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無念でした。溺愛です!
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5年、経ちました。私は、5歳になりました。
今日は『魔力器測定』の日です。
この世界には、面白い事に魔法が存在します。
お兄様が5歳の頃、首が据わって間もない私に笑顔で、『魔法をみせてあげりゅ!』と若干噛みながら、庭園で魔法をぶっ放しました。
私を抱っこしていたメイドさんは『ぼっちゃま!駄目ですおやめください!!』と叫びましたが間に合わず。
憐れにも庭園の花は燃やし尽くされました。
綺麗な花だけピンポイントで燃やされました。
私はソレがもうとても面白くて興奮し、かなり歓び笑いましたが、お兄様はびっくりしたお顔の後、真っ青なお顔になられていました。
それが拍車をかける面白さで、私は笑いまくりで呼吸困難に陥りました。今思い出しても面白かった。
その時に、この世界には魔法があると知ったのです。
魔法は、産まれ持った魔力器が大きい(広い、ともいう)程、魔力と言われる力が多く内包でき、強力な魔法を使えるらしいです。
魔力器の大きさは、血筋の中に大きい者がいれば、大きくなりやすいらしいです。
一般的に、魔力器が大きい者は、魔力がデカイとか強いと言い表します。
と、お兄様がお話して下さいました。
お兄様は、寝物語(私の寝かしつけ)の時、魔法の話をよくします。絵本も読んで下さいますが、私はお兄様の実体験や魔法のお話が大好きです。気づかいしてくれるお兄様は、頑張って私が喜ぶお話を選んでくれるのです。眩しいお人柄です。
家族の中では一番好きです。
一番、利用出来て棄てやすくて、馬鹿で愚か。盲目的に私を愛して下さるので、私が悪意でヤッた事を彼は全て正当化して下さいます。
いい加減お兄様が気持ち悪いので、ボディーブローを決めてあげたり、金的したりもするのですが、そういう事も全部容赦して下さいます。悪意をもってヤッたんですが、彼にとって私は、可愛い可愛いぼんやりさん、うっかり屋さんやおっちょこちょいさんらしいです。あまりにも攻撃に効果が無くて、正直萎えます。
私がそんな昔の事を思い出していると
「リリィティア? またぼんやりして……可愛い……。」
お兄様に背後から抱きしめられました。あったかい。気持ち悪い。
直ぐに肘鉄を食らわしましたが、お兄様はノンダメージでした。呻き声すら挙げません。
ていうか、効いてないんですよね。お兄様は10歳ですが、もう身長が160センチもあります。筋力もやたらあります。
肘鉄した私の肘の方がダメージを受けました。糞硬えです。
「大丈夫だよリリィ。
リリィもきっと、すごい強い魅力……あ、魔力。魔力があるから……!」
お兄様がその様に言うのも納得です。私の家系は、代々魔力器の大きい者同士が婚姻しています。よくわかりませんが、そういう風に強い魔力持ちをつくるのが、この世界の世情なのでしょう。
例に漏れず、お兄様も素晴らしく魔力器の大きい方です。魅力とかおっしゃったのは、気のせいでしょう。気持ち悪い。
ただ、私の気のせいでは無いほどに、溺愛して下さっているのをヒシヒシ感じます。本当に苦痛です。
見目麗しいお顔が、私と対峙するたびにゆるゆるのグズグズに変わるのが、残念で仕方ありません。
金色の無機質的な釣り目は、普段は冷ややかで格好良く、炎の様な色のツンツンに立つ髪も、とても素晴らしい造形であるのに。
そういえば、お父様もさらにそれを渋くして大人の色気を足したような美しさですが、残念度合は同じです。愛情深いって、面倒くさいですねぇ。前世ではこんなに暖かくて気持ち悪い愛情に囲まれた事がありませんので、非常に居心地が悪い。
私の外見や体格はお母様譲りなのか、抱きしめられるとすっぽり覆われ見えなくなります。苦痛です。閻魔様?の悪意を感じます。まだ5歳だからとか言ってられません。
お兄様が5歳の頃には、もう140センチくらいはありました。私は86センチしか無いのに。魔法のお国は体格の成長は早いみたいなのに、コレは悪意を感じざるを得ませんね。
私が前世30代で死んだ時も、身長147センチだったので不安です。
「緊張してるの、リリィ?大丈夫よ。ちょっとみるだけよ。ほら、いらっしゃったわ。ご挨拶。」
お母様がのんびりと言葉を発する。
思考を一旦止めて、私は挨拶しようとスカートを持ち上げ、貴族的な挨拶(教わった)を……しようとしたが、お兄様に捕まっているのです。無理でした。動けません。
糞邪魔くせえなと思ってお兄様を見上げると、凄い怖い凄惨な表情をしていました。
魔力測定員を、睨んでいます。ゾクッと快感を感じました。すごいイイ表情です。
「ロゼ。リリィを離してやれ。測定出来んだろうが。」
重厚感あるイイ声が、一瞬止まった時間を動かしました。お父様です。いつになく真剣で、格好良いように観えます。
測定員の方は、立派に大人の方でしたが、雰囲気に多少ヤラれたみたいで、具合いの悪いお顔をされていました。
ヒヒッw可愛い。
「あ、でっでは……リリィディア・アズフォール様の……魔力器測定を、ワクス・ドゥーレ王の加護と秩序の元、行わせていただきます。」
測定員の方は、社交辞令的な挨拶の後、魔力器測定の道具らしきモノを取り出しました。
始終、お顔の色がすぐれないのが可愛らしくて堪らないですねぇ。ビクビクおどおどされている方には、たっぷり優しくしたいです。たっぷり優しくした後に、逃げ道をのこして救いましょう。遺して!ヒヒヒフェフェフェwwwああ、悦楽が目に浮かぶ……。
今出来たら、スゴい気持ち良いのに。
歯痒いですねぇ。
今日は『魔力器測定』の日です。
この世界には、面白い事に魔法が存在します。
お兄様が5歳の頃、首が据わって間もない私に笑顔で、『魔法をみせてあげりゅ!』と若干噛みながら、庭園で魔法をぶっ放しました。
私を抱っこしていたメイドさんは『ぼっちゃま!駄目ですおやめください!!』と叫びましたが間に合わず。
憐れにも庭園の花は燃やし尽くされました。
綺麗な花だけピンポイントで燃やされました。
私はソレがもうとても面白くて興奮し、かなり歓び笑いましたが、お兄様はびっくりしたお顔の後、真っ青なお顔になられていました。
それが拍車をかける面白さで、私は笑いまくりで呼吸困難に陥りました。今思い出しても面白かった。
その時に、この世界には魔法があると知ったのです。
魔法は、産まれ持った魔力器が大きい(広い、ともいう)程、魔力と言われる力が多く内包でき、強力な魔法を使えるらしいです。
魔力器の大きさは、血筋の中に大きい者がいれば、大きくなりやすいらしいです。
一般的に、魔力器が大きい者は、魔力がデカイとか強いと言い表します。
と、お兄様がお話して下さいました。
お兄様は、寝物語(私の寝かしつけ)の時、魔法の話をよくします。絵本も読んで下さいますが、私はお兄様の実体験や魔法のお話が大好きです。気づかいしてくれるお兄様は、頑張って私が喜ぶお話を選んでくれるのです。眩しいお人柄です。
家族の中では一番好きです。
一番、利用出来て棄てやすくて、馬鹿で愚か。盲目的に私を愛して下さるので、私が悪意でヤッた事を彼は全て正当化して下さいます。
いい加減お兄様が気持ち悪いので、ボディーブローを決めてあげたり、金的したりもするのですが、そういう事も全部容赦して下さいます。悪意をもってヤッたんですが、彼にとって私は、可愛い可愛いぼんやりさん、うっかり屋さんやおっちょこちょいさんらしいです。あまりにも攻撃に効果が無くて、正直萎えます。
私がそんな昔の事を思い出していると
「リリィティア? またぼんやりして……可愛い……。」
お兄様に背後から抱きしめられました。あったかい。気持ち悪い。
直ぐに肘鉄を食らわしましたが、お兄様はノンダメージでした。呻き声すら挙げません。
ていうか、効いてないんですよね。お兄様は10歳ですが、もう身長が160センチもあります。筋力もやたらあります。
肘鉄した私の肘の方がダメージを受けました。糞硬えです。
「大丈夫だよリリィ。
リリィもきっと、すごい強い魅力……あ、魔力。魔力があるから……!」
お兄様がその様に言うのも納得です。私の家系は、代々魔力器の大きい者同士が婚姻しています。よくわかりませんが、そういう風に強い魔力持ちをつくるのが、この世界の世情なのでしょう。
例に漏れず、お兄様も素晴らしく魔力器の大きい方です。魅力とかおっしゃったのは、気のせいでしょう。気持ち悪い。
ただ、私の気のせいでは無いほどに、溺愛して下さっているのをヒシヒシ感じます。本当に苦痛です。
見目麗しいお顔が、私と対峙するたびにゆるゆるのグズグズに変わるのが、残念で仕方ありません。
金色の無機質的な釣り目は、普段は冷ややかで格好良く、炎の様な色のツンツンに立つ髪も、とても素晴らしい造形であるのに。
そういえば、お父様もさらにそれを渋くして大人の色気を足したような美しさですが、残念度合は同じです。愛情深いって、面倒くさいですねぇ。前世ではこんなに暖かくて気持ち悪い愛情に囲まれた事がありませんので、非常に居心地が悪い。
私の外見や体格はお母様譲りなのか、抱きしめられるとすっぽり覆われ見えなくなります。苦痛です。閻魔様?の悪意を感じます。まだ5歳だからとか言ってられません。
お兄様が5歳の頃には、もう140センチくらいはありました。私は86センチしか無いのに。魔法のお国は体格の成長は早いみたいなのに、コレは悪意を感じざるを得ませんね。
私が前世30代で死んだ時も、身長147センチだったので不安です。
「緊張してるの、リリィ?大丈夫よ。ちょっとみるだけよ。ほら、いらっしゃったわ。ご挨拶。」
お母様がのんびりと言葉を発する。
思考を一旦止めて、私は挨拶しようとスカートを持ち上げ、貴族的な挨拶(教わった)を……しようとしたが、お兄様に捕まっているのです。無理でした。動けません。
糞邪魔くせえなと思ってお兄様を見上げると、凄い怖い凄惨な表情をしていました。
魔力測定員を、睨んでいます。ゾクッと快感を感じました。すごいイイ表情です。
「ロゼ。リリィを離してやれ。測定出来んだろうが。」
重厚感あるイイ声が、一瞬止まった時間を動かしました。お父様です。いつになく真剣で、格好良いように観えます。
測定員の方は、立派に大人の方でしたが、雰囲気に多少ヤラれたみたいで、具合いの悪いお顔をされていました。
ヒヒッw可愛い。
「あ、でっでは……リリィディア・アズフォール様の……魔力器測定を、ワクス・ドゥーレ王の加護と秩序の元、行わせていただきます。」
測定員の方は、社交辞令的な挨拶の後、魔力器測定の道具らしきモノを取り出しました。
始終、お顔の色がすぐれないのが可愛らしくて堪らないですねぇ。ビクビクおどおどされている方には、たっぷり優しくしたいです。たっぷり優しくした後に、逃げ道をのこして救いましょう。遺して!ヒヒヒフェフェフェwwwああ、悦楽が目に浮かぶ……。
今出来たら、スゴい気持ち良いのに。
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