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攻防
根底に沈む
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櫻田美麗を破った。あの戦いで得たものはそれだけだった。彼女の体は既に死に絶えたものであり、その体がもとい死体が生きた人を、生き物を襲うなどあってはならないことである。
考えれば考えるほど涙を止めようとする抵抗ができなくなる。ポツリまたポツリとこぼれ落ちる。廃墟と化したドーリアカンパニーのビルを横目に雫が頬をつたう。
「どうしてこんなことに」
彼女の心は優しく温かなのに、彼女の体は世界を壊し始めたのか。それがどうしてもわからないから、そんな自分に腹が立ち苛立ちと自分への失望とが織り混ざった感情が、涙として流れている。
「君は意外と泣き虫だな」
「うるさいわね。ゴミが目に入っただけよ」
「だがそれも君の美徳な点でもある」
オケアノスはポンと私の頭に手を置いた。その時頭に浮かんだ言葉は「悔しい」という言葉だ。先程抱いた感情は、おそらく悔しさだった。
「辛い戦いだったとは思う。後悔しているか」
彼は問う。そんなことは決してなかった。彼女を本当の意味で救ってあげられなかったけど、彼女はようやく安心できることと思う。
だから、私は涙を拭うその手を振り払う。
「そんなことあるわけないでしょ」
「そう来なくてはな。どうやら私の心配は杞憂だったか」
「いいえ。ちょっと楽になった。ありがとう」
彼は微笑む。
「さっ行きましょう。私にはまだやらなきゃいけないことがあるんでしょ」
「察しがいいな。その通りだ」
悔しいけど後悔じゃない。彼女の死の真相は私にはわからないけど絶対に彼女を、櫻田美麗という少女の死を無かったことにしたくない。だから私は再び立ち上がる。どこにあるとも知れない真実を求めて。
町から外れた森の中、端的に言えばへんぴな場所である。ここへ来る途中にコイオスとクリオスが忙しそうに駆けていく姿を見つけたが、彼女らは私に気づくこともなく走り去って行った。「珍しいこともあるものね」と思いながらオケアノスの後ろを追いかけてきたわけだ。
すると腕組みをして待つプルトの姿を見つけた。
「あら早かったわね」
「安否を確認しないあたり私は信頼されているのかしら」
「もちろんよ。さっこっちよ」
連れていかれたのはどこかの洞窟で暗がりを抜けると松明が並べられた少し広い空間に出た。
「よくぞ参った。そなたが我が一族の子孫であるか。んっおお久しい顔もあるな」
「お久しぶりです。母上」
ちょうど中心に立つ、いやそびえ立っている女性は三、四メートルほどの身長で、顔はよく見えない。
私の身長がもう少しあったとしてもわからないだろうな。
とにかく大きいといえば失礼だろうが、まあ大きい人だった。オケアノスのお母さんだそうだ。つまりは私のお婆さんということになるのか。
「そうかしこまるな我が子よ。私のことはガイアと呼ぶが良い。我らに年月日の概念は不要だよ」
ガイア。あの大地母神のガイアか。
「ではあなたが今回の黒幕ですか」
オケアノスはいきなり突飛なことを言い出した。
「であればどうする」
「縁を立つまでです。今回ばかりはその非道許すことはできません」
「ハハハハハッハハッ。そう猛るな。我もただ道楽で事を起こしたわけではない」
ガイアから笑みが消える。
「これは復讐よ。人間どもに対するな」
「復讐・・・。何故なのかお教えいただきたい」
ちょっとした空間に漂うプレッシャーはとても強烈だ。それほどまでに、ガイアの恨みは強いということか。話し出すときのガイアの顔はさながら般若のようだ。
誰も眉一つ動かせずにガイアを注視する。
「貴様ら、そもそもこの世とはどのようにできたのか知っておるのか」
「オケアノスと私は知ってるけど、彼女は知らないわ」
「なるほど、確かにまだ生まれたての子鹿同然だな。ならば仕方ない、初めから教えてやろう。
かの昔神がまだ星だった頃の話だ。星々一つ一つが神だった。しかし太陽という巨大な神が生まれ私たちは輝きというものを手に入れた。そして神々はより強く柔らかな光を作ろうとその身を一つにし地球という大きな星を完成させた。
そこに至るまで星の神はぶつかり合い、溶け合い、潰し合う。まさにカオスな道程よ。そして大地が現れその上に海、空ができた。
星の神がまとまりを持ったのは奇跡にも近い偶然だ。
だがそれがどうだ。神々の奇跡を信仰しないだけではなく。奪い、穢し、貪る。人間たちは破壊の限りを尽くしておる。なに、このまま自滅するのを眺めていてもよかったのだがな。我が同胞に対する恨み我が伴侶であり半身、ウラノスを殺したのだ」
ウラノスとは、いったい誰なのだろうか。私の知らない神、でもその名はどうしてか私の心をざわつかせる。
「父上は確かに人間たちの行いによって消失しました。ですがだからといって人間たちを滅ぼすというのは早計すぎではありませんか」
「ハッ、知れたこと。すでに賽は投げられた。お前たちは手遅れだったのだよ。獣たちの叫び、木々たちの悲痛。これ叶えずして大地母神は務まらん」
ガイアは洞窟内の鍾乳洞から滴る雫を手に取り自らの周囲に散りばめると、彼女の足下に地球の様子が映し出される。
「何コレ」
私は突如として訪れた悪寒を抑えれずに肩を抱く。プルトが寄ってきて「目を逸らさないで、貴女はコレに立ち向かわなくてはならない」と耳元で囁いた。
「冗談ではない。本気なのですか母上」
「本気だとも。文明を破壊し人間を滅ぼす。他の生命の永続に人類は不必要である。すなわち処分だ」
物のように、要らないものを捨てるように、目前の偉大なる神は吐き捨てた。
「・・・ダメ・・・殺させない」
「ん。抗うと言うのか。悦いぞ、だがこの鳴動止められる者などおりはせぬ。して貴様この光景をすでに見たことがあるであろう」
映し出されたそれは、私のよく知る世界だった。私の心の世界。『アーバンデクライン』退廃、荒廃。人は思考するだけの新人。人は欲だけを貪る旧人。コレを成したのはまさか。
「私だよ。人類以外の生命は全て新たな楽園へ。人類は未来永劫痩せた土地に縛り付けてやるわ。そらもう帰れ、貴様らを相手にしている暇はない。もし挑むのなら我は我が軍勢を持ってお相手しよう」
軍勢。この神は何をいっているんだ。いや、軍勢の意味はわかるだが神の軍勢とはスケールが今までと違いすぎる。私だけではなんともならない。
「何、水臭いこと言ってんのよ」
「そうだ。私たちは君と共にいる決して一人などではない」
オケアノス、プルト。彼らの言葉が胸に響く。そうだった。いつだって私は一人なんかじゃない。みんながいつもそばで支えてくれていた。
「ふっ、貴様らは苦の道を選んだか。なら貴様らごとこの世を作り変えるまでのこと」
ガイアは手を振り上げると、蔦のようなものが私たち三人の体に巻きついて、洞窟の入り口に引きずり出していく。遠ざかっていくのガイアの表情はなぜか悲しそうだった。
ぽいっと外に投げ捨てられて私たち三人は宙を舞う。
「うきゃああああ」
変な声が出た。イカロスを起動させる暇もなかったので、バサッと音がした後、木の枝に引っかかる。
少し擦りむいてしまった。イメージとしては投石機の石のように、緩やかな弧を描き落下した。
「あいたたた」
子猫が親猫に首を加えられているかのような体制の私をオケアノスが見上げている。
一人だけちゃっかりと翼出してるし。そういえばプルトは。
「プルトなら、そのまま冥界に落ちていたようだ」
ええっ。どんだけタフなの。でも彼・・・彼女なら逆さまでも笑って手を振ったまま帰って行きそうな雰囲気よね。
オケアノスに降ろして、もらえない。
「ちょっ、ちょっ、降ろしなさいよ」
「いや実に滑稽で少しもったいない気がしてな」
「もったいなくないでーす。結構辛いんだからこの体勢。降ろしてくれないとテテュスに言いつけてやるんだから」
やれやれと彼は私の腰を掴んでようやく降ろしてくれた。まったく人をなんだと思っているのか。
さてこれからどうしたものか。明らかにガイアのあれは人類に対する宣戦布告で相違ないのだが。あちらには私たち神族に対しても何らかの策があるようだ。
「なに、降りかかるものは一つずつ対処していけばいいさ。今は休息をとろう。君自体の能力はもう元に戻っている。あの少女を打ち倒したことで完全に戻っているようだ」
事の顛末は簡単だった。ウェスタやケレスの調べによると、ガイアは大地神であり人の死体は死したあと土に還るという法則から彼女は大地の一部として死体を扱えるようだ。
その力で今回の事件を引き起こした。頭の痛い話だが、この戦いは始まったばかりだ。根底に沈む真実を探れば母レアの死の真相も見えてくるかも知れない。それに前回の一件もガイアが絡んでいると見て間違いないとオケアノスは言う。
しかしながら、セルバン・イオーニアならびに櫻田美麗の解放に成功した事で私の翼や、聖剣の煌めきといった力を取り戻す形となった。
けれど動かさなければ神も怠けるものらしく翼は重く思う通りに動かない。どうやらまだイカロスM k-2の力を貸してもらうこととなるだろう。
「私、戻るわ。みんな心配してるだろうし」
「そうか。気をつけてな、あと鍛錬は怠るな」
「はいはい、お小言いただき痛み入るわ」
今回は今回で終わりを迎えた。だけど、暗雲は未だ晴れないままだ。あとのことをみんなで考えよう。私は一人ではないのだから。
考えれば考えるほど涙を止めようとする抵抗ができなくなる。ポツリまたポツリとこぼれ落ちる。廃墟と化したドーリアカンパニーのビルを横目に雫が頬をつたう。
「どうしてこんなことに」
彼女の心は優しく温かなのに、彼女の体は世界を壊し始めたのか。それがどうしてもわからないから、そんな自分に腹が立ち苛立ちと自分への失望とが織り混ざった感情が、涙として流れている。
「君は意外と泣き虫だな」
「うるさいわね。ゴミが目に入っただけよ」
「だがそれも君の美徳な点でもある」
オケアノスはポンと私の頭に手を置いた。その時頭に浮かんだ言葉は「悔しい」という言葉だ。先程抱いた感情は、おそらく悔しさだった。
「辛い戦いだったとは思う。後悔しているか」
彼は問う。そんなことは決してなかった。彼女を本当の意味で救ってあげられなかったけど、彼女はようやく安心できることと思う。
だから、私は涙を拭うその手を振り払う。
「そんなことあるわけないでしょ」
「そう来なくてはな。どうやら私の心配は杞憂だったか」
「いいえ。ちょっと楽になった。ありがとう」
彼は微笑む。
「さっ行きましょう。私にはまだやらなきゃいけないことがあるんでしょ」
「察しがいいな。その通りだ」
悔しいけど後悔じゃない。彼女の死の真相は私にはわからないけど絶対に彼女を、櫻田美麗という少女の死を無かったことにしたくない。だから私は再び立ち上がる。どこにあるとも知れない真実を求めて。
町から外れた森の中、端的に言えばへんぴな場所である。ここへ来る途中にコイオスとクリオスが忙しそうに駆けていく姿を見つけたが、彼女らは私に気づくこともなく走り去って行った。「珍しいこともあるものね」と思いながらオケアノスの後ろを追いかけてきたわけだ。
すると腕組みをして待つプルトの姿を見つけた。
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「安否を確認しないあたり私は信頼されているのかしら」
「もちろんよ。さっこっちよ」
連れていかれたのはどこかの洞窟で暗がりを抜けると松明が並べられた少し広い空間に出た。
「よくぞ参った。そなたが我が一族の子孫であるか。んっおお久しい顔もあるな」
「お久しぶりです。母上」
ちょうど中心に立つ、いやそびえ立っている女性は三、四メートルほどの身長で、顔はよく見えない。
私の身長がもう少しあったとしてもわからないだろうな。
とにかく大きいといえば失礼だろうが、まあ大きい人だった。オケアノスのお母さんだそうだ。つまりは私のお婆さんということになるのか。
「そうかしこまるな我が子よ。私のことはガイアと呼ぶが良い。我らに年月日の概念は不要だよ」
ガイア。あの大地母神のガイアか。
「ではあなたが今回の黒幕ですか」
オケアノスはいきなり突飛なことを言い出した。
「であればどうする」
「縁を立つまでです。今回ばかりはその非道許すことはできません」
「ハハハハハッハハッ。そう猛るな。我もただ道楽で事を起こしたわけではない」
ガイアから笑みが消える。
「これは復讐よ。人間どもに対するな」
「復讐・・・。何故なのかお教えいただきたい」
ちょっとした空間に漂うプレッシャーはとても強烈だ。それほどまでに、ガイアの恨みは強いということか。話し出すときのガイアの顔はさながら般若のようだ。
誰も眉一つ動かせずにガイアを注視する。
「貴様ら、そもそもこの世とはどのようにできたのか知っておるのか」
「オケアノスと私は知ってるけど、彼女は知らないわ」
「なるほど、確かにまだ生まれたての子鹿同然だな。ならば仕方ない、初めから教えてやろう。
かの昔神がまだ星だった頃の話だ。星々一つ一つが神だった。しかし太陽という巨大な神が生まれ私たちは輝きというものを手に入れた。そして神々はより強く柔らかな光を作ろうとその身を一つにし地球という大きな星を完成させた。
そこに至るまで星の神はぶつかり合い、溶け合い、潰し合う。まさにカオスな道程よ。そして大地が現れその上に海、空ができた。
星の神がまとまりを持ったのは奇跡にも近い偶然だ。
だがそれがどうだ。神々の奇跡を信仰しないだけではなく。奪い、穢し、貪る。人間たちは破壊の限りを尽くしておる。なに、このまま自滅するのを眺めていてもよかったのだがな。我が同胞に対する恨み我が伴侶であり半身、ウラノスを殺したのだ」
ウラノスとは、いったい誰なのだろうか。私の知らない神、でもその名はどうしてか私の心をざわつかせる。
「父上は確かに人間たちの行いによって消失しました。ですがだからといって人間たちを滅ぼすというのは早計すぎではありませんか」
「ハッ、知れたこと。すでに賽は投げられた。お前たちは手遅れだったのだよ。獣たちの叫び、木々たちの悲痛。これ叶えずして大地母神は務まらん」
ガイアは洞窟内の鍾乳洞から滴る雫を手に取り自らの周囲に散りばめると、彼女の足下に地球の様子が映し出される。
「何コレ」
私は突如として訪れた悪寒を抑えれずに肩を抱く。プルトが寄ってきて「目を逸らさないで、貴女はコレに立ち向かわなくてはならない」と耳元で囁いた。
「冗談ではない。本気なのですか母上」
「本気だとも。文明を破壊し人間を滅ぼす。他の生命の永続に人類は不必要である。すなわち処分だ」
物のように、要らないものを捨てるように、目前の偉大なる神は吐き捨てた。
「・・・ダメ・・・殺させない」
「ん。抗うと言うのか。悦いぞ、だがこの鳴動止められる者などおりはせぬ。して貴様この光景をすでに見たことがあるであろう」
映し出されたそれは、私のよく知る世界だった。私の心の世界。『アーバンデクライン』退廃、荒廃。人は思考するだけの新人。人は欲だけを貪る旧人。コレを成したのはまさか。
「私だよ。人類以外の生命は全て新たな楽園へ。人類は未来永劫痩せた土地に縛り付けてやるわ。そらもう帰れ、貴様らを相手にしている暇はない。もし挑むのなら我は我が軍勢を持ってお相手しよう」
軍勢。この神は何をいっているんだ。いや、軍勢の意味はわかるだが神の軍勢とはスケールが今までと違いすぎる。私だけではなんともならない。
「何、水臭いこと言ってんのよ」
「そうだ。私たちは君と共にいる決して一人などではない」
オケアノス、プルト。彼らの言葉が胸に響く。そうだった。いつだって私は一人なんかじゃない。みんながいつもそばで支えてくれていた。
「ふっ、貴様らは苦の道を選んだか。なら貴様らごとこの世を作り変えるまでのこと」
ガイアは手を振り上げると、蔦のようなものが私たち三人の体に巻きついて、洞窟の入り口に引きずり出していく。遠ざかっていくのガイアの表情はなぜか悲しそうだった。
ぽいっと外に投げ捨てられて私たち三人は宙を舞う。
「うきゃああああ」
変な声が出た。イカロスを起動させる暇もなかったので、バサッと音がした後、木の枝に引っかかる。
少し擦りむいてしまった。イメージとしては投石機の石のように、緩やかな弧を描き落下した。
「あいたたた」
子猫が親猫に首を加えられているかのような体制の私をオケアノスが見上げている。
一人だけちゃっかりと翼出してるし。そういえばプルトは。
「プルトなら、そのまま冥界に落ちていたようだ」
ええっ。どんだけタフなの。でも彼・・・彼女なら逆さまでも笑って手を振ったまま帰って行きそうな雰囲気よね。
オケアノスに降ろして、もらえない。
「ちょっ、ちょっ、降ろしなさいよ」
「いや実に滑稽で少しもったいない気がしてな」
「もったいなくないでーす。結構辛いんだからこの体勢。降ろしてくれないとテテュスに言いつけてやるんだから」
やれやれと彼は私の腰を掴んでようやく降ろしてくれた。まったく人をなんだと思っているのか。
さてこれからどうしたものか。明らかにガイアのあれは人類に対する宣戦布告で相違ないのだが。あちらには私たち神族に対しても何らかの策があるようだ。
「なに、降りかかるものは一つずつ対処していけばいいさ。今は休息をとろう。君自体の能力はもう元に戻っている。あの少女を打ち倒したことで完全に戻っているようだ」
事の顛末は簡単だった。ウェスタやケレスの調べによると、ガイアは大地神であり人の死体は死したあと土に還るという法則から彼女は大地の一部として死体を扱えるようだ。
その力で今回の事件を引き起こした。頭の痛い話だが、この戦いは始まったばかりだ。根底に沈む真実を探れば母レアの死の真相も見えてくるかも知れない。それに前回の一件もガイアが絡んでいると見て間違いないとオケアノスは言う。
しかしながら、セルバン・イオーニアならびに櫻田美麗の解放に成功した事で私の翼や、聖剣の煌めきといった力を取り戻す形となった。
けれど動かさなければ神も怠けるものらしく翼は重く思う通りに動かない。どうやらまだイカロスM k-2の力を貸してもらうこととなるだろう。
「私、戻るわ。みんな心配してるだろうし」
「そうか。気をつけてな、あと鍛錬は怠るな」
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