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第五章
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しおりを挟むぼんぼり祭の一週間ほど前。休暇だった順平は、コーチの鷹栖から呼び出されて、駐屯地からほど近い市街地にある単身者向けの、鷹栖が一人で住んでいるアパートに徒歩で向かっていた。まだ朝と言っていい時間帯だった。
比較的新しいコンクリート造二階建ての物件の上階南側の角部屋で、本人いわく「独身寮もいいが、木造の古くてジメジメした部屋だと、せっかく来てくれた女の子が気分悪くなっちゃうだろ?」とのことらしい。家賃は安くなさそうだが。
チャイムを鳴らして少し待つと、中から話し声と床を踏みつけるような音がした後、ドアが開いて、寝起きらしい、珍しくやや乱れた明るい色の頭髪に、スポーツ用のぴったりしたメンズの黒いタンクトップと、ポップな柄のボクサーブリーフだけを身に着けた鷹栖が姿を現した。
「おはようございます、鷹栖さん」
「……おう、来たな順平。しかし、ちょっと朝早すぎだな……」
そう言って鷹栖が首の後ろを掻きながら、あくびを噛み殺す。と、背後から誰かのくぐもった声が聞こえてきた。
「……ねえー、何してるのよ?」
「ごめんごめん。ちょっと後輩に渡す物があってね、すぐ終わるから……」
鷹栖は物柔らかな口調で部屋の中に向かってそう答えると、ファッションブランドの紙袋を手に、厚底サンダルを引っ掛けながら外に出て、ドアを閉めた。
(……また女か。前に来た時にいたのとは声が違ったような……)
順平が無表情に内心で呟いた。この先輩には、私的な用事で何度かアパートに呼び出されたことがあるが、その度に部屋にいる女が違っているので、いい加減に順平も慣れていた。いつもの低い声で冷静に、事務的な口調で尋ねる。
「それで鷹栖さん。用件と言うのは……?」
「ああ、これをお前にやろうと思ってな」
さっきまでの甘い口調からは別人のような醒めた表情で、鷹栖は紙袋から煙草の箱とライターを取り出すと、袋のほうを順平に寄越して来た。そのままアパートの壁にもたれて、ライトメンソールの煙草を箱から一本出すと、咥えて火をつける。
「これは……?」
受け取った順平が怪訝そうな顔で紙袋の中身を覗き込む。中には服が二着ほどと、カラフルな小さな箱がいくつか入っていた。服の片方は黒っぽいジーンズらしい。
「……服、ですか? 何でオレに……?」
「決まってんだろうが、デート用だよ。お前、この間、K市のぼんぼり祭のことでオレに訊いてきたじゃねえか?」
そこまで聞いて順平が、あっ……と思い当たった顔になる。演習を挟んで、ひと月以上前に洋太と行く約束をしていたが、祭の様子を知りたかったので、演習後に復帰していた陸上部の練習の後で鷹栖にそれとなく訊いてみたことがあった。
鷹栖が色白でセクシーな、男らしい長い指に煙草を挟んでくゆらせながら、順平を呆れたように眺めつつ言った。
「もし”誰か”とあの祭に行くんだったら、いつものダッセェぶかぶかのカーゴパンツじゃ色気も何もねえからな。お前ならちょうど体つきも似てるから、着られるだろ。オレの古着だけどやるよ。……そのジーンズ、ビンテージだから大事に穿けよな」
(誰かと、って……何でこの人は、オレが祭のことちょっと訊いただけで、そこまでわかるんだ……? これが皆の言う”コミュ力の化け物”ってやつか……?)
順平は気まずそうに顔を赤らめて俯いていた。ジーンズは順平にとっては高価なので買ったことがなかったが、確かに、洋太が浴衣を着て来てくれると言っていたので、自分もそれに見合うような服を何か探したほうがいいのか? とは考えていた。
「……ありがとうございます……」
神妙な顔つきで深々と頭を下げた順平を見て、鷹栖が面白そうにニヤついている。
「カーゴパンツのほうが楽だろうが、ジーンズはセックスアピール強いからな。それに例えば、外で立ったままヤろうとすると、ゆるいズボンだとベルトを外した途端に膝より下に落ちちまうだろ? その点、ジーンズは生地がしっかりしてて太腿に密着してるから、前を開けてもずり落ちないし、勃起してても外からは目立たねえしな。デートにはいいことずくめだ」
「はあ……。は?! ぼ、ぼっ……‼」
あまりにも自然な鷹栖の話しぶりに一瞬、理解が遅れた順平が、会話の流れからは異様に感じる単語にようやく気がつき、真っ赤な顔をして鷹栖を凝視した。次の言葉が出ずに口をぱくぱくさせている。
「あん? お前まさか、何も考えてなかったわけじゃないだろ? ……まあいいや、そっちの箱のほうも見てみな」
「え……?」
順平があわてて紙袋からカラフルな小箱の一つを取り出すと、黒地にピンクの文字で箱のラッピングに印字されていた英語は――。
鷹栖が余裕たっぷりな様子で、ふーっと煙草の煙を吐き出しながら言った。
「コンドームの試供品。うちに沢山あったから、それもやるよ。そこのメーカーのが一番、ゴムが薄くて気持ちいいからさ。片手でも装着できるように練習しとけよ」
「……っ‼」
小箱を見つめたまま、茹で上がった海老みたいな顔色になって固まっている順平を見て、鷹栖が大袈裟に深い溜息をついてから、急に改まった口調で語り掛けた。
「おいこら順平。聞いてるか? 今からお前に、男の人生で”二番目に”重要なことを教えるぞ。 ……いいか? 『AVと実際のエッチは違う』……覚えとけ」
おごそかに告げられた鷹栖の言葉に、明らかに衝撃を受けたような顔で目を剥いた順平。真っ赤だった顔が、今度は一転して青ざめている。かすかに震える声で
「そ……そん、な……?! だったら、『実録』とか『盗撮』とかの、あれは……?」
「馬鹿。演技に決まってんだろ。ちゃんとそういう台本があるんだよ。……あっぶなかったなーお前。もし初めての相手にいきなり立ちバックでヤッたりなんかしたら、一生恨まれるところだったぞ? あれ結構、慣れてないと痛てぇらしいからな……」
「そ、そうなんですか……?!」
どうやら、そのパターンも妄想したことがあったのか、青い顔で愕然としつつ問い返した順平。そこで急に不安になったのか、深刻な表情で頭を抱えてしまった。
「で、でも……それじゃあ一体、どうすれば……?」
無理もない。今まで勉強に使ってきた参考書が、全て「実戦で使い物にならない」とテストの前日に言われたようなものだ。鷹栖が少しだけ憐みのこもった眼差しで、大真面目に苦悩する順平を見下ろしながら慰めるように、優しい口調で言った。
「そんなものは、お前……決まってるだろ。最初から、答えなんか一つしかねえよ」
「……?」
「目の前の相手を、よく見ることだ。相手が今、本当に気持ちよくなってるかな? とか、嫌がってないかな? とか……普段からちゃんと見てりゃあ、演技かどうかは何となくでも、わかるもんだよ。だから、コミュニケーションは大事だっての」
「相手を、よく見る……コミュニケーション……な、なるほど……」
先生から教えられたことを復唱する生徒のように、頬を赤らめながら素直に頷いている順平を見て、至らない弟を見守る兄の表情になった鷹栖が柔らかく目を細めた。
以前の自分の”忠告”が効いたのかどうかはわからないが。練習に復帰する前までの、感情のないロボットのようになりかけていた若者よりは、目の前のみっともないくらいに未熟な順平のほうが、人間性が戻ってはるかに好ましい、と思っていた。
ここで鷹栖が、短くなった煙草を箱に挟んであった携帯吸い殻入れに差し込むと、気だるそうに会話を締めくくった。
「んじゃ、オレはそろそろ中に戻らなきゃなんでな。ぼんぼり祭の当日は、せいぜい健闘を祈っといてやるから。頑張れよ」
「はあ……ありがとうございます……」
度重なるカルチャーショックで半ば呆然としていた順平が、最後に鷹栖を振り返って思い出したように真剣な表情で尋ねた。
「ところで、鷹栖さん。……では、”一番目に”大事なこととは何ですか?」
「ん? ああ、それはな。シンプルなことさ……『好きなコを泣かせるな』――だ」
アドバイスされた事で早速、頭が一杯になった様子の順平が、小声でぶつぶつ言いながら駐屯地のほうへ帰って行くのを、アパートの通路の手すりに寄り掛かりながら見送る鷹栖。端正な横顔に、ひっそりと笑みを浮かべて呟いた。
「……『好きなコを泣かせるな』……か。オレが言うと全然、説得力がないね……」
自嘲めいたその言葉が聞こえたかのように、部屋の中から待ちくたびれた女性の声が自分の下の名前を呼んでいる。男が機嫌を取るように柔和な声で答えを返した。
「はいはい。煙草吸い終わったから、今行くよー」
ふと、鷹栖が振り返って、夏の朝の強い日差しが降り注ぐ青空の彼方を見やった。緑が濃く連なっている低山の向こうには、海に面したK市の街が広がっているはずだ。そちらの方角から、かすかに潮の気配を含んだ爽やかな風が吹いて来る。
どこか懐かしそうに遠くを見つめて、優しげな眼を細めた後、鷹栖は明るい青空に背を向けて、まだカーテンを引いたままの薄暗い室内に戻って行く。シングルベッドに横たわる女性へ、いつも通りに甘いテノールの物柔らかな口調で話し掛けた。
「……さて。もう朝だし、一緒に近くのカフェにでも行ってモーニングを食べる? それとも、”さっきの続き”をする……?」
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