色々技術小話

石之森

文字の大きさ
上 下
1 / 1

巨大ロボットは何故光る目を持つか

しおりを挟む
世の中の巨大ロボットはしばしば光る目を搭載している。
これは何故だろうか…。

アニメ・特撮でかっこよいから…というのはさておき、巨大ロボットというものを考えると意外と合理的な面があります。


巨大ロボットというものを考えると、色々な作業で有用なので、戦闘以外で作業補助等で利用する用途が多い筈だし、艦内で作業員と一緒に作業する事も多い筈である。
そうなるとアレ・ソレと指し示すことやロボットの今後の行動が予測できる事は安全上重要である。
そして巨大なので指で指し示すにしろ顔の向きを変えるにしても大きなエネルギーを消費する。

そこで光る目である。目線という誰でも直感的に理解できる方法で、今後移動しようとしている方向や会話の対象物を比較的低コストに指し示す事ができるのである。
しかもこれをLEDアレイ等で構成すれば可動部がないのでメンテナンスコスト上も有益です。
なので巨大ロボットが光る目を持つのは合理的設計なのである。


ちなみにおそらく之は自動運転車でも同様と思われるので将来は光る目を持つ車が走り回るようになるかもしれない。
自動運転車が一般道を走行する場合には歩行者にとってAIから自分が認識されているかが気になります。
人間のドライバー相手では顔の向きや目線で認識されていることを確認したりします。
自動運転車に光る目をつける事でAIに認識されている事を把握して歩行者は安心して歩けます。
光る目を持つ車が走り回る世界…楽しそうですよね。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...