ねたが、すぐにいつもの温かさと香りにほっと息をついて。

 ぎゅっ――。

 ユリウスさんの服の裾を、両手で握り締めた。



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