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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
調査
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「─────諸君、集まってくれたこと、改めて感謝する。それでは早速であるが調査を開始したい」
ミハイルは各団の前に立ってそう言った。ミハイルや各団の人達がいるのは、ユビネス大森林帯の事件があった場所だ。主に、犯人が近くにいなかったか、当時の状況などについて細かく調べる。
「じゃあ、私達は、足跡とかを調べるよー!」
クヴェタは薬師団のメンバーに向かってそう言った。薬師団のメンバー達はそれぞれ分かりにくい足跡や血痕などをうかせる薬剤を所持している。それを使って調べていくことになるだろう。
「私達も、目撃者がいないか聞き込みに行こう」
薬師団の様子を見て、フィアはそう言った。それと同時にクヴェタの相変わらずのムードメーカー(ブレイカー?)ぶりに少し笑ってしまった。
「団長、まずはどの街から行きますか?」
「そうね…………一番近いレ、レクス区か、その次に近いウェイム区、ガバナ地区辺りに行きたいわね…………」
フィアはレクス区と言うのに、羞恥心を覚えたようで、顔を少し赤くしていた。気のせいか、少し身体をクネクネさせている。前の凛々しい団長とやらは、どこにいったのだろうか。
「それでしたら、団長は他何名か連れてレクス区へ向かってください。私は適当に隊を編成して、レクス区以外の二つの区に向かいます」
「…………感謝なんかしてないからね」
そう言いながらも頬を緩ませるフィア。年々レクスへの愛情が増しているように見えるのだが…………果たして、本人は気づいているのか。
「じゃあ、ポア、ラエ、ツル。行くわよ」
三人は、はーいと返事をしながら団員達の中から出てきた。三人とも、目や鼻などの顔立ちや更には体型まで三人とも小さいと似ている。髪の色だけが違う。ポアが茶色、ラエが水色、ツルが薄緑色だ。
ここまでくれば薄々察しているかもしれないが…………三人は三つ子である。三人は三つ子でディベルティメント騎士団に受かった逸材なのだ。三人とも情報部隊に所属し、主に情報の収集が専門だ。
フィアは三つ子とともに、目撃者を探しにレクス区へと向かった。
◇◆◇◆◇
「ねえ、お父さんとお母さんってどんな人なの?」
「お父さんと…………お母さん?」
「うん」
レクスはルーパにそう尋ねる。ルーパは、首を傾げてう~ん…………と考え込む。お父さんとお母さんについて何か思い出そうとしているのだろう。というか、自分の父と母ぐらいはすぐに思い出せるはずだ。
「…………分からない」
静かに首を横に振るルーパ。『ヨロム』にいるはずの両親を思い出せない。何か特殊な事情がルーパにあるのだろうか。きな臭くなってきた。
「『ヨロム』に送り届けたいけど…………」
「また迷子になるかもしれないからねぇ」
シュエイルが苦笑しながらレクスの言葉を継ぐように言った。そう。ルーパが方向音痴である限り、いつか必ず迷子になる。そういった事態はなるべく、レクスとしても避けたいところ。
「…………しばらくここにいてもらうしかない、か………」
レクスは呟くようにそう言った。レクスの呟きが聞こえたのか、ルーパは途端に目を輝かせた。
「ここにいてもいいの?」
「うん、暫くの間ね」
レクスの言葉に、パアァァァ…………! と表情を明るくし、やったぁ、と小声で呟くルーパ。その姿は非常に愛らしかった。思わず、それを見ていたレクス達は微笑んだ。
「そういえばさ、ルーパ。気になったんだけど、これまでに迷子になった時ってあったよね?」
「うん……」
「その時は、どうしてたの?」
今までに道に迷った事だってあるはずだ。その時はどうしていたのか。レクスは単純に気になった。
「その時はやさしいお花さん達が導いてくれたの」
ルーパはそう言ってクスッと微笑んだ。
ミハイルは各団の前に立ってそう言った。ミハイルや各団の人達がいるのは、ユビネス大森林帯の事件があった場所だ。主に、犯人が近くにいなかったか、当時の状況などについて細かく調べる。
「じゃあ、私達は、足跡とかを調べるよー!」
クヴェタは薬師団のメンバーに向かってそう言った。薬師団のメンバー達はそれぞれ分かりにくい足跡や血痕などをうかせる薬剤を所持している。それを使って調べていくことになるだろう。
「私達も、目撃者がいないか聞き込みに行こう」
薬師団の様子を見て、フィアはそう言った。それと同時にクヴェタの相変わらずのムードメーカー(ブレイカー?)ぶりに少し笑ってしまった。
「団長、まずはどの街から行きますか?」
「そうね…………一番近いレ、レクス区か、その次に近いウェイム区、ガバナ地区辺りに行きたいわね…………」
フィアはレクス区と言うのに、羞恥心を覚えたようで、顔を少し赤くしていた。気のせいか、少し身体をクネクネさせている。前の凛々しい団長とやらは、どこにいったのだろうか。
「それでしたら、団長は他何名か連れてレクス区へ向かってください。私は適当に隊を編成して、レクス区以外の二つの区に向かいます」
「…………感謝なんかしてないからね」
そう言いながらも頬を緩ませるフィア。年々レクスへの愛情が増しているように見えるのだが…………果たして、本人は気づいているのか。
「じゃあ、ポア、ラエ、ツル。行くわよ」
三人は、はーいと返事をしながら団員達の中から出てきた。三人とも、目や鼻などの顔立ちや更には体型まで三人とも小さいと似ている。髪の色だけが違う。ポアが茶色、ラエが水色、ツルが薄緑色だ。
ここまでくれば薄々察しているかもしれないが…………三人は三つ子である。三人は三つ子でディベルティメント騎士団に受かった逸材なのだ。三人とも情報部隊に所属し、主に情報の収集が専門だ。
フィアは三つ子とともに、目撃者を探しにレクス区へと向かった。
◇◆◇◆◇
「ねえ、お父さんとお母さんってどんな人なの?」
「お父さんと…………お母さん?」
「うん」
レクスはルーパにそう尋ねる。ルーパは、首を傾げてう~ん…………と考え込む。お父さんとお母さんについて何か思い出そうとしているのだろう。というか、自分の父と母ぐらいはすぐに思い出せるはずだ。
「…………分からない」
静かに首を横に振るルーパ。『ヨロム』にいるはずの両親を思い出せない。何か特殊な事情がルーパにあるのだろうか。きな臭くなってきた。
「『ヨロム』に送り届けたいけど…………」
「また迷子になるかもしれないからねぇ」
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「…………しばらくここにいてもらうしかない、か………」
レクスは呟くようにそう言った。レクスの呟きが聞こえたのか、ルーパは途端に目を輝かせた。
「ここにいてもいいの?」
「うん、暫くの間ね」
レクスの言葉に、パアァァァ…………! と表情を明るくし、やったぁ、と小声で呟くルーパ。その姿は非常に愛らしかった。思わず、それを見ていたレクス達は微笑んだ。
「そういえばさ、ルーパ。気になったんだけど、これまでに迷子になった時ってあったよね?」
「うん……」
「その時は、どうしてたの?」
今までに道に迷った事だってあるはずだ。その時はどうしていたのか。レクスは単純に気になった。
「その時はやさしいお花さん達が導いてくれたの」
ルーパはそう言ってクスッと微笑んだ。
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