アンチフェミニストが行く女尊男卑の貞操逆転世界

やまいし

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第7話 学校①

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十分ほど歩くと、前方に村人の家と比べて非常に大きな建物が見えてきた。
入り口の近くにはざっと50-60人ほどの子供達が集まっているようなので、あそこが学校のようだ。てっきり村長の家だと思っていたけどそんなこと無かった。ごめんなさい村長、俺はあなたを村の金を使いまくる悪徳村長だと思ってました。

到着した俺は、隅の方に集まっている男子の集団(5)の方へ向かう。
その途中女達(約50)からかなりの視線を頂いたが嬉しくないので返却したいところだ。

「俺、タイチ。よろしくね!」

第一印象は大事なので元気よく挨拶をする。

「……ああ、僕はタケル。よろしくな」

「……俺はテツヤ。よろしく」

「……僕はシュン」「……僕はユタカ」「……俺はアツシ」

男子は俺派が3人に僕派が3人と綺麗に別れていた。
気になるのは皆気分が悪そうな所。悲壮感が凄い気がする。

「皆どうしたの?体調でも悪い?」

気になったので聞いてみる。

「……ああ、タイチは今年からだよな」

「……なるほどな」

タケルとテツヤが納得した様子で頷く。
えっと、つまり?

「……僕とタケルはここに通って三年目なんだ」
「シュン、ユタカ、アツシは二年目だね」

テツヤの言葉にシュンとユタカとアツシが頷く。

「……タイチは女子の相手は得意かな?」

「いえ」

「……そっか。この学校では勉強するのも目的の一つだけど、本命は男女の交流なんだ」

「……え、マジすか」

学校では無く村の子供同士の交流場。
それってつまり……

「……そうだよ、女子の相手をするのがメインなんだ」

「」

――お見合いだと思ったらキャバクラの方だった?!

将来男は女相手に仕事をするのが多いからそのための特訓と言えば聞こえがいいが、つまり女達の青春欲求を満たさせろって事だよな。

「もしかして結婚とかも?」

「……あんまり聞かないけど、無いわけでは無いらしい」

「……その……どっちかと言えば性欲って言うか」

え、それって??

「……ほら、女子は性欲強いから、俺たちがその相手をするんだよ」

「……学校ではしないけど、終わった後に呼び出されて」

「……国の方針だから、ここ以外の場所でも同じような事があるって聞いた」

これまで黙り込んでいたシュン、ユタカ、アツシの三人が呟いた。
え、それ犯罪では?男の人権は?この世界の男は皆こんなことしてるの??

――と言うことは、まさか!

「えっと……聞きにくいんだけど、………皆はそういうことヤッたの?」

「「「「「……うん」」」」」


わーお。俺以外全員脱童◯していた。
だからさっき獲物を見つめるような目で見られてたのか……。
流石にこれは想定外すぎるでしょ。男子の権利とか全然無いじゃん。

「えっと、……それはどうだったの?」

「……俺はもう慣れたかな」

「……僕も。今年で終わりだし」

三年目のタケルとテツヤは意外に大丈夫そうだった。
いや、二年もやってならざるを得なかっただけかもしれないけど。

「……僕は怖い、かな」

「……僕も。女子は力が強くて乱暴だし」

「……俺は、まあ、うん」

二年目のシュン、ユタカ、アツシはまだダメみたいだ。
日本なら性的虐待にバリバリ当てはまるのに……。

「……あ、じゃあそろそろ時間だから中に入ろうか」

タケルの言葉に続いて、渋々俺たちは足を進めた。

結局男子は俺たち六人であり、タケルとテツヤは三年目、シュン、ユタカ、アツシは二年目なので、一年目は俺一人だった。

この世界に転生したこともそうだし、生意気な妹もいるし、村に同い年の男子いないし……俺ってめちゃくちゃ運悪くない?!何か悪いことした?してないよな?!

――俺には目の前の建物が監獄にしか見えなかった。






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