恋の在り処

リン(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

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#12 君の笑顔が嬉しい

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 「あ、沙織ちゃん!ペアになるのちょっと久々だね!よろしくね!」
「瑠夏先輩。よろしくお願いします。」
沙織ちゃん。あまり表情が変わらなくて、話してみてもちょっとクールな感じの子。苦手…というほどではないけど、得意ではない。この子とペアになると、少し身構えてしまうところがある。
 でも無愛想ではない。みんなと話していてボケるとちょっと笑ってくれるし、他の1年生とも仲がいいようだ。だからか、なんだか興味がある。普段何考えているんだろうとか、趣味とかあるのかな、とか。
 バックハンドを教えている。うまく教えられている自信はないけど、よくなってる。
「おぉ~!!すごーい!!いい感じだよー!」
「あ、ありがとうございます。」
あ、笑った…。嬉しいな、だんだん心を開いてくれてるのかな。色んな表情を見てみたい。
 「あのねあのね、沙織ちゃんバック上手くてね、すごいんだよ!!」
「え~、そうなんだ、私バック苦手だから羨ましい~。」
「えっへへ~!」
「あはは、なんで先輩が自慢してるんですか?」
あ、また笑った…!
「あっ、そっかー!えへへ。」
前ペアになった時とやっぱりちょっと違うなぁ…これからはもっと話せるようになるかな?
 今は1年生の壁打ちの練習を見ている。あれからたまに沙織ちゃんと話すようになった。沙織ちゃんと瑠夏は仲良くなれるタイプじゃなさそうだなぁって思ってたから、嬉しい。
 「うーーん、ちょっとフォーム違うかも?こんな感じ!」
後ろから両手を取り、腕を振ってみる。先輩もこう教えてくれていた。あれ、前も同じことしたのに、ちょっと緊張するなぁ。あの時よりこの子に慣れたはずなのに。
「じゃあ、こんな感じでやってみて!」
「はい…。」
あれ?沙織ちゃんも緊張してる…?
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