スキル『日常動作』は最強です ゴミスキルとバカにされましたが、実は超万能でした

メイ(旧名:Mei)

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6章 突如、領地経営へ

冒険者ギルド、設立

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 ────数日後。


 領地がある程度完成し、フィアがチラシを作成して、レクスの領地ができた事を広めた。最初に移住してきたのは、やっぱりネルフィだった。ウェイム区の『建築士』にすぐさまネルフィの工房をつくってもらった。ネルフィは要望通りに工房をつくってもらえたようで、大満足のようだった。




 それからも、徐々に領民が増えた。まだ商人や鍛冶士などのそういった類いの職業の人々は、まだ来ていない。



 そこから更に数週間が経ち────。





「旦那! 冒険者ギルド、完成しやしたぜ!」



 ジェインがレクスにそう報告に来た。




「おお、もう出来たの!? 早いね。早速だけど、見せてもらっていい?」



「分かりやした。じゃあ、わっちについてきてくだせえ。案内しやすぜ」



 今回は、レクスだけだ。他の皆は、領主の館で各々くつろいでいるはずだ。

 
 因みに、冒険者ギルドを建てる前にその事をオーグデンに相談した。そうしたら、後で統括ギルドマスターに伝えておくと言われた。それから数日後に、オッケーとの返事が返ってきたので、こうして冒険者ギルドを建ててもらった訳だ。




 案内され、冒険者ギルドにつくと、レクスは目を見開いた。見たこともない高い建物がそびえたっていたからだ。




「こ、これが冒険者ギルド…………?」



「そうですぜ。シャワールーム完備に、3階には、食堂も設置しやした」



「シャワールームはまだいいけど…………食堂はどうするの?」


 食堂をやるにしたって、従業員もいないし、料理できる人もいない。



「食堂の方なら、既にこちらで人材を確保しておきやしたので、問題ないですぜ」



 さすがジェインさん。仕事が早い。




「あとは、実際に入って確かめてみてくだせえ」



 ジェインはそう言うと、冒険者ギルドに入っていった。レクスもあとに続いて入っていくのだった。



◇◆◇◆◇


「ふぅ~…………気持ちよかった」


「喜んで頂けて何よりですぜ」



 冒険者ギルドの中を見終えて、戻ってきた2人。レクスは最後にシャワーを浴びてきた。冒険のあとに浴びたら、更に気持ちいいことだろう。



 冒険者ギルドは思った以上に中が広かった。その上、あのシャワールーム完備に食堂と来れば、結構な冒険者が来るはずだ。ーーーーと。




「お、レクス。久しぶりだな」


「ダミアンさん! それに、他の皆さんも!」



 そこには、『四英雄』の面々がいた。




「レクス、聞いたわよ。辺境伯になるそうじゃない。おめでとう」



「いやいや。皆のおかげだよ。僕一人じゃ、出来ることなんて少ないからね」



 レクスはそう言って苦笑した。



「…………レクス、謙遜しすぎ。…………自分にもっと自信を持って」



 エルがそう口にした。レクスは、そうだね…………とどこか決心したような様子で頷いていた。




「レクス、あのバカでけぇ建物はなんだ?」


 リューがそう尋ねる。



「ああ、あれは、冒険者ギルドだよ」



「冒険者ギルド? あれがか?」



「うん、シャワールームと、食堂が完備されてるんだ。シャワールームはさっき入ってきたけど、気持ちよかっ────」




「────シャワールーム!? そ、それはどこにあるの!?」



 シャワールームという単語に即座に食いつくローザ。



「あ、えと…………それなら、冒険者ギルドの2階に…………」



「レ、レクス、ちょっと使わせてもらえない? なんならお金も払うから!」


 
 懇願するローザ。



「いいよ、今日は無料で。だけど、次シャワールームを使った時には払ってね」



 レクスの提案にローザは、ありがとう! と言うと、冒険者ギルドに向かっていった。



◇◆◇◆◇


「ふぅ~…………さっぱりしたわ」


「そうだな。思いの外、良かった」


「………………うん」


 ローザ、リュー、エルは口々にそう言い、ダミアンは、うんうんと頷きながら同意した。




「リュー、私は決めたわ」



「ああ、ここでいいんじゃねえか? お前らもいいよな?」


「ええ、大丈夫よ」


「ああ、構わない」



 4人とも、異議なしらしい。




「──────というわけで、私達も今日からここに住むことにするわ! 宜しくね!」



 ローザの発言に、レクスは驚いたような表情に。



「そ、それは別にいいけど…………いいの、ここで?」



「勿論よ!」




 ローザは満面の笑みでそう言った。



 こうして、『四英雄』がこのレクス区(になる予定)に住むことになったのだった。






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