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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
ディグノス海底火山
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「はぁ!!」
レクスは『鬼人皇帝』の素材を使った剣で炎騎士を斬り裂く。炎騎士は、反応する間もなく真っ二つに。ディグノス海底火山は、他のダンジョンとは違って炎の魔力が空間中に漂っていた。それすなわち─────。
「『炎刃』!」
ミーシャが無詠唱で魔法を唱えると、炎の刃が炎影に向かって飛んでいく。普段よりも数倍威力が上がった、大きな刃が炎影を切り裂いた。
「………………魔物の数が多い…………」
次々と群がって来るので、中々前に進めない。これは絶対に何かある…………とエレナの勘が囁いている。
「……………………まさか…………」
エレナが先程魔法を放った時に、僅かではあるが空間に歪みが生じ、魔法が消えていった。まるで、別世界へ行くゲートのような…………。
「………………結界…………!」
そう。結界が張られているのだ。恐らく、ここだけが別空間になるような。
「…………『探索』………」
こういう場合の結界は、必ず大元になる核のようなものが存在する。それを探るのだ。
「………あった…………」
自分の丁度足元の地中に、核があった。エレナは、魔力経路を辿り、一気に核へと自分の魔力を押し込む。逆流してきた魔力に耐えきれなくなった核は見事に消滅した。同時に、魔物も全て消滅した。
「魔物が消えたのだ!」
「マジック?」
ティーナ、カレンがそんな事を呟いた。みんな不思議そうな顔をしている中、エレナだけがどや顔だったので、エレナがやったんだろう、とレクスはそう思った。
何はともあれ、第一試練? 突破である。
◇◆◇◆◇
「ギュルオオォォォォォォ!!」
次のエリアへ進むと、デカイ炎のムカデが出てきた。体長も4~5メートルくらいはありそうな体躯。見た目は勿論、見ていて気持ちのいいものではない。
「『大水刃』!」
この空間で炎属性の魔力が漂っているにも関わらず、対極の属性である水の魔法を発動。大きな水の刃が、デカイ炎のムカデを一刀両断した。戦いが始まる前に、決着が着いてしまった。まあ、見た目があれだったので、仕方ない。
◇◆◇◆◇
「うむ…………ムカデなら気持ち悪くて逃げ帰ってくれると思ったのじゃが…………思いの外骨があるのう」
身体にサッシュのようなものを肩から巻き付けている老人がそう呟いた。隣には、使い魔であるマジックキャットもいる。マジックキャットは見た目は愛らしいものの、その力は絶大だ。この見た目に騙されて、蹴散らされてきた者も多数いる。
「こりゃあ、久々にここまで来るかもしれんのう。というか、まずここにたどり着いた者などおらんがのう」
カッカッカ、と愉快そうに笑う老人。
「しかも、極めつけはあの少女の魔法干渉力と、少年が放ったあの魔法」
結構強力に作ったつもりなのじゃが…………あっさり突破しおったのう。魔力が余程あると見える。
しかも少年の方は、炎の魔力で満たされた空間だというのに、全く威力が衰えることのなかった水魔法。余程の魔力があるのか、それとも特別な何かがあるのか。興味深い。
「さてと…………次は何を出そうかのう~」
炎竜もいいのじゃが、それでは芸がない。ここは何か奇抜なものを出したいが…………。
目の前の画面をスクロールする老人。やがて、いいやつでも見つけたのか、ニヤリとほくそ笑む。
「久々の客人じゃ、手厚くもてなしてやろうではないか」
久しぶりに気分を高揚させながら、老人─────もとい、『英霊』ヴォルムンガはそう言った。
レクスは『鬼人皇帝』の素材を使った剣で炎騎士を斬り裂く。炎騎士は、反応する間もなく真っ二つに。ディグノス海底火山は、他のダンジョンとは違って炎の魔力が空間中に漂っていた。それすなわち─────。
「『炎刃』!」
ミーシャが無詠唱で魔法を唱えると、炎の刃が炎影に向かって飛んでいく。普段よりも数倍威力が上がった、大きな刃が炎影を切り裂いた。
「………………魔物の数が多い…………」
次々と群がって来るので、中々前に進めない。これは絶対に何かある…………とエレナの勘が囁いている。
「……………………まさか…………」
エレナが先程魔法を放った時に、僅かではあるが空間に歪みが生じ、魔法が消えていった。まるで、別世界へ行くゲートのような…………。
「………………結界…………!」
そう。結界が張られているのだ。恐らく、ここだけが別空間になるような。
「…………『探索』………」
こういう場合の結界は、必ず大元になる核のようなものが存在する。それを探るのだ。
「………あった…………」
自分の丁度足元の地中に、核があった。エレナは、魔力経路を辿り、一気に核へと自分の魔力を押し込む。逆流してきた魔力に耐えきれなくなった核は見事に消滅した。同時に、魔物も全て消滅した。
「魔物が消えたのだ!」
「マジック?」
ティーナ、カレンがそんな事を呟いた。みんな不思議そうな顔をしている中、エレナだけがどや顔だったので、エレナがやったんだろう、とレクスはそう思った。
何はともあれ、第一試練? 突破である。
◇◆◇◆◇
「ギュルオオォォォォォォ!!」
次のエリアへ進むと、デカイ炎のムカデが出てきた。体長も4~5メートルくらいはありそうな体躯。見た目は勿論、見ていて気持ちのいいものではない。
「『大水刃』!」
この空間で炎属性の魔力が漂っているにも関わらず、対極の属性である水の魔法を発動。大きな水の刃が、デカイ炎のムカデを一刀両断した。戦いが始まる前に、決着が着いてしまった。まあ、見た目があれだったので、仕方ない。
◇◆◇◆◇
「うむ…………ムカデなら気持ち悪くて逃げ帰ってくれると思ったのじゃが…………思いの外骨があるのう」
身体にサッシュのようなものを肩から巻き付けている老人がそう呟いた。隣には、使い魔であるマジックキャットもいる。マジックキャットは見た目は愛らしいものの、その力は絶大だ。この見た目に騙されて、蹴散らされてきた者も多数いる。
「こりゃあ、久々にここまで来るかもしれんのう。というか、まずここにたどり着いた者などおらんがのう」
カッカッカ、と愉快そうに笑う老人。
「しかも、極めつけはあの少女の魔法干渉力と、少年が放ったあの魔法」
結構強力に作ったつもりなのじゃが…………あっさり突破しおったのう。魔力が余程あると見える。
しかも少年の方は、炎の魔力で満たされた空間だというのに、全く威力が衰えることのなかった水魔法。余程の魔力があるのか、それとも特別な何かがあるのか。興味深い。
「さてと…………次は何を出そうかのう~」
炎竜もいいのじゃが、それでは芸がない。ここは何か奇抜なものを出したいが…………。
目の前の画面をスクロールする老人。やがて、いいやつでも見つけたのか、ニヤリとほくそ笑む。
「久々の客人じゃ、手厚くもてなしてやろうではないか」
久しぶりに気分を高揚させながら、老人─────もとい、『英霊』ヴォルムンガはそう言った。
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