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第4章 王さま修行 / 教会編
第41話 月華と落ちこぼれ
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『私』は一度、大切なものを手放してしまったことがある。
今から10年前の、命が芽吹く春。
9歳になったセオシュ、カファー、ジルの3人は、同じ年に実験を受けた他の子どもたちと一緒に能力テストを受けていた。実験の後遺症がないか、城を守る兵として問題なく活躍できそうかを判断されるのだ。この結果で、城に残るかどうかが決まる。
「城に残るメンバーは以上だ。名前を呼ばれなかった者は速やかに支度をすること。1時間後に纏めて『小さな町』へ連行する」
無慈悲に言い放たれたその台詞に、セオシュは絶望を感じていた。名前は、呼ばれなかった。
カファーとジルは後遺症もほとんど見られず、優秀な人材として城に残ることが決まった。ずっと一緒にいようと約束したが、それももう叶わない。ここでお別れだ。
セオシュは薄々気づいていた。他の子どもに比べて伸びが悪い自分の身長、増えない体重、思うように動かない体。模擬戦もあったが、誰かに勝てたことなんて一度もない。だから、覚悟はしていた。それでもやはりショックだった。
「じゃあ、私は行くよ。もう会えないかもしれないけど……2人は頑張ってね」
初めて地下から出る日は、3人一緒に立派な戦士になる日だと思っていた。別れの日だった。あまりにも素直に自分の運命を受け入れるセオシュに対し、カファーはずっと泣いていた。
「嫌だよ、おれ、3人でずっと一緒にいたい。約束したでしょ? セオもここにいてよ」
できることならそうしたい。セオシュは必死に涙を我慢していたのに、目の前のカファーが大泣きするものだから逆に引っ込んでしまった。
「それはできないんだよ。知ってるでしょ?」
「いやだ!! ここにいてよお!!!」
9歳にもなって赤ちゃんのように泣き喚くカファーを前にため息をつき、セオシュは纏めた荷物を一旦床に置いて、背中を撫でてやった。
「そういえば、ジルは?」
そろそろ出発だというのに姿を見せない。見送りくらいしてくれてもいいのにと寂しく思っていると、荒い息遣いのジルがどこからか走ってきた。
「セオシュ、待って、行かないでくれ」
引き止めてもらえることが嬉しくて、自然と笑みが溢れる。
「ありがとう、でもそれは無理……」
「方法があったんだ!」
セオシュの言葉を遮って、ジルが真剣な目で言った。
「職員さんに聞いてきたんだ。どうにかしてセオシュも城に残って欲しい、何か方法はないかって。ひとつだけあった」
「ほんと!?」
期待のこもったカファーの声に、ジルは力強く頷く。
「ああ。セオシュ、この研究院の職員にならないか」
「……えっ?」
それがジルが見つけた、『小さな町』へ送られないための唯一の方法だった。
カファーとジルは特に優秀で、城からすれば何としてでも繋ぎとめておきたい存在である。そんな2人の強い希望とあらば、大人たちも叶えないわけにはいかなかったのだ。これはセオシュにだけ与えられた特別な選択肢だった。
「いいじゃん、そうしようよ! そうすればずっと一緒にいられる!」
「城に残れるぞ」
自分よりも喜んでくれる2人を前に、セオシュは嬉しくてたまらなかった。こんなチャンスは二度とない。逃すわけにはいかないと思った。
「うん。そうする」
みんな一緒の未来が待っている。自分にはできなくても、2人が活躍する姿を間近で見守ることができる。それで十分だ。
だが、現実はそううまくはいかなかった。
「いやっ、やめて!!」
「抵抗するのか?特別に城に残してもらってる分際で。俺はいつでもお前を『小さな町』送りにできるんだぜ?」
カファーとジルが地上に出て生き生きと訓練するのに対し、セオシュは地下で都合よく使われる奴隷のようになっていた。3人で会えるのは週に一度だけ。
「…………」
「そうそう、そうやって従順にしとけば悪いようにはしないからよぉ。今日も俺を満足させてくれよ?」
臭い息がかかる。脂まみれの顔面が迫ってきて鳥肌が立った。
昼間は馬車馬のように働き、夜は飢えた職員の欲求を満たす。これが城に残ったセオシュの毎日だった。こんなの自分じゃない。耐えられない。苦しい。辛い。
助けて欲しい。
でも、抵抗するわけにはいかなかった。自分が城に居続けるにはこれしかないから。なんの能力もない自分には、他に選択肢なんてないから。
知らない町にゴミのように捨てられるなんてごめんだ。それなら血を吐いてでもここにとどまってやる。3人一緒の生活を守るんだ。
でも、無理だった。
ある日、ピンと張っていた糸が切れたように、我慢の限界が来てしまった。目の前の男が怖くて、その熱がたまらなく嫌で、セオシュは全力で相手を突き飛ばして無我夢中で走り、城から飛び出した。月が無駄に綺麗な夜だった。
「はぁ……」
あんなに頑張って守っていた城での生活を、自ら捨ててしまった。悲しかったが、あのまま続けていたら自分が自分じゃなくなってしまいそうだった。
(カファーとジルに、さよならを言えなかったな)
名残惜しく思いながらも、フードを深くかぶって城を背に歩き出す。季節はいつの間にか冬になっていた。吐く息は白く、冷たい風が頬を撫でる。
城をぐるりと囲う塀を越え、どうやって橋を渡ろうかと考えた。誰かに見つかればあの研究院に戻されるか、『小さな町』送りになるだろう。戻るよりはマシだが、自由な暮らしがしたかった。外のことをまだ何も知らない。広い世界をこの目で見てみたかった。
小さな体を生かし、往来に紛れながらなんとか橋を突破する。そのまま大通りからは外れ、入り組んだ建物の間を進んだ。灯りが少なく薄暗い。
(ちょ、ちょっとこわい……)
まっすぐ歩いていると、「ねえ」と声がした。
ビクッと肩を震わせて振り返るが誰も居ない。慌てて周囲を見回すが、やっぱりいない。
「上だよ、上」
顔を上げると、建物の屋上からこちらを見下ろす人影があった。月光を浴びて艶めく金髪が風に靡いている。人影は飛び降りて、セオシュの目の前に軽々と着地した。
「その服……研究院の人? こんなところで何してるの?」
セオシュの体に力が入る。この制服がわかるということは、おそらく相手も城の人間だ。連れ戻されてしまう。逃げようとすると腕を掴まれた。
「待ってよ。俺、一応鎧だから、怪しい人物はほっとけないんだよね」
「……鎧?」
「うん、『右腕』のイトカだよ。名乗らないとこっちが不審者だから仕方なく教えてあげる」
イトカと名乗った男の瞳は青く、どこか寂しげな光を持っていた。セオシュが力を抜いたのでイトカも手を離す。
「ほっといて。あなたに迷惑がかかることはしないから。城から逃げてきたの」
「どうして?」
「……言いたくない」
自分よりずっと背の高いイトカから目を逸らし、セオシュは道路に視線を向けていた。2人の横を車が一台通り過ぎ、また静かになる。
「私も教会に入ったら、救われるのかなあ……」
セオシュの小さな呟きが沈黙を破った。
「……なんで急に教会?」
「今の車、中のミラーに教会のワッペンを下げてたから」
「今の一瞬で見えたの?」
車はかなりスピードを出していた。中の様子まで見えるのは異常だ。イトカは眉を顰めて聞き返した。
「うん。5人乗ってたけど、たぶん運転手が信者だ。ひとりだけ白い帽子を被ってた……」
セオシュはイトカの訝しげな視線に気づき、ハッと口をつぐんだ。鎧を前に余計な話をしてしまった。しかしイトカは不快だったのではない。彼女の才能に驚いていたのだ。
「……君、被験者だよね。強化されたのは何?視力?」
セオシュが最も嫌な話題だ。しかし鎧に反抗するのも良くないので仕方なく答える。
「そんなのない。私は出来損ないだから。体も弱いし、とろい。視力も別に良くない」
イトカは少し黙りこんで考えたあと、ポケットからコインを取り出して手に乗せた。それをピンと上に弾いてキャッチする。セオシュには、空中でクルクルと回転している間しかコインが見えないよう、ぎゅっと握る。
「さあ、君にはこのコインの模様が見えたかな?」
セオシュには見えていた。
これこそ、彼女自身にその力を自覚させた出来事だった。テストですら暴かれなかった、前例のない特別な力。
「………見えた。片面が木、片面は文章。『遠く未来へ自然を届けよう』……」
イトカはコインの両面を見せてニヤリと笑った。
「正解、やっぱりね。君は動体視力が抜群にいい。こんな子は初めて見たよ」
そして、その大きな手のひらを差し出す。驚いているセオシュに対し、イトカは優しく呼びかけた。
「出来損ないなんかじゃないよ。俺が君を強くしてあげる」
人に認めてもらえたのは初めてだった。
自分にも力がある。それが嬉しくて、セオシュは差し伸べられた手をおずおずと握り返した。
今から10年前の、命が芽吹く春。
9歳になったセオシュ、カファー、ジルの3人は、同じ年に実験を受けた他の子どもたちと一緒に能力テストを受けていた。実験の後遺症がないか、城を守る兵として問題なく活躍できそうかを判断されるのだ。この結果で、城に残るかどうかが決まる。
「城に残るメンバーは以上だ。名前を呼ばれなかった者は速やかに支度をすること。1時間後に纏めて『小さな町』へ連行する」
無慈悲に言い放たれたその台詞に、セオシュは絶望を感じていた。名前は、呼ばれなかった。
カファーとジルは後遺症もほとんど見られず、優秀な人材として城に残ることが決まった。ずっと一緒にいようと約束したが、それももう叶わない。ここでお別れだ。
セオシュは薄々気づいていた。他の子どもに比べて伸びが悪い自分の身長、増えない体重、思うように動かない体。模擬戦もあったが、誰かに勝てたことなんて一度もない。だから、覚悟はしていた。それでもやはりショックだった。
「じゃあ、私は行くよ。もう会えないかもしれないけど……2人は頑張ってね」
初めて地下から出る日は、3人一緒に立派な戦士になる日だと思っていた。別れの日だった。あまりにも素直に自分の運命を受け入れるセオシュに対し、カファーはずっと泣いていた。
「嫌だよ、おれ、3人でずっと一緒にいたい。約束したでしょ? セオもここにいてよ」
できることならそうしたい。セオシュは必死に涙を我慢していたのに、目の前のカファーが大泣きするものだから逆に引っ込んでしまった。
「それはできないんだよ。知ってるでしょ?」
「いやだ!! ここにいてよお!!!」
9歳にもなって赤ちゃんのように泣き喚くカファーを前にため息をつき、セオシュは纏めた荷物を一旦床に置いて、背中を撫でてやった。
「そういえば、ジルは?」
そろそろ出発だというのに姿を見せない。見送りくらいしてくれてもいいのにと寂しく思っていると、荒い息遣いのジルがどこからか走ってきた。
「セオシュ、待って、行かないでくれ」
引き止めてもらえることが嬉しくて、自然と笑みが溢れる。
「ありがとう、でもそれは無理……」
「方法があったんだ!」
セオシュの言葉を遮って、ジルが真剣な目で言った。
「職員さんに聞いてきたんだ。どうにかしてセオシュも城に残って欲しい、何か方法はないかって。ひとつだけあった」
「ほんと!?」
期待のこもったカファーの声に、ジルは力強く頷く。
「ああ。セオシュ、この研究院の職員にならないか」
「……えっ?」
それがジルが見つけた、『小さな町』へ送られないための唯一の方法だった。
カファーとジルは特に優秀で、城からすれば何としてでも繋ぎとめておきたい存在である。そんな2人の強い希望とあらば、大人たちも叶えないわけにはいかなかったのだ。これはセオシュにだけ与えられた特別な選択肢だった。
「いいじゃん、そうしようよ! そうすればずっと一緒にいられる!」
「城に残れるぞ」
自分よりも喜んでくれる2人を前に、セオシュは嬉しくてたまらなかった。こんなチャンスは二度とない。逃すわけにはいかないと思った。
「うん。そうする」
みんな一緒の未来が待っている。自分にはできなくても、2人が活躍する姿を間近で見守ることができる。それで十分だ。
だが、現実はそううまくはいかなかった。
「いやっ、やめて!!」
「抵抗するのか?特別に城に残してもらってる分際で。俺はいつでもお前を『小さな町』送りにできるんだぜ?」
カファーとジルが地上に出て生き生きと訓練するのに対し、セオシュは地下で都合よく使われる奴隷のようになっていた。3人で会えるのは週に一度だけ。
「…………」
「そうそう、そうやって従順にしとけば悪いようにはしないからよぉ。今日も俺を満足させてくれよ?」
臭い息がかかる。脂まみれの顔面が迫ってきて鳥肌が立った。
昼間は馬車馬のように働き、夜は飢えた職員の欲求を満たす。これが城に残ったセオシュの毎日だった。こんなの自分じゃない。耐えられない。苦しい。辛い。
助けて欲しい。
でも、抵抗するわけにはいかなかった。自分が城に居続けるにはこれしかないから。なんの能力もない自分には、他に選択肢なんてないから。
知らない町にゴミのように捨てられるなんてごめんだ。それなら血を吐いてでもここにとどまってやる。3人一緒の生活を守るんだ。
でも、無理だった。
ある日、ピンと張っていた糸が切れたように、我慢の限界が来てしまった。目の前の男が怖くて、その熱がたまらなく嫌で、セオシュは全力で相手を突き飛ばして無我夢中で走り、城から飛び出した。月が無駄に綺麗な夜だった。
「はぁ……」
あんなに頑張って守っていた城での生活を、自ら捨ててしまった。悲しかったが、あのまま続けていたら自分が自分じゃなくなってしまいそうだった。
(カファーとジルに、さよならを言えなかったな)
名残惜しく思いながらも、フードを深くかぶって城を背に歩き出す。季節はいつの間にか冬になっていた。吐く息は白く、冷たい風が頬を撫でる。
城をぐるりと囲う塀を越え、どうやって橋を渡ろうかと考えた。誰かに見つかればあの研究院に戻されるか、『小さな町』送りになるだろう。戻るよりはマシだが、自由な暮らしがしたかった。外のことをまだ何も知らない。広い世界をこの目で見てみたかった。
小さな体を生かし、往来に紛れながらなんとか橋を突破する。そのまま大通りからは外れ、入り組んだ建物の間を進んだ。灯りが少なく薄暗い。
(ちょ、ちょっとこわい……)
まっすぐ歩いていると、「ねえ」と声がした。
ビクッと肩を震わせて振り返るが誰も居ない。慌てて周囲を見回すが、やっぱりいない。
「上だよ、上」
顔を上げると、建物の屋上からこちらを見下ろす人影があった。月光を浴びて艶めく金髪が風に靡いている。人影は飛び降りて、セオシュの目の前に軽々と着地した。
「その服……研究院の人? こんなところで何してるの?」
セオシュの体に力が入る。この制服がわかるということは、おそらく相手も城の人間だ。連れ戻されてしまう。逃げようとすると腕を掴まれた。
「待ってよ。俺、一応鎧だから、怪しい人物はほっとけないんだよね」
「……鎧?」
「うん、『右腕』のイトカだよ。名乗らないとこっちが不審者だから仕方なく教えてあげる」
イトカと名乗った男の瞳は青く、どこか寂しげな光を持っていた。セオシュが力を抜いたのでイトカも手を離す。
「ほっといて。あなたに迷惑がかかることはしないから。城から逃げてきたの」
「どうして?」
「……言いたくない」
自分よりずっと背の高いイトカから目を逸らし、セオシュは道路に視線を向けていた。2人の横を車が一台通り過ぎ、また静かになる。
「私も教会に入ったら、救われるのかなあ……」
セオシュの小さな呟きが沈黙を破った。
「……なんで急に教会?」
「今の車、中のミラーに教会のワッペンを下げてたから」
「今の一瞬で見えたの?」
車はかなりスピードを出していた。中の様子まで見えるのは異常だ。イトカは眉を顰めて聞き返した。
「うん。5人乗ってたけど、たぶん運転手が信者だ。ひとりだけ白い帽子を被ってた……」
セオシュはイトカの訝しげな視線に気づき、ハッと口をつぐんだ。鎧を前に余計な話をしてしまった。しかしイトカは不快だったのではない。彼女の才能に驚いていたのだ。
「……君、被験者だよね。強化されたのは何?視力?」
セオシュが最も嫌な話題だ。しかし鎧に反抗するのも良くないので仕方なく答える。
「そんなのない。私は出来損ないだから。体も弱いし、とろい。視力も別に良くない」
イトカは少し黙りこんで考えたあと、ポケットからコインを取り出して手に乗せた。それをピンと上に弾いてキャッチする。セオシュには、空中でクルクルと回転している間しかコインが見えないよう、ぎゅっと握る。
「さあ、君にはこのコインの模様が見えたかな?」
セオシュには見えていた。
これこそ、彼女自身にその力を自覚させた出来事だった。テストですら暴かれなかった、前例のない特別な力。
「………見えた。片面が木、片面は文章。『遠く未来へ自然を届けよう』……」
イトカはコインの両面を見せてニヤリと笑った。
「正解、やっぱりね。君は動体視力が抜群にいい。こんな子は初めて見たよ」
そして、その大きな手のひらを差し出す。驚いているセオシュに対し、イトカは優しく呼びかけた。
「出来損ないなんかじゃないよ。俺が君を強くしてあげる」
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