パリ15区の恋人

碧井夢夏

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■『ドゥ・マゴ・パリ』、『カフェ・ド・フロール』とサルトル、ボーヴォワール

ふたつのカフェは隣り合う立地で、多くの文人や芸術家がこの二つのカフェを行ったり来たりして様々な作品を生んだと言われています。
実存主義で有名な哲学者サルトルは、同じく哲学者のボーヴォワールと出会ったのが・・どちらのカフェかは曖昧でありながら『ドゥ・マゴ・パリ』だった?そうですが、二人も2つのカフェを行き来して過ごしていたようです。

『カフェ・ド・フロール』の2階席を常連として案内されるためには、特別な人としてお店に認められる必要があるらしいと聞きますが・・実態はどうなのでしょうか。
とにかくここのカフェの「空気が生きている」感じは日本語に表せないほど独特で特別です。私は到着して「How lively」とナチュラルに英語が出ました。(実話)

サルトルとボーヴォワールは世界で初めての契約結婚をし、2年間の別居による自由恋愛をしつつ、また再会できたら一緒に暮らそう、と決めて従来の形に囚われない関係を構築した人たちです。


■ル・コルビュジエと日本

日本の建築業界に一番影響力を与えた建築家にル・コルビュジエを挙げる人は多いと思います。
日本人の弟子がいたというのも大きいですね。日本にもコルビュジエの建築物が残っています。※国立西洋美術館

ロンシャンの礼拝堂は観光客が少ない場所ですが、建築を志す、もしくは建築の仕事に携わる日本人が訪れるそうです。
フランス人は自分たちの国で持っている文化や芸術に誇りを持っている方が多いので、遠くから訪ねて来る日本人にも敬意を示してくださるようで、言葉も通じなかったけれど現地の方に親切にされたという話を聞きました。
ニワカ程度の建築好きの私、ロンシャンに行くのは1日がかりなうえ、方向音痴には難易度が高かったので断念しました・・。
写真なら持ってます。(だから何)



■参考文献
『移動祝祭日』アーネスト・ヘミングウェイ(新潮文庫)

■参考映画
※ヘミングウェイがポリドールに通っていたというシーン
『ミッドナイト・イン・パリ』(アルタ・フィルムス、ソニーピクチャーズクラシックス、ロングライド)
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みんなの感想(3件)

inbee
2024.02.09 inbee

ありがとうござました
小説に疎い私でも楽しく読めました
描写が素敵で個々の息遣いを感じられました

碧井夢夏
2024.02.09 碧井夢夏

お読みいただきありがとうございました!

楽しんでいただけて本当に嬉しいです。
Webの片隅にこんな小説があってもいいんじゃないか・・という気持ちで書いた作品なので、良かった・・なんて思っています。大変励みになるコメントをありがとうございました・・!!

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kira jun
2023.04.14 kira jun

返信不要です。削除して下さい。

素敵な作品ありがとうございました。この作品読むと、例えば街で行き交う人達一人一人にも物語があるんだなぁと感慨にふけっちゃうよ。

人間っていいね。

解除
kira jun
2023.03.31 kira jun

まずタイトルが素敵で、表紙もとても素敵で、ストーリーはまだ読ませていただいてる途中なんで「素晴らしい作品です!」なんて感想は嘘になりますけど、完結まで楽しみで仕方ありません。俺は異世界転生とか婚約破棄~ざまぁ系が正直苦手で、あなたのような作品が本当、好きです。

碧井夢夏
2023.03.31 碧井夢夏

コメント、大変嬉しいです!あまりこういう作品を書いている方がいないので、私が書いてみようと思いチャレンジした作品になります。流行っているものとは違いますが、こうして読んでいただけて好きだと言っていただけてよかったです。私も自分が好きなものを書きました。楽しんでいただけたらいいなと願いながら…どうぞよろしくお願いします…!

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