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使えない助手
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気づくと、大雅は見慣れない部屋で横になっていた。
どうやらここは小さな個室で、ベッドの上にいるらしい。
申し訳程度の薄い毛布が掛けられていて、壁や床には何の装飾もない簡素な部屋だ。
「そうか、さっき……」
水沼の前で意識を失い、どこからか現れた恭祐に運ばれたのだ。
あれからどれだけの時間が経ったのかも分からない。
「失敗、しちゃったな……」
小さく呟くと、部屋のドアをノックする音がする。
「はい……」
身体を起こしドアに向かって声をかけると、恭祐がそっと部屋に入ってきた。
「すいません、僕……」
「謝らなくていい」
「水沼さんの連絡先を聞こうと思ったのに……」
「もうそれは大丈夫だ」
「力になれなくてごめんなさい」
「充分だった」
恭祐が深刻な表情で語りかけてくる。
この人、こんな心配そうな顔もするのか、と、得をした気分になったけれど、理解の及ばない他人から同情されるのは面倒だなと思う。
「謝るのはこっちの方だ。お前が心に傷を負っていることくらい想像できたはずだったのに、俺は……」
「途中までは、うまくやってたと思うんですよね、僕」
「そうだな。水沼がお前を知っていて、評価までされていたとは思わなかった」
うまく笑えていない恭祐に、この人は本来嘘が下手なのだろうなと思う。
だから女性が苦手なのだろう。ふとそんなことを感じた。
そのくせ探偵として姿を偽ったりするのだからおかしなものだ。
毛布を剥いでベッドから出ようとする大雅に「いい、そのままで」と恭祐が制する。「水沼を呼んでくるから」と部屋を出て行ってしまった。
恐らく、倒れた時にいた店からあまり離れていない場所なのだろう。
すぐに部屋の扉がそっと開き、水沼メイが顔を覗かせた。
「永禮くん、もう大丈夫ですか……?」
「あ、はい。なんだかすいませんでした」
水沼が泣きそうな顔をしている。なぜこの人がこんな顔を、と大雅が驚いていると、じわりと涙を浮かべ、大雅のいるベッドのところまで歩いてきた。
「まさか、永禮くんがそんな深い傷を負っていたなんて知らなくて、私、軽率に……」
「いや、僕が何も言わなかっただけです。水沼さんは何も悪くないですよ」
大雅もこんな風に倒れるなど想像できなかった。
二人が深刻な顔でこちらを見ていて、申し訳ない気持ちになってくる。
「水沼さん、消費されるために自分を使っていたら、僕のようになってしまうんです。だから、その人と離れてください。水沼さんは、アイドルが好きだと言ってハキハキと話されている時の方が素敵です。そんな水沼さんでいられるかたを選んで欲しいなと思うので」
隣で聞いていた恭祐が遮るだろうかと思っていたが、何も言われなかった。
出過ぎたことを後で叱られるかもしれないな、と大雅は思う。
それでも、言わずにはいられなかっただけだ。
「桂、水沼さんが槇田のことを話してくれたんだ」
「……え?」
一体何が、どうして、と戸惑っていると、水沼メイはふわりと笑う。
「槇田浩介は、私が会社の経営企画にいるって知って、近づいてきたんだと思う。プライベートで仕事の話をよく聞いてくるなと思ってたんだけど、私から聞いた話を元に、うちの会社に営業かけて来てたんだろうなって今ならわかる。結城室長に今回の調査を聞いたとき、びっくりしちゃったんだ。あの人、そこまでうちの会社に入り込んでたんだ、って」
「……そうだったんですね」
「ほら、先輩とかOBって、仕事の話をしやすいっていうか、そういうのもあってね。てっきり、私は浩介のいい理解者だって思ってたんだけど……」
「槇田さんが本当に目的を持って水沼さんに近づいて来ていたとしたら、水沼さんはどうされるんですか?」
「ん。もう確信に変わったかな。結構前に『海外進出の予定とかないの? 英語勉強しない?』とか聞いて来たことがあったんだ。あの時、私は部署が違うから大丈夫だけど英語の勉強を社内で進めるために何かしなくちゃ、とか言っちゃったの」
はあーと水沼は大きなため息をついた。
「正直に結城さんに言うことにする。守秘義務の範囲でしか話はしていないけど、色々聞かれちゃったのは確かだから。今回の件で浩介が採用されようがされまいが、私の話を聞いて判断をしてもらいたいなと思う。あと、ゼミの先輩やOBとOGが浩介のことをよく知ってるから、仕事関係も含めて身辺調査にはバッチリ協力できちゃうし」
どこか吹っ切れたようにも見える水沼が「へへ」と笑う。目尻に浮かぶ涙が控えめに光っていた。
「実は昨日彼に会って問い詰めたんだけど、はぐらかされちゃってね。やっぱり私、大切にされてないかもって気づいて。永禮くんのお陰だよ」
「そんな、僕は……」
「永禮くんと話してて久しぶりにすっごく楽しかった。浩介といてもあんなにドキドキしないもん」
ニコニコしながら話す水沼と大雅を見ながら、恭祐がにやにやとしていて不気味だ。
「永禮くん、私、探偵助手桂くんのファンになろうと思う」
「…………え」
そこで、堪えきれなくなった恭祐が盛大に噴き出していた。
さっきまであんなに心配そうにしていたくせに、どういうわけだ。
「よ、よかったな、桂。仕事を取る前にファンを獲得したみたいで」
「なんで所長はそんなに笑ってんですか」
「だって、探偵助手にファンだぞ?」
「それ、間接的に水沼さんを笑ってますよ?」
どうしてこの人はこんなに締まりがないのかと呆れながら、この状況でもくだらないことに笑えてしまう恭祐になんだか救われる。
「まあ、恐らく本件はこれで完了になるだろう。経歴詐称はなかったし、他の興信所からの調査結果を見ても仕事は確実で実績はしっかりしている。人となりに関しては水沼さんがいるわけだし、プライベートを知る人はすぐに集められるだろう。会社が面談の場を設けるだけでも充分だと俺は思う」
そこで水沼が、「え、もう永禮くん……桂くんと会えなくなっちゃうんですか?」と唖然とした。
「うーん、どうかな、桂。水沼さんがこう言ってるんだが」
「……?」
「今回俺が指示した任務的に、まだ完了していないことがあるんじゃないか?」
「…………あっ!」
ベッドの上で大雅は自分のポケットを漁る。そして、契約したばかりの銀色のスマートフォンを手に持った。
「水沼さん、連絡先、交換しませんか?」
「ええっ?! いいんですか?? そんな、どうしよう! ファン相手にいいんですか? ああ! 是非! お願いします!!」
水沼メイはストラップで肩から下げているスマートフォンを握り、慌てふためきながら大雅のそばに駆け寄る。
そうして二人が連絡先の交換をしているのを、恭祐は穏やかに眺めていた。
「実働2日か。2週間120万円の仕事が、随分小さくなったもんだ」
そう呟いて、大雅の笑顔と興奮している水沼に背を向ける。
「桂、その用事が済んだら行くぞ。身体はもう良いんだろ?」
「あ、はいっ!」
大雅はベッドから出て立ち上がり、脇に置かれた靴を履く。
水沼と共に部屋を出ると、そこは沢山のデスクが並んでいるオフィスの中だった。
「ここ……」
「会社の救護室で休んでいただいてたんです。犬山さんに運ばれる桂くんがお姫様みたいで、女性社員が騒いでいましたよ」
「お姫様……複雑です」
「眼福でした」
うふふと笑う水沼が元気そうで、大雅はまあいいかと思う。
恭祐は王子様という柄でもないが、ここまで運んでくれたことを揶揄う気にはなれなかった。
「所長、あの。使えない助手ですいません」
「あん? 使えない助手の定義は?」
「えっと……」
大雅が戸惑っていると、恭祐はどんどん先に行き、背中が遠くなる。
慌てて大雅は恭祐のすぐ後ろまで走って追いついた。
「俺は桂を使ってる訳じゃない。だから、使えるとか使えないとか、そんな指標はない」
「はい?」
「聞いてなかったのかよ。ああ、もう二度と言わねえ」
「ちょっと待ってくださいよ、僕は所長と違って耳が良くないんです」
「知るか。大したこと言ってねぇし、もういい」
一度言ったんだから勿体ぶらないでくださいよ、と大雅はオフィスの中を歩きながら恭祐に抗議する。
その様子に水沼と数名の女性社員が温かい目を向けていた。
どうやらここは小さな個室で、ベッドの上にいるらしい。
申し訳程度の薄い毛布が掛けられていて、壁や床には何の装飾もない簡素な部屋だ。
「そうか、さっき……」
水沼の前で意識を失い、どこからか現れた恭祐に運ばれたのだ。
あれからどれだけの時間が経ったのかも分からない。
「失敗、しちゃったな……」
小さく呟くと、部屋のドアをノックする音がする。
「はい……」
身体を起こしドアに向かって声をかけると、恭祐がそっと部屋に入ってきた。
「すいません、僕……」
「謝らなくていい」
「水沼さんの連絡先を聞こうと思ったのに……」
「もうそれは大丈夫だ」
「力になれなくてごめんなさい」
「充分だった」
恭祐が深刻な表情で語りかけてくる。
この人、こんな心配そうな顔もするのか、と、得をした気分になったけれど、理解の及ばない他人から同情されるのは面倒だなと思う。
「謝るのはこっちの方だ。お前が心に傷を負っていることくらい想像できたはずだったのに、俺は……」
「途中までは、うまくやってたと思うんですよね、僕」
「そうだな。水沼がお前を知っていて、評価までされていたとは思わなかった」
うまく笑えていない恭祐に、この人は本来嘘が下手なのだろうなと思う。
だから女性が苦手なのだろう。ふとそんなことを感じた。
そのくせ探偵として姿を偽ったりするのだからおかしなものだ。
毛布を剥いでベッドから出ようとする大雅に「いい、そのままで」と恭祐が制する。「水沼を呼んでくるから」と部屋を出て行ってしまった。
恐らく、倒れた時にいた店からあまり離れていない場所なのだろう。
すぐに部屋の扉がそっと開き、水沼メイが顔を覗かせた。
「永禮くん、もう大丈夫ですか……?」
「あ、はい。なんだかすいませんでした」
水沼が泣きそうな顔をしている。なぜこの人がこんな顔を、と大雅が驚いていると、じわりと涙を浮かべ、大雅のいるベッドのところまで歩いてきた。
「まさか、永禮くんがそんな深い傷を負っていたなんて知らなくて、私、軽率に……」
「いや、僕が何も言わなかっただけです。水沼さんは何も悪くないですよ」
大雅もこんな風に倒れるなど想像できなかった。
二人が深刻な顔でこちらを見ていて、申し訳ない気持ちになってくる。
「水沼さん、消費されるために自分を使っていたら、僕のようになってしまうんです。だから、その人と離れてください。水沼さんは、アイドルが好きだと言ってハキハキと話されている時の方が素敵です。そんな水沼さんでいられるかたを選んで欲しいなと思うので」
隣で聞いていた恭祐が遮るだろうかと思っていたが、何も言われなかった。
出過ぎたことを後で叱られるかもしれないな、と大雅は思う。
それでも、言わずにはいられなかっただけだ。
「桂、水沼さんが槇田のことを話してくれたんだ」
「……え?」
一体何が、どうして、と戸惑っていると、水沼メイはふわりと笑う。
「槇田浩介は、私が会社の経営企画にいるって知って、近づいてきたんだと思う。プライベートで仕事の話をよく聞いてくるなと思ってたんだけど、私から聞いた話を元に、うちの会社に営業かけて来てたんだろうなって今ならわかる。結城室長に今回の調査を聞いたとき、びっくりしちゃったんだ。あの人、そこまでうちの会社に入り込んでたんだ、って」
「……そうだったんですね」
「ほら、先輩とかOBって、仕事の話をしやすいっていうか、そういうのもあってね。てっきり、私は浩介のいい理解者だって思ってたんだけど……」
「槇田さんが本当に目的を持って水沼さんに近づいて来ていたとしたら、水沼さんはどうされるんですか?」
「ん。もう確信に変わったかな。結構前に『海外進出の予定とかないの? 英語勉強しない?』とか聞いて来たことがあったんだ。あの時、私は部署が違うから大丈夫だけど英語の勉強を社内で進めるために何かしなくちゃ、とか言っちゃったの」
はあーと水沼は大きなため息をついた。
「正直に結城さんに言うことにする。守秘義務の範囲でしか話はしていないけど、色々聞かれちゃったのは確かだから。今回の件で浩介が採用されようがされまいが、私の話を聞いて判断をしてもらいたいなと思う。あと、ゼミの先輩やOBとOGが浩介のことをよく知ってるから、仕事関係も含めて身辺調査にはバッチリ協力できちゃうし」
どこか吹っ切れたようにも見える水沼が「へへ」と笑う。目尻に浮かぶ涙が控えめに光っていた。
「実は昨日彼に会って問い詰めたんだけど、はぐらかされちゃってね。やっぱり私、大切にされてないかもって気づいて。永禮くんのお陰だよ」
「そんな、僕は……」
「永禮くんと話してて久しぶりにすっごく楽しかった。浩介といてもあんなにドキドキしないもん」
ニコニコしながら話す水沼と大雅を見ながら、恭祐がにやにやとしていて不気味だ。
「永禮くん、私、探偵助手桂くんのファンになろうと思う」
「…………え」
そこで、堪えきれなくなった恭祐が盛大に噴き出していた。
さっきまであんなに心配そうにしていたくせに、どういうわけだ。
「よ、よかったな、桂。仕事を取る前にファンを獲得したみたいで」
「なんで所長はそんなに笑ってんですか」
「だって、探偵助手にファンだぞ?」
「それ、間接的に水沼さんを笑ってますよ?」
どうしてこの人はこんなに締まりがないのかと呆れながら、この状況でもくだらないことに笑えてしまう恭祐になんだか救われる。
「まあ、恐らく本件はこれで完了になるだろう。経歴詐称はなかったし、他の興信所からの調査結果を見ても仕事は確実で実績はしっかりしている。人となりに関しては水沼さんがいるわけだし、プライベートを知る人はすぐに集められるだろう。会社が面談の場を設けるだけでも充分だと俺は思う」
そこで水沼が、「え、もう永禮くん……桂くんと会えなくなっちゃうんですか?」と唖然とした。
「うーん、どうかな、桂。水沼さんがこう言ってるんだが」
「……?」
「今回俺が指示した任務的に、まだ完了していないことがあるんじゃないか?」
「…………あっ!」
ベッドの上で大雅は自分のポケットを漁る。そして、契約したばかりの銀色のスマートフォンを手に持った。
「水沼さん、連絡先、交換しませんか?」
「ええっ?! いいんですか?? そんな、どうしよう! ファン相手にいいんですか? ああ! 是非! お願いします!!」
水沼メイはストラップで肩から下げているスマートフォンを握り、慌てふためきながら大雅のそばに駆け寄る。
そうして二人が連絡先の交換をしているのを、恭祐は穏やかに眺めていた。
「実働2日か。2週間120万円の仕事が、随分小さくなったもんだ」
そう呟いて、大雅の笑顔と興奮している水沼に背を向ける。
「桂、その用事が済んだら行くぞ。身体はもう良いんだろ?」
「あ、はいっ!」
大雅はベッドから出て立ち上がり、脇に置かれた靴を履く。
水沼と共に部屋を出ると、そこは沢山のデスクが並んでいるオフィスの中だった。
「ここ……」
「会社の救護室で休んでいただいてたんです。犬山さんに運ばれる桂くんがお姫様みたいで、女性社員が騒いでいましたよ」
「お姫様……複雑です」
「眼福でした」
うふふと笑う水沼が元気そうで、大雅はまあいいかと思う。
恭祐は王子様という柄でもないが、ここまで運んでくれたことを揶揄う気にはなれなかった。
「所長、あの。使えない助手ですいません」
「あん? 使えない助手の定義は?」
「えっと……」
大雅が戸惑っていると、恭祐はどんどん先に行き、背中が遠くなる。
慌てて大雅は恭祐のすぐ後ろまで走って追いついた。
「俺は桂を使ってる訳じゃない。だから、使えるとか使えないとか、そんな指標はない」
「はい?」
「聞いてなかったのかよ。ああ、もう二度と言わねえ」
「ちょっと待ってくださいよ、僕は所長と違って耳が良くないんです」
「知るか。大したこと言ってねぇし、もういい」
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