89 / 95
第十三章 代表戦
次鋒戦 Ⅱ
しおりを挟む
水は爆発の衝撃を緩和するだろうか。否、水は空気よりも遥かに爆発の衝撃を伝えやすい。
水中に浮遊する球を見たカレンは、咄嗟にハイパー化を行った。事前にロジーナ姫から水中における爆発の恐ろしさと、魚雷や機雷の有用性を叩き込まれていたためである。実際、ゴーレム鮫にも爆裂魔法を使用した魚雷と機雷が内蔵されていた。
水中においては衝撃波も秒速1500メートル前後で伝わる。カレンのハイパー化はゴーレム鮫をも包んで展開したが、爆発までに展開できたのは、体表からほんの十数センチメートルまでであった。
空気中で受けるよりも遥かに大きな衝撃に、ハイパー化で構築した外殻は耐えきれず崩壊する。外殻で多少減衰したとはいえ、複数の機雷による衝撃波は、カレンとゴーレム鮫に致命的なダメージを与えた。
水中での爆発は、撮影をしていた小型ゴーレムをも巻き込んで破壊していた。闘技場上空に映し出されていた水中の映像が消え、観客たちは固唾をのんで水面を見守る。
爆発を避けるためにジャンプしていた鯱が着水し、ゼージュンゲルは水中に目を凝らす。爆発により巻き上げられた泥が沈んでゆくと同時に、力なく仰向けになった鎧下姿のカレンが浮上してきた。見開かれた目と、鼻、耳、口から流れる血が水面へと広がる。
カレンは衝撃に備えてあらかじめ『再生』を祈念していたが、内蔵をも損傷させる衝撃により意識を失っていた。全身鎧も損傷により浸水していたため、ゴーレム鮫がサブアームを使い、鎧を緊急排除したのだ。そのゴーレム鮫自体も駆動系に深刻な損傷を受けており、そのまま水底へと沈んでゆく。
「ああーッ! 爆発の直撃を受けたか、カレン卿のダメージは深そうだ! これは試合続行可能なのかーッ!?」
マクシミリアンの実況が響く中、東西の入場口から撮影用小型ゴーレムが数機投入される。その間、ゼージュンゲルは逡巡していた。
カレンが失神しているならば、そのまま近づいて首を落とすか、その前にイーダスハイム側から降参の合図が上がるだろう。しかしこれが油断を誘うための演技でないとも言い切れない。
「ええい、ままよ!」
ゼージュンゲルは意を決して鯱を進ませた。
その時、水面下で動きが起きる。水底に横たわるゴーレム鮫から、4本の魚雷と十数個の機雷が放出されたのだ。
同時に、ゴーレム鮫の装甲を突き破って、全長2メートル程の魚影が飛び出す。魚影は真っすぐにカレンを目指して泳いでゆく。
ゼージュンゲルは追尾してくる4本の魚雷の処理に手間取ってしまう。破壊する事は造作もないが、あまりに近くで起爆されては衝撃を避け切れない。
その隙に、水中の魚影はカレンを咥えて空中へと飛び上がった。そしてカレンを包み込む様に、新たな全身鎧へと変形する。白銀に光る鎧の胸部には、凶悪な鮫の頭。鋭い牙の並ぶ口が、威嚇するかのようににやりと笑う。
損傷した脳の再生が終わったカレンは、鎧の装着による衝撃で意識を取り戻した。『再生』の祈念がもう少し遅ければ死んでいただろう。『再生』が使えるのは月にいちど、さらに鮫鎧の出番となればもう後がない。
カレンは、鮫鎧の余剰パーツで構成された推進器付きのサーフボードを巧みに操り着水する。それに合わせてゴーレム鮫の残骸から、ランスが射出された。ランスは水面近くでふたつに割れ、中から3メートルの槍が飛び出す。
水上へと飛び出した槍を掴むと、カレンはゼージュンゲルの操る鯱へとボードを向けた。水中に散布した機雷により、ゼージュンゲルもそう簡単には水中戦を選べまい。
向かい合った両者は、共に突進しながら、すれ違いざまに数合斬り結ぶ。互いの技量は甲乙つけがたく、どちらも致命的な一撃は入れられない。
カレンはボードをくるりと旋回させ、鯱の後方から追いすがる。旋回能力に関しては、巨大な鯱よりもカレンの操るサーフボードの方に分があった。
後方からの攻撃に、鯱はまたもや体軸を中心に回転してゼージュンゲルを水中へと逃がす。回転モーメントを利用したゼージュンゲルの突きを、カレンはボードの推進力を利用した宙返りでかわした。
並走したまま切り結ぶこと数合、両者はプールの端で左右に分かれて大きく旋回する。再び向き合った両者は、互いに必殺の技を繰り出すべく魔力を体に巡らせてゆく。
カレンは、鎧に装備された内部拡張収納袋へ槍をしまうと、両拳を前へ突き出した。すると鎧の胸部を構成する鮫の口が変形しながら離脱し、前腕の籠手へと移動する。これによって、カレンの両手が鮫の顎を形成した。
いっぽうのゼージュンゲルは、海王神に『怒涛』を祈念する。ゼージュンゲルの目前で大量の水が盛り上がり、大波となってカレンを襲う。さらにゼージュンゲルは、槍を高速回転させつつ、鯱の背中から跳躍して波の中へと飛び込んだ。
ゼージュンゲルの槍の回転が、大波そのものを大渦巻へと変化させる。これぞ水神流殺法『大渦磔刑突き』、大渦により四肢の自由を奪い、磔刑のごとく敵を貫く必殺の技であった。
「超転身スピン!」
カレンは迫りくる大渦に対し、自身も回転しながら突っ込んだ。両手で形成された鮫の顎を中心に、魔力による力場が形成される。両者の技が闘技場の中心で激突した。
カレンの回転が、襲い来る大渦をものともせず弾き飛ばしてゆく。しかし、これはゼージュンゲルの思惑通りであった。
先に水中でカレンの超転身スピンを見ていたゼージュンゲルは、その回転方向と逆回転になるよう大渦を作り出した。この『大渦磔刑突き』を攻略するために、おそらく何らかの回転技を出してくると予想したのである。回転方向の癖は、達人といえどそうそう変わるものではない。
ゼージュンゲルの目論見通り、大渦の回転モーメントがカレンの回転モーメントを徐々に相殺してゆく。こうなってしまえば、もはや相手は止まった的に等しい。
「もらった!」
ゼージュンゲルの鋭い突きが、カレンを一直線に狙う。
「させるか!」
唸りを上げる三叉の槍の穂先を、鮫の顎が噛み砕く。鮫の顎はそのまま高速開閉を繰り返し、槍の柄を噛み砕きながらゼージュンゲルへと迫る。そしてついにゼージュンゲルの胴をその顎へと捉えた。
「義経八艘飛び!」
カレンはゼージュンゲルを捉えたまま、水面に浮かぶ槍や撮影用ゴーレムの破片を足場に、主を失った鯱へと飛び移る。さらに、暴れる鯱を足場にして、再び必殺の技を繰り出した。
「超転身! トルネードスピィィンッ!」
高速回転による遠心力により、ゼージュンゲルは攻撃も防御もままならない。まさに自身の『大渦磔刑突き』で狙う、磔刑のような状態である。カレンはそのまま空中を突き進み、プールを囲む壁へと激突した。
防御壁に守られた闘技場全体を揺るがすような衝撃と共に、ゼージュンゲルがプールの壁に深々とめり込んだ。プールの壁が陥没し、無数の亀裂が走る。
一瞬の静寂。カレンはプールの壁を蹴り、ゼージュンゲルを捉えたまま跳躍、水面に浮かぶサーフボードへと降り立つ。
そして鮫の顎に咥えたままのゼージュンゲルを、高々と頭上に掲げた。意識を失ったゼージュンゲルの四肢は力なく垂れさがっている。このまま鮫の顎を完全に閉じれば、ゼージュンゲルの胴は真っぷたつにちぎれるだろう。
ここに至り、ルビオナ王国から降伏の信号弾が上がった。
「決着! 決着だァーッ! 不利かと思われた水中決戦を、カレン卿が制したーッ!」
闘技場が歓声に沸き返る中、審判団から正式な裁定が下される。
「勝者、イーダスハイム龍王国次鋒、カレン・フォン・シュヴェールト!」
「イーダスハイム龍王国、まさかの2連勝だァーッ! これはルビオナ王国、後がなくなった! はたしてここから巻き返せるのか、中堅戦への期待が高まるぞーッ!」
マクシミリアンの実況に、闘技場の盛り上がりも最高潮に達した。ただでさえ副将戦と大将戦はイーダスハイム側有利とみなされていた所に、序盤の2連勝である。いよいよもってルビオナ王国は苦しい戦いを強いられる事になるだろう。
いっぽうプールでは、主を奪われた鯱が、ゼージュンゲルを横抱きにしているカレンのもとへと静かに泳ぎ寄って来た。カレンの腕に付いていた鮫の頭は、すでに胸部装甲へと戻っている。
巨体に似合わぬ悲し気な鳴き声を上げる鯱の背に、カレンはゼージュンゲルをそっと乗せてやった。鯱は大きくひと鳴きすると、主を落とさぬようゆっくりと入場口へ向かって泳ぎ出す。
その姿を見送りながら、カレンは大役を果たした安堵にふっと微笑んだ。それに合わせるかのように、胸の鮫がギラリと歯を剥いて笑った。
水中に浮遊する球を見たカレンは、咄嗟にハイパー化を行った。事前にロジーナ姫から水中における爆発の恐ろしさと、魚雷や機雷の有用性を叩き込まれていたためである。実際、ゴーレム鮫にも爆裂魔法を使用した魚雷と機雷が内蔵されていた。
水中においては衝撃波も秒速1500メートル前後で伝わる。カレンのハイパー化はゴーレム鮫をも包んで展開したが、爆発までに展開できたのは、体表からほんの十数センチメートルまでであった。
空気中で受けるよりも遥かに大きな衝撃に、ハイパー化で構築した外殻は耐えきれず崩壊する。外殻で多少減衰したとはいえ、複数の機雷による衝撃波は、カレンとゴーレム鮫に致命的なダメージを与えた。
水中での爆発は、撮影をしていた小型ゴーレムをも巻き込んで破壊していた。闘技場上空に映し出されていた水中の映像が消え、観客たちは固唾をのんで水面を見守る。
爆発を避けるためにジャンプしていた鯱が着水し、ゼージュンゲルは水中に目を凝らす。爆発により巻き上げられた泥が沈んでゆくと同時に、力なく仰向けになった鎧下姿のカレンが浮上してきた。見開かれた目と、鼻、耳、口から流れる血が水面へと広がる。
カレンは衝撃に備えてあらかじめ『再生』を祈念していたが、内蔵をも損傷させる衝撃により意識を失っていた。全身鎧も損傷により浸水していたため、ゴーレム鮫がサブアームを使い、鎧を緊急排除したのだ。そのゴーレム鮫自体も駆動系に深刻な損傷を受けており、そのまま水底へと沈んでゆく。
「ああーッ! 爆発の直撃を受けたか、カレン卿のダメージは深そうだ! これは試合続行可能なのかーッ!?」
マクシミリアンの実況が響く中、東西の入場口から撮影用小型ゴーレムが数機投入される。その間、ゼージュンゲルは逡巡していた。
カレンが失神しているならば、そのまま近づいて首を落とすか、その前にイーダスハイム側から降参の合図が上がるだろう。しかしこれが油断を誘うための演技でないとも言い切れない。
「ええい、ままよ!」
ゼージュンゲルは意を決して鯱を進ませた。
その時、水面下で動きが起きる。水底に横たわるゴーレム鮫から、4本の魚雷と十数個の機雷が放出されたのだ。
同時に、ゴーレム鮫の装甲を突き破って、全長2メートル程の魚影が飛び出す。魚影は真っすぐにカレンを目指して泳いでゆく。
ゼージュンゲルは追尾してくる4本の魚雷の処理に手間取ってしまう。破壊する事は造作もないが、あまりに近くで起爆されては衝撃を避け切れない。
その隙に、水中の魚影はカレンを咥えて空中へと飛び上がった。そしてカレンを包み込む様に、新たな全身鎧へと変形する。白銀に光る鎧の胸部には、凶悪な鮫の頭。鋭い牙の並ぶ口が、威嚇するかのようににやりと笑う。
損傷した脳の再生が終わったカレンは、鎧の装着による衝撃で意識を取り戻した。『再生』の祈念がもう少し遅ければ死んでいただろう。『再生』が使えるのは月にいちど、さらに鮫鎧の出番となればもう後がない。
カレンは、鮫鎧の余剰パーツで構成された推進器付きのサーフボードを巧みに操り着水する。それに合わせてゴーレム鮫の残骸から、ランスが射出された。ランスは水面近くでふたつに割れ、中から3メートルの槍が飛び出す。
水上へと飛び出した槍を掴むと、カレンはゼージュンゲルの操る鯱へとボードを向けた。水中に散布した機雷により、ゼージュンゲルもそう簡単には水中戦を選べまい。
向かい合った両者は、共に突進しながら、すれ違いざまに数合斬り結ぶ。互いの技量は甲乙つけがたく、どちらも致命的な一撃は入れられない。
カレンはボードをくるりと旋回させ、鯱の後方から追いすがる。旋回能力に関しては、巨大な鯱よりもカレンの操るサーフボードの方に分があった。
後方からの攻撃に、鯱はまたもや体軸を中心に回転してゼージュンゲルを水中へと逃がす。回転モーメントを利用したゼージュンゲルの突きを、カレンはボードの推進力を利用した宙返りでかわした。
並走したまま切り結ぶこと数合、両者はプールの端で左右に分かれて大きく旋回する。再び向き合った両者は、互いに必殺の技を繰り出すべく魔力を体に巡らせてゆく。
カレンは、鎧に装備された内部拡張収納袋へ槍をしまうと、両拳を前へ突き出した。すると鎧の胸部を構成する鮫の口が変形しながら離脱し、前腕の籠手へと移動する。これによって、カレンの両手が鮫の顎を形成した。
いっぽうのゼージュンゲルは、海王神に『怒涛』を祈念する。ゼージュンゲルの目前で大量の水が盛り上がり、大波となってカレンを襲う。さらにゼージュンゲルは、槍を高速回転させつつ、鯱の背中から跳躍して波の中へと飛び込んだ。
ゼージュンゲルの槍の回転が、大波そのものを大渦巻へと変化させる。これぞ水神流殺法『大渦磔刑突き』、大渦により四肢の自由を奪い、磔刑のごとく敵を貫く必殺の技であった。
「超転身スピン!」
カレンは迫りくる大渦に対し、自身も回転しながら突っ込んだ。両手で形成された鮫の顎を中心に、魔力による力場が形成される。両者の技が闘技場の中心で激突した。
カレンの回転が、襲い来る大渦をものともせず弾き飛ばしてゆく。しかし、これはゼージュンゲルの思惑通りであった。
先に水中でカレンの超転身スピンを見ていたゼージュンゲルは、その回転方向と逆回転になるよう大渦を作り出した。この『大渦磔刑突き』を攻略するために、おそらく何らかの回転技を出してくると予想したのである。回転方向の癖は、達人といえどそうそう変わるものではない。
ゼージュンゲルの目論見通り、大渦の回転モーメントがカレンの回転モーメントを徐々に相殺してゆく。こうなってしまえば、もはや相手は止まった的に等しい。
「もらった!」
ゼージュンゲルの鋭い突きが、カレンを一直線に狙う。
「させるか!」
唸りを上げる三叉の槍の穂先を、鮫の顎が噛み砕く。鮫の顎はそのまま高速開閉を繰り返し、槍の柄を噛み砕きながらゼージュンゲルへと迫る。そしてついにゼージュンゲルの胴をその顎へと捉えた。
「義経八艘飛び!」
カレンはゼージュンゲルを捉えたまま、水面に浮かぶ槍や撮影用ゴーレムの破片を足場に、主を失った鯱へと飛び移る。さらに、暴れる鯱を足場にして、再び必殺の技を繰り出した。
「超転身! トルネードスピィィンッ!」
高速回転による遠心力により、ゼージュンゲルは攻撃も防御もままならない。まさに自身の『大渦磔刑突き』で狙う、磔刑のような状態である。カレンはそのまま空中を突き進み、プールを囲む壁へと激突した。
防御壁に守られた闘技場全体を揺るがすような衝撃と共に、ゼージュンゲルがプールの壁に深々とめり込んだ。プールの壁が陥没し、無数の亀裂が走る。
一瞬の静寂。カレンはプールの壁を蹴り、ゼージュンゲルを捉えたまま跳躍、水面に浮かぶサーフボードへと降り立つ。
そして鮫の顎に咥えたままのゼージュンゲルを、高々と頭上に掲げた。意識を失ったゼージュンゲルの四肢は力なく垂れさがっている。このまま鮫の顎を完全に閉じれば、ゼージュンゲルの胴は真っぷたつにちぎれるだろう。
ここに至り、ルビオナ王国から降伏の信号弾が上がった。
「決着! 決着だァーッ! 不利かと思われた水中決戦を、カレン卿が制したーッ!」
闘技場が歓声に沸き返る中、審判団から正式な裁定が下される。
「勝者、イーダスハイム龍王国次鋒、カレン・フォン・シュヴェールト!」
「イーダスハイム龍王国、まさかの2連勝だァーッ! これはルビオナ王国、後がなくなった! はたしてここから巻き返せるのか、中堅戦への期待が高まるぞーッ!」
マクシミリアンの実況に、闘技場の盛り上がりも最高潮に達した。ただでさえ副将戦と大将戦はイーダスハイム側有利とみなされていた所に、序盤の2連勝である。いよいよもってルビオナ王国は苦しい戦いを強いられる事になるだろう。
いっぽうプールでは、主を奪われた鯱が、ゼージュンゲルを横抱きにしているカレンのもとへと静かに泳ぎ寄って来た。カレンの腕に付いていた鮫の頭は、すでに胸部装甲へと戻っている。
巨体に似合わぬ悲し気な鳴き声を上げる鯱の背に、カレンはゼージュンゲルをそっと乗せてやった。鯱は大きくひと鳴きすると、主を落とさぬようゆっくりと入場口へ向かって泳ぎ出す。
その姿を見送りながら、カレンは大役を果たした安堵にふっと微笑んだ。それに合わせるかのように、胸の鮫がギラリと歯を剥いて笑った。
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる