占領地領主調教記

あまゆら

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つづく夜

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事を終え、ガルドによって縄を解かれる。私、シルビアは解放感、達成感に満たされ放心してベッドに倒れ込む。

これは、認めたくないが癖になりそう。認めたくないが。

「いい夜だった。とりあえず今日はもう休んでくれ」

そう言って、いつの間にか先ほど出て行った伝令メイドが桶とタオルを持って私の体を拭いてくれた。そういえばずいぶん汚れてたな、大丈夫かな、私臭くなかったかな?

服を着て落ち着くと途端に恥ずかしさが込み上げてきた。私は何もかも見られて初めてもこの人に奪われたんだ。ガルドの顔を見て目が合う。うう、見てられなくて目をそらしてしまう。でも、嫌な感じはしない。いや、そんなはずはない、私は力で無理矢理されたんだから、それを認めたら、私は、私は、はう、少し自分の中を整理する時間が欲しい。

「これからの事だが」

時間なんて与えてくれなかった。私が座るベッドに来て、私の隣に座ってきた。胸の鼓動が早くなる。なんなのもう


「この町の事だが・・・

冷静に占領地政策の事を話し始めた。あれ、さっきまでの熱い視線が収まってる、どうしたんだろう。しかし、ガルドの事を気にしてる場合ではない、重要な話をしている、そういえばその交渉にここにきたのだった。

ほとんどが、現状報告だった。どうやらこの町の交渉はもっと上のレベルで交渉するのだそうだ、ガルドの方針では領土交渉がどうなるにせよ、一刻も早く市民の経済活動を再開させたいようだ、その為の権限を私に求めてきた。方針は納得できるが、権限や利権は私の一存でどうにかなるものでもないので、そう伝える。

「わかった、明日また代表者を集めて協議しよう」

とりあえずの方針は決まった。わるくない。これなら家臣達も聞く耳を多少は持つだろう

「さて、ここからが、大事な話だ」

む、他に重要な事があったか?

「明日の夜もここに来い、今日の続きだ」

「ふあ」

途端に顔が赤くなるのが自分でわかる。熱い視線も復活して思わずうつむく、でも小さく頷く。すると冷たい視線を感じる、小柄メイドだ、不機嫌な顔でこっちを見ている。ガルドは本当にこのことに気づいてないのか?

私は立ち上がり天幕を出る。夜はすっかりふけていた。

そして次の日

この日の交渉はうまくいった。提案は悪くないし、お互いこれ以上戦いたくないのも本音だ。問題はそこではない。問題なのは

私は昨日と同じように裸で縛られていた

「どうして私を縛るの?」

前回は私を拘束して暗殺を防ぐ意図があったのだろうが、今回はもっと、こう、あると思ったのだけれど

「いい質問だ」

するとすかさず答えてくれる

「私の趣味だ、そしてシルビアには縛られただけで興奮するようになって欲しい」

端的かつ最悪の答えが返ってきた。私は戻れない道を進んでるのだろうか
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