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クライマックス03

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 おもちゃを左手へ持ち替えながら、空いた右手を下着の中へ滑り込ませる。ソノ部分へ触れた指先からヌルッとした感触が伝わってきた。
 え? ウソ? 私って、そんなに濡れやすい人だったっけ? と思いながら、ソノ部分を指の腹でナゾってみると、ヌルヌルが想像よりも下の方にまで感じられて、少し焦ってしまった。

 これ、ちょっとヤバいかも?

 濡れなかったときの為にローションは近くに置いてあるけど、そんなモノは要らないどころか、逆のパターンもあり得るほど、つまり、放っておいたら下着にシミが出来てしまうほど、おツユがソノ部分に溢れてきてしまっていた。

『耳が赤いですね…恥ずかしがっていらっしゃるのですか…』

 そんな風に耳元で囁かれると、ホントに恥ずかしくなってしまう。頭に血が上って、顔が火照ってくるのがハッキリわかった。

『スゴく可愛らしいですよ…感じてください…もっと…』

 例の声に促されて、指の動きを再開させた。スクい上げた愛液をソレ全体に塗りこめて左右に広げていく。下着越しに位置を探り当て、ソコへ指を挿し入れていった。既に中の方にも潤いが感じられ、指がスムースに入っていく。勢いに任せて根元の方まで進め、前の方の「スポット」と思しき付近で折り曲げると、ソコへ指の腹をクッと押し当てた。

「…ひあっ…」

 ダイレクトな刺激が頭のてっぺんまで突き抜ける。その拍子に、ソノ部分へ被さっていた掌へ生温かい液体がハネかかった。
 ヤバい。このまま続けると、下着がグショグショになってしまう……まともに働かなくなって来ていた頭の中で何とかソレだけを思い浮かべ、おもちゃを乳首に当てたまま、片手で下着を素早くズリ下ろしにかかった。

『いかがですか…』

 耳元で囁やく声は続いている。ソレが頭の中へ響くたびに神経の受容器官が研ぎ澄まされ、全ての感覚が鋭くなっていくような気がした。

 下着を足首まで下ろして、ソコから右足だけ抜いて外す。ヒザを立てたままMの字に開いた両脚をさらに大きく広げると、私のアラレもない姿がカメラの前に曝け出される……ハズだけど、モニターを見る余裕なんて既にカケラも残ってなかった。

 丸見えになったソノ部分に再び手を伸ばし、溢れた愛液をスクって、私のイチバン敏感なところへ擦りつけた。指の動きに合わせて快感が背筋を鋭く駆け上り、からだをヒクヒクと痙攣らせる。

「…ぅんっ…ん…はぁっ…」

 もっと強い刺激が欲しくなった私は、パールローターを右手で摘んで、おもむろにソノ部分へ押し当てていった。

「…ぁあっ…あ…ぅあああああっ…」

 あっという間にイッてしまう。ソコから少量の透明な液体が吹き出し、お尻の下へ敷いてある平らなクッションにシミをつくった。仰け反った全身から力が抜け、ソファの背もたれへからだを預ける。

『とても素敵ですよ…』

 しばらくの間、痺れたように放心していた頭の中へ、やさしく柔らかい声が響く。ヘッドセットのスキップボタンを押して、ガイダンスを次のチャプターへ進めた。

『今度は…ワタシも…お願いして構いませんか…』

 からだを起こして、さっきテーブルの上へ片付けた特殊マイクを取りに行き、ソファまで戻って浅く腰かけ直した。マイクのスイッチをオンにし、縦に持ち上げてカリの部分を口元へ近づけながら、マスクを下の方から捲ってズラす。

 …ちゃぷっ…

 水気を含んだ音が、頭の中心で妖しく響いた。

 …ちゃぷっ…ぴちゃ…ちゅぷっ…

 カリの部分を呑み込み、舌に集めた唾液を塗りつけていく。

 …ずちゅ…じゅぷっ…ずちゅ…じゅぷっ…

 サオを咥えたまま頭を勢いよく揺らして、上下運動を繰り返した。

『イイ…ですよ…もっと…』

 いったんマイクを口から離し、サオの裏側を、ゆっくりと舐めあげる。舌の表面から伝わってくる感触は、ソノ柔らかさといい充実度といい、男の人のアレそのものに思えた。作り込みがハンパない。

『お…おぅ…』

 反応の仕方もタイミングもリアルだった。耳元へダイレクトに聴こえてくる分、こっちの方が臨場感は上かもしれない。

 再びサオを咥えて吸い込む。カリの部分をほっぺたの内側で包み、転がすようにして唾液を擦りつけた。

 …ずちゅ…ずちゅ…じゅぷっ…ずちゅっ…

 濡れそぼった唇にサオが出入りする音と口の中でカリの部分と粘膜が擦れる音が混ざり合い、頭の中で「隠微な掛け合い」を繰り広げている。同時に、口内から伝わってくる感触が、からだの奥底に眠っていた官能を呼び覚まし、さらなる刺激を求めて蠢きだした。

『も…もう…ダメです…』
 
 聴こえてくるガイドの声が、私の嗜虐心に火をつける。

 特殊マイクを口から離し、ソファへ凭れつつ両脚をMの字に持ち上げて元の態勢に戻った。大きく脚を開いてソレを逆向きに持ち直すと、ゆっくりとソノ部分へ近づけていく。
 
 …ぴちゅ…

 カリの先端がソノ部分へ触れた。続いて、上の方から下の方へナゾりながら、ソレに絡みついた唾液とソコへ溢れ出した愛液を混ぜ合わせていく。

 …ぴちゅ…ちゅぷ…ちゅぷっ…ぴちゅっ…
「…ぅうん…んあぁ…ぁふあっ…んああっ…」

 ソノ部分を掻き回す湿った音が頭の中心へ染み込むように響き、それに呼応して、抑えようとして抑え切れてない喘ぎ声が、どうしようもなく重なる。

『よろしいですか?』

 許しを求める声に合わせて頷き、マイクの先端をソノ部分へ挿しこんでいった。

 …ぴちゅ…
「…んあっ…」

 既に十分すぎるほど潤っていたソコは、あっさりとソレを受け入れてしまう。お腹側の壁に沿ってソレを滑らせ、カリの出っ張りの部分を「スポット」へ擦りつけていった。

 …ずちゅ…じゅっ…じゅぶ…
「…ふぁぅ…うわっ…ぁあん…」

 ソレを動かすたび、とてつもなくイヤらしい音とともに強い刺激が背筋を駆け上がって来て、頭の中心で弾ける。さらなる快感を求め、ソファの上に放り出してあったローターを左手で取りあげて腰を浮かせ、イチバン敏感な部分へ押し当てた。

「…んああっ…ぅあああああああっ…」

 さっきとは違い、けっこうな量の透明な液体がソコから吹き出す。からだをヒクつかせながら俯いて見ると、お尻の下へ敷いてある平らなクッションをぐっしょりと濡らしてしまっている。特殊マイクを握った右手にも少し飛び散っていた。
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