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第二章
本当の気持ち
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「吉田さん部長になんて言われたんですか?」
「上に上がりたかったら番作れって言われた。だだそれだけ。」
「な・・・ッ!ただそれだけって。」
「いいんだよ。だってどう考えたって妥当なんだからよ。ほら、そんな事より早く仕事終わらせるぞ。まだ仕事は山済みなんだからな。」
そして俺はほぼ休憩を挟まずに、黙々と仕事を進め夜の7時に仕事が終わった。
「はぁーやっと終わった・・・。」
「こっちも終わりましたよ。今日夜どうします?真っ直ぐ帰りますか?」
「いや、お前の家でやけ酒する。」
「え、何で俺の家なんですか。」
「だってお前ん家の方が食材揃ってるし、料理もしやすいだろ。」
「え、俺が料理するんですか?はぁー、まぁいいですけど。」
「うん、お前の料理は店で出せるくらい美味しいからな。」
「そう言って貰うとありがたいですね。」
藤堂はそう言うと少し嬉しそうに照れ笑いをしていた。会社の外へ出ると風が強いせいか、落ち葉がカラカラと音をたてながら俺達の前を通りすぎて行った。もう落ち葉が落ちる時期になったのかと、ボーッとしていると藤堂に寒いのかと聞かれたので、寒いと答えると藤堂が付けていた手袋を俺に貸してくれた。俺が悪いといから返すと、風邪をひかれたら困るからと俺に無理矢理手袋をつけさせた。俺達2人はコンビニで足りない分の酒を買い藤堂の家へと向かった。
「やっと着いた~!」
俺は藤堂のベットにうつむせで倒れた。
「たく、人のベットで何やってるんですか。」
「いいだろ別に・・・俺の好きで。」
「何で急に拗ねだすんですか?今日ずっと思ってましたけど鈴木と話してから様子おかしいですよ。」
俺は図星だったので、藤堂の話を無視してベットの端で三角座りをし、壁にもたれ掛かって座った。すると藤堂が俺にビールを渡して言った。
「ビール飲む時はちゃんとベットから降りてくださいね。あともう少しで料理り出来ますから、大人しくビールでも飲んで待っていてください。」
「はい、はい。了解しましたー。」
しばらくすると藤堂は料理が完成した。ちなみに本日のメニューは、アサリの味噌汁となすとひき肉の炒め物とご飯と塩辛や漬物などを出してくれた。俺は久しぶりにまともな食事ができるので、よりそのご飯が美味しく感じた。
「マジ美味い。」
「ちゃんと噛んでくださいね。喉に詰まらせても知りませんよ。」
それを聞くと俺は頷いてご飯をガツガツと食べた。
「吉田さんてイライラしてる時って大体凄い量と勢いで食べますよね。」
「・・・別にいいだろ。」
「鈴木と何かあったんですか?」
「・・・その、俺さ。鈴木の目の前で発情期来ちゃっただろ?それからアイツの様子少しおかしくなった気がしたから、今日理由とか聞こうとしたらガッツリ避けられてさ、そしたらなんかよく分からないけどその後から頭ん中が真っ白になって・・・て、馬鹿だよな俺こんな事藤堂に言ってもしょうがないのにな・・・大人なのに感情に振り回されてた・・・ごめん、藤堂に迷惑かけた。」
そして俺は言い終わると目から涙が溢れ出てしまった。
「ごめん俺、何でだろ。拭いても拭いても涙が溢れ出てくるんだよ。」
すると藤堂は優しく包み込むように俺を抱きしめてくれた。
「大丈夫ですよ。今更迷惑って思ってませんし。むしろもっと俺の事を頼ってください。」
「うん・・・これもアイツがαで俺がΩだからか?俺さこんな感情初めてなんだよ。だからどうすればいいのか分からないんだ・・・。」
すると藤堂は俺を強く抱き締めて、震える声で俺に言った。
「こんな、こんな辛い思いするくらいなら俺にすればいいじゃないですか?何で、何でアイツなんですか?俺じゃダメですか!?」
「え、藤堂・・・?」
すると藤堂はハッとして俺の肩を持ち軽く距離を離した。
「すみません・・・。今のは忘れてください。とにかくもう夜遅いですから今日泊まって行ってください。服は明日の朝早く家に帰ってから着替えてきてくださいね。風呂の準備は出来てるので先に入ってください。」
「あ、あぁ分かった。」
そして俺はすぐに風呂に入り浴槽の中で反省していた。
全く気が付かなかった。アイツが俺の事をそんなふうに思っていたなんて・・・。なのに俺はアイツにあんな事言うなんて最低だ。そんな事を考えてボーッとしていると、藤堂に早く上がれと急かされた。
「上に上がりたかったら番作れって言われた。だだそれだけ。」
「な・・・ッ!ただそれだけって。」
「いいんだよ。だってどう考えたって妥当なんだからよ。ほら、そんな事より早く仕事終わらせるぞ。まだ仕事は山済みなんだからな。」
そして俺はほぼ休憩を挟まずに、黙々と仕事を進め夜の7時に仕事が終わった。
「はぁーやっと終わった・・・。」
「こっちも終わりましたよ。今日夜どうします?真っ直ぐ帰りますか?」
「いや、お前の家でやけ酒する。」
「え、何で俺の家なんですか。」
「だってお前ん家の方が食材揃ってるし、料理もしやすいだろ。」
「え、俺が料理するんですか?はぁー、まぁいいですけど。」
「うん、お前の料理は店で出せるくらい美味しいからな。」
「そう言って貰うとありがたいですね。」
藤堂はそう言うと少し嬉しそうに照れ笑いをしていた。会社の外へ出ると風が強いせいか、落ち葉がカラカラと音をたてながら俺達の前を通りすぎて行った。もう落ち葉が落ちる時期になったのかと、ボーッとしていると藤堂に寒いのかと聞かれたので、寒いと答えると藤堂が付けていた手袋を俺に貸してくれた。俺が悪いといから返すと、風邪をひかれたら困るからと俺に無理矢理手袋をつけさせた。俺達2人はコンビニで足りない分の酒を買い藤堂の家へと向かった。
「やっと着いた~!」
俺は藤堂のベットにうつむせで倒れた。
「たく、人のベットで何やってるんですか。」
「いいだろ別に・・・俺の好きで。」
「何で急に拗ねだすんですか?今日ずっと思ってましたけど鈴木と話してから様子おかしいですよ。」
俺は図星だったので、藤堂の話を無視してベットの端で三角座りをし、壁にもたれ掛かって座った。すると藤堂が俺にビールを渡して言った。
「ビール飲む時はちゃんとベットから降りてくださいね。あともう少しで料理り出来ますから、大人しくビールでも飲んで待っていてください。」
「はい、はい。了解しましたー。」
しばらくすると藤堂は料理が完成した。ちなみに本日のメニューは、アサリの味噌汁となすとひき肉の炒め物とご飯と塩辛や漬物などを出してくれた。俺は久しぶりにまともな食事ができるので、よりそのご飯が美味しく感じた。
「マジ美味い。」
「ちゃんと噛んでくださいね。喉に詰まらせても知りませんよ。」
それを聞くと俺は頷いてご飯をガツガツと食べた。
「吉田さんてイライラしてる時って大体凄い量と勢いで食べますよね。」
「・・・別にいいだろ。」
「鈴木と何かあったんですか?」
「・・・その、俺さ。鈴木の目の前で発情期来ちゃっただろ?それからアイツの様子少しおかしくなった気がしたから、今日理由とか聞こうとしたらガッツリ避けられてさ、そしたらなんかよく分からないけどその後から頭ん中が真っ白になって・・・て、馬鹿だよな俺こんな事藤堂に言ってもしょうがないのにな・・・大人なのに感情に振り回されてた・・・ごめん、藤堂に迷惑かけた。」
そして俺は言い終わると目から涙が溢れ出てしまった。
「ごめん俺、何でだろ。拭いても拭いても涙が溢れ出てくるんだよ。」
すると藤堂は優しく包み込むように俺を抱きしめてくれた。
「大丈夫ですよ。今更迷惑って思ってませんし。むしろもっと俺の事を頼ってください。」
「うん・・・これもアイツがαで俺がΩだからか?俺さこんな感情初めてなんだよ。だからどうすればいいのか分からないんだ・・・。」
すると藤堂は俺を強く抱き締めて、震える声で俺に言った。
「こんな、こんな辛い思いするくらいなら俺にすればいいじゃないですか?何で、何でアイツなんですか?俺じゃダメですか!?」
「え、藤堂・・・?」
すると藤堂はハッとして俺の肩を持ち軽く距離を離した。
「すみません・・・。今のは忘れてください。とにかくもう夜遅いですから今日泊まって行ってください。服は明日の朝早く家に帰ってから着替えてきてくださいね。風呂の準備は出来てるので先に入ってください。」
「あ、あぁ分かった。」
そして俺はすぐに風呂に入り浴槽の中で反省していた。
全く気が付かなかった。アイツが俺の事をそんなふうに思っていたなんて・・・。なのに俺はアイツにあんな事言うなんて最低だ。そんな事を考えてボーッとしていると、藤堂に早く上がれと急かされた。
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