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「ふぅ……今日の授業はおわりっと……」
俺は本日最後の授業が終わり、一人で軽く伸びをする。
指先を絡め合わせて、ぎゅううううっと腕を天井に向けて伸ばし、肩甲骨が内側に入り込むように、めいっぱいに伸びをする。
そうすることで、俺は一日の疲れを実感する。
でも、それが、とても気持ちいいのだ。
伸びは快感を求める人間の一種の本能的側面を持ち合わせているのかもしれない。
と、一人でそんなことを考えていたら……
「ちょっといいかしら……」
先ほどの授業中におっぱいを丸出しにしていた痴女が唐突に声をかけてきた。
そういえば、名前をまだ言っていなかったか……
名を、江口エロ子という。
苗字はしょうがないにしろ、名前のほうはまだ考える余地があっただろうに……
「どうした?」
俺はぶっきらぼうに返事をする。
これ以上、校内でおっぱいを放り出されては、困る。
おっぱいが放り出されては、俺の第二人格が暴走しかねない。
「これから付き合ってほしいの」
「……俺に拒否権はあるのか?」
「ない」
「じゃあ、付き合うもこうもないだろう。力づくで俺のことをラチればいい」
俺は心底どうでもいいように、彼女に対応していた。
しかし、そのまさか、が起こってしまった。
「そう、じゃあ、お言葉に甘えて……」
すると、いきなり俺の顔にボインっと柔らかな感触が伝わり……
俺の視界がぐらっと180度回転した。
俺はこうして、痴女に連行されたのだった。
その様子をクラスメイトたちは、ただただ、唖然として見送ることしかできないのだった……
俺は本日最後の授業が終わり、一人で軽く伸びをする。
指先を絡め合わせて、ぎゅううううっと腕を天井に向けて伸ばし、肩甲骨が内側に入り込むように、めいっぱいに伸びをする。
そうすることで、俺は一日の疲れを実感する。
でも、それが、とても気持ちいいのだ。
伸びは快感を求める人間の一種の本能的側面を持ち合わせているのかもしれない。
と、一人でそんなことを考えていたら……
「ちょっといいかしら……」
先ほどの授業中におっぱいを丸出しにしていた痴女が唐突に声をかけてきた。
そういえば、名前をまだ言っていなかったか……
名を、江口エロ子という。
苗字はしょうがないにしろ、名前のほうはまだ考える余地があっただろうに……
「どうした?」
俺はぶっきらぼうに返事をする。
これ以上、校内でおっぱいを放り出されては、困る。
おっぱいが放り出されては、俺の第二人格が暴走しかねない。
「これから付き合ってほしいの」
「……俺に拒否権はあるのか?」
「ない」
「じゃあ、付き合うもこうもないだろう。力づくで俺のことをラチればいい」
俺は心底どうでもいいように、彼女に対応していた。
しかし、そのまさか、が起こってしまった。
「そう、じゃあ、お言葉に甘えて……」
すると、いきなり俺の顔にボインっと柔らかな感触が伝わり……
俺の視界がぐらっと180度回転した。
俺はこうして、痴女に連行されたのだった。
その様子をクラスメイトたちは、ただただ、唖然として見送ることしかできないのだった……
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