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第4章 王さま修行 / 教会編
第47話 繋がれた糸の先
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「メイならできるって!」
「少なくとも、俺らに任せるよりは良いスピーチができそうだ」
「……アンタらさぁ、少しはプライドないの?」
年上2人に迫られ、メイは深くため息をついた。
「そんなこと言われても、ボクだってスピーチなんてやったことないし作ったこともない。すごいものを求められても期待には応えられないよ」
ひらひらと手を振って断ろうとするが、イトカはなぜか自信満々な様子だ。
「俺知ってるよ、メイはいつも研究成果を超長い論文にまとめてるじゃん。あの文章力があればスピーチなんてちょちょいのちょいだよ!」
「あれとスピーチじゃ全然勝手が違うんだけど!? 本気でボクにやらせる気?」
困り果てて晴の方を見ると、彼女の目が物語っていた。自分にはできないから助けてほしい……と。
(えぇ……)
鎧たちも黙ってメイが頷くのを待っている。揃いも揃って馬鹿ばっかりなんだから……と思いつつ、メイは観念して肩をすくめた。
「はぁ、わかったわかった。やる」
「さっすがメイー!!」
「がんばって!!」
ますます盛り上がるイトカたちにメイはうんざりした。彼もまた押しに弱いのだった。
「じゃ、俺たちはいざという時に暴れる担当やるから♪」
「おっしゃ、お前ら稽古するぞ!!」
「はーい!!!」
(結局暴れる気満々なんじゃん……)
脳筋たちがバタバタと医務室を出ていく。その背中を軽く睨みつけてから、メイは晴に向き直った。
「面倒くさいけど仕方ない。ちょっとだけなら手伝ってあげる。基本は自分でやってよね」
「うん!!」
丸投げされるより遥かに心強い。晴はにっこり笑って返事をした。
「ボクにはその前に片付ける仕事もあるし、ザキからの連絡も待った方がいいから、しばらくは1人で考えてみてよ。後で相談には乗るから。じゃあね」
メイはそう言い残すと立ち上がり、医務室を出て行った。
早速テーブルにあった紙とペンを手元に用意し、晴はスピーチを考え始める。メイと話し合う前にアイデアを出しておかなくては。
メイは立ち去る直前、ちらりと窓際の花瓶を振り返った。
(……ボクがこれだけやってやるんだ、アンタも上手くやってよね)
自室で音声に耳を傾けていたロユンは、机に突っ伏していた体を起こして腕を組んだ。
「ふむ、スピーチか。なるほどね……」
ブーケに仕込んだ盗聴器で、晴たちの話し合いを全て聞いていたのだ。
「そんなのが本当に成功するんでしょうか?」
ロユンの部屋の掃除をしながら一緒に聞いていたトキが訝しげに眉を顰める。マオも一緒で、彼はトキが掃除機をかけるのに合わせて重い家具を動かす係を担っていた。
「まぁ、やってみる価値はあるんじゃない? とりあえず僕もできることをやっておかないとね、メイくんに怒られちゃう……」
メイが盗聴器に気づくことは予想していた。途中から妙に聞こえが良くなったのは、彼がより音を拾いやすいところに移動させてくれたからだろう。
そんなことを考えながら、ロユンは電話をとって番号を打ち込んでいた。滅多に連絡はしないが、表面上は友好関係を築いている相手だ。通話ボタンを押し、トキとマオにも聞こえるようにスピーカーモードにする。
「……はい」
数コール待った後、低い声が電話に出た。ロユンはにんまりと笑って椅子に体を預ける。
「やぁ『教祖』さん。お話ししたいことがあるんだけど、いま大丈夫かい?」
「……あなたが私に直接連絡してくるなんて珍しいですね。少しなら構いませんよ」
電話の相手は、教会の『教祖』ザキだった。
「教会と城が敵対していると聞いて、僕も気になってね。さらにあなた方が鎧の『左腕』を王にしようとしているっていう話も」
「その通りです。承認の手続きは書面で簡単に済ませていただくつもりです。まさに今、鎧さんたちにその連絡をしようと思っていたところなんですよ」
ザキはリスクを考慮し、鎧たちに会うことなく事を終わらせるつもりでいた。エミレラが王になってしまえば鎧たちは力を失い、教会にとって脅威ではなくなる。晴の存在が気になるところではあるが、王を味方につけられるのだから問題ない。目前に迫った勝利に、ザキは胸の高鳴りを抑えられずにいた。
しかし書面上でのやりとりのみとなると、晴がスピーチを披露する場がなくなってしまう。エミレラが王になってからでは手遅れだ。
そこで、ロユンの出番である。
「なるほどね。慎重なザキさんらしいやり方だ。だけど本当にそれで良いのかい?」
「……と言いますと?」
ザキの返事に警戒心が滲む。
「僕はそれが最善だとは思えない。王の承認は裏でささっと済ませるんじゃなく、大勢の民の前で大々的にやるものじゃないのかい?」
「いや、でも……しかし……」
揺らいでいる。本当はザキもそうしたいのだろう。すかさずロユンは畳み掛けた。
「教会に教徒をたくさん集めて、そこに鎧たちを招いて口で承認させるんだ。そうすれば大勢の教徒が証人になる。みんながザキさんが勝利する瞬間を目にするんだ。紙ぺら一枚に全てを託すよりよっぽど感動的だろう?」
「…………」
相手の顔は見えずとも、ザキが考え込んでいるのが良くわかる間だった。獲物を唆すようなロユンの様子に、トキとマオが顔を見合わせる。
「……臨時集会を開いて、教徒を集めることはできますが。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?」
もうひと押しだ。ロユンの腕の見せ所である。
「承認の儀を目の当たりにすることは、エミレラさんの支持にも繋がる。彼女にとってもメリットがあると思うんだ。……新たな王とは良い協力関係を築きたいと思っているんでね、彼女が民の信頼を得ることは僕にとっても重要なことだから」
すかさず自分がここまで介入する意味を説明しておく。焦らず慎重に。確実に仕留めるまで。
少し考えたあと、ため息混じりにザキが折れた。
「……わかりました。あなたの言う通りにしてみます」
「ああ。賢明な判断だと思うよ」
実はザキも電話の途中、臨時集会に人を集めることのメリットを思いついたのである。しかしザキはあまりロユンを信用していないのでそれは明かさずに、ロユンに流されただけであるような返事をした。
「私が……いえ、エミレラ様が権力を手にした暁には、あなたと手を取り合える事を祈っていますよ」
「僕もそうなると嬉しいよ。ではまた」
電話が切れる。静かになった電話口で、ザキとロユンはそれぞれの思惑を胸に深く息を吐いていた。
「……なるほど、大衆を利用するのはザキではなくヴィーゼルってことですね」
決して晴とは呼びたくないトキが言う。ロユンは満足気に頷いた。
「そうそう。ザキがうまく話に乗ってくれて助かったよ。これで晴ちゃんの作戦が実行できる。これも僕のおかげだよね、褒めて欲しいくらいだよ」
マオが乾いた拍手を贈った。
「晴ちゃんの作戦がうまくいけばティナも喜ぶだろうし。間接的に、僕がティナを笑顔にできたことになる……」
ふふふふっと気持ちの悪い笑みを溢すロユンを、トキが冷めた目で見据えていた。ロユンとティナの間に重い関係が隠されていそうなのは感じているが、面倒なので問いただす気はない。
「ボスはそればっかりですね。私はヴィーゼルが王になるのも嫌だけど、ザキの奴が力を持つも同じくらい嫌です。あいつもいつか殺します」
殺意を宿すトキをマオが肘で小突いた。
「なに? 『今は協力関係なんだから殺しちゃだめだ』………わかってるよ、だからこうして間接的に潰す計画を進めてるんだろ」
そう言って、散らかった物の片付けを再開した。
「さて、晴ちゃんがどんなスピーチを聞かせてくれるのかが楽しみだね。僕も見に行きたいくらいだ」
ロユンは椅子に深く座って足を組み、にっこりと笑った。
「少なくとも、俺らに任せるよりは良いスピーチができそうだ」
「……アンタらさぁ、少しはプライドないの?」
年上2人に迫られ、メイは深くため息をついた。
「そんなこと言われても、ボクだってスピーチなんてやったことないし作ったこともない。すごいものを求められても期待には応えられないよ」
ひらひらと手を振って断ろうとするが、イトカはなぜか自信満々な様子だ。
「俺知ってるよ、メイはいつも研究成果を超長い論文にまとめてるじゃん。あの文章力があればスピーチなんてちょちょいのちょいだよ!」
「あれとスピーチじゃ全然勝手が違うんだけど!? 本気でボクにやらせる気?」
困り果てて晴の方を見ると、彼女の目が物語っていた。自分にはできないから助けてほしい……と。
(えぇ……)
鎧たちも黙ってメイが頷くのを待っている。揃いも揃って馬鹿ばっかりなんだから……と思いつつ、メイは観念して肩をすくめた。
「はぁ、わかったわかった。やる」
「さっすがメイー!!」
「がんばって!!」
ますます盛り上がるイトカたちにメイはうんざりした。彼もまた押しに弱いのだった。
「じゃ、俺たちはいざという時に暴れる担当やるから♪」
「おっしゃ、お前ら稽古するぞ!!」
「はーい!!!」
(結局暴れる気満々なんじゃん……)
脳筋たちがバタバタと医務室を出ていく。その背中を軽く睨みつけてから、メイは晴に向き直った。
「面倒くさいけど仕方ない。ちょっとだけなら手伝ってあげる。基本は自分でやってよね」
「うん!!」
丸投げされるより遥かに心強い。晴はにっこり笑って返事をした。
「ボクにはその前に片付ける仕事もあるし、ザキからの連絡も待った方がいいから、しばらくは1人で考えてみてよ。後で相談には乗るから。じゃあね」
メイはそう言い残すと立ち上がり、医務室を出て行った。
早速テーブルにあった紙とペンを手元に用意し、晴はスピーチを考え始める。メイと話し合う前にアイデアを出しておかなくては。
メイは立ち去る直前、ちらりと窓際の花瓶を振り返った。
(……ボクがこれだけやってやるんだ、アンタも上手くやってよね)
自室で音声に耳を傾けていたロユンは、机に突っ伏していた体を起こして腕を組んだ。
「ふむ、スピーチか。なるほどね……」
ブーケに仕込んだ盗聴器で、晴たちの話し合いを全て聞いていたのだ。
「そんなのが本当に成功するんでしょうか?」
ロユンの部屋の掃除をしながら一緒に聞いていたトキが訝しげに眉を顰める。マオも一緒で、彼はトキが掃除機をかけるのに合わせて重い家具を動かす係を担っていた。
「まぁ、やってみる価値はあるんじゃない? とりあえず僕もできることをやっておかないとね、メイくんに怒られちゃう……」
メイが盗聴器に気づくことは予想していた。途中から妙に聞こえが良くなったのは、彼がより音を拾いやすいところに移動させてくれたからだろう。
そんなことを考えながら、ロユンは電話をとって番号を打ち込んでいた。滅多に連絡はしないが、表面上は友好関係を築いている相手だ。通話ボタンを押し、トキとマオにも聞こえるようにスピーカーモードにする。
「……はい」
数コール待った後、低い声が電話に出た。ロユンはにんまりと笑って椅子に体を預ける。
「やぁ『教祖』さん。お話ししたいことがあるんだけど、いま大丈夫かい?」
「……あなたが私に直接連絡してくるなんて珍しいですね。少しなら構いませんよ」
電話の相手は、教会の『教祖』ザキだった。
「教会と城が敵対していると聞いて、僕も気になってね。さらにあなた方が鎧の『左腕』を王にしようとしているっていう話も」
「その通りです。承認の手続きは書面で簡単に済ませていただくつもりです。まさに今、鎧さんたちにその連絡をしようと思っていたところなんですよ」
ザキはリスクを考慮し、鎧たちに会うことなく事を終わらせるつもりでいた。エミレラが王になってしまえば鎧たちは力を失い、教会にとって脅威ではなくなる。晴の存在が気になるところではあるが、王を味方につけられるのだから問題ない。目前に迫った勝利に、ザキは胸の高鳴りを抑えられずにいた。
しかし書面上でのやりとりのみとなると、晴がスピーチを披露する場がなくなってしまう。エミレラが王になってからでは手遅れだ。
そこで、ロユンの出番である。
「なるほどね。慎重なザキさんらしいやり方だ。だけど本当にそれで良いのかい?」
「……と言いますと?」
ザキの返事に警戒心が滲む。
「僕はそれが最善だとは思えない。王の承認は裏でささっと済ませるんじゃなく、大勢の民の前で大々的にやるものじゃないのかい?」
「いや、でも……しかし……」
揺らいでいる。本当はザキもそうしたいのだろう。すかさずロユンは畳み掛けた。
「教会に教徒をたくさん集めて、そこに鎧たちを招いて口で承認させるんだ。そうすれば大勢の教徒が証人になる。みんながザキさんが勝利する瞬間を目にするんだ。紙ぺら一枚に全てを託すよりよっぽど感動的だろう?」
「…………」
相手の顔は見えずとも、ザキが考え込んでいるのが良くわかる間だった。獲物を唆すようなロユンの様子に、トキとマオが顔を見合わせる。
「……臨時集会を開いて、教徒を集めることはできますが。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?」
もうひと押しだ。ロユンの腕の見せ所である。
「承認の儀を目の当たりにすることは、エミレラさんの支持にも繋がる。彼女にとってもメリットがあると思うんだ。……新たな王とは良い協力関係を築きたいと思っているんでね、彼女が民の信頼を得ることは僕にとっても重要なことだから」
すかさず自分がここまで介入する意味を説明しておく。焦らず慎重に。確実に仕留めるまで。
少し考えたあと、ため息混じりにザキが折れた。
「……わかりました。あなたの言う通りにしてみます」
「ああ。賢明な判断だと思うよ」
実はザキも電話の途中、臨時集会に人を集めることのメリットを思いついたのである。しかしザキはあまりロユンを信用していないのでそれは明かさずに、ロユンに流されただけであるような返事をした。
「私が……いえ、エミレラ様が権力を手にした暁には、あなたと手を取り合える事を祈っていますよ」
「僕もそうなると嬉しいよ。ではまた」
電話が切れる。静かになった電話口で、ザキとロユンはそれぞれの思惑を胸に深く息を吐いていた。
「……なるほど、大衆を利用するのはザキではなくヴィーゼルってことですね」
決して晴とは呼びたくないトキが言う。ロユンは満足気に頷いた。
「そうそう。ザキがうまく話に乗ってくれて助かったよ。これで晴ちゃんの作戦が実行できる。これも僕のおかげだよね、褒めて欲しいくらいだよ」
マオが乾いた拍手を贈った。
「晴ちゃんの作戦がうまくいけばティナも喜ぶだろうし。間接的に、僕がティナを笑顔にできたことになる……」
ふふふふっと気持ちの悪い笑みを溢すロユンを、トキが冷めた目で見据えていた。ロユンとティナの間に重い関係が隠されていそうなのは感じているが、面倒なので問いただす気はない。
「ボスはそればっかりですね。私はヴィーゼルが王になるのも嫌だけど、ザキの奴が力を持つも同じくらい嫌です。あいつもいつか殺します」
殺意を宿すトキをマオが肘で小突いた。
「なに? 『今は協力関係なんだから殺しちゃだめだ』………わかってるよ、だからこうして間接的に潰す計画を進めてるんだろ」
そう言って、散らかった物の片付けを再開した。
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