16で奇跡の花が砕け散りました

イマカ

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なめている!と思った。
運命の神様だかなんだか知らないが、そりゃないよ!
せっかく頑張ってここまで来て、チャンスを
つかんだのに。
最後の最後で身体検査があるなんて!
全く聞いてない。

それは、一次の筆記試験に合格して、二次試験の面接と体力試験を通ったものだけが、便宜上受ける個人情報用の検査だった。なんて事はない。ただ受ければ良いだけの話だ。
しかし、レイナには致命的だった。
なぜなら尻尾があったから。

この情報を耳にしたのは、二次試験の合格を知った日の夕方だった。親が晩御飯のご馳走を作ってくれている間に、食卓に飾る花を生け終わった。奇跡的に上手く飾れた花瓶を持って、慎重に運ぼうと立ち上がったその時だ。

身体検査あるらしいよ~ん🤗

友達からのメールで知った。
血の気が引いて力が抜けた。
自然、手の平から花瓶がすり抜けた。
落ちた瞬間、奇跡的な花たちは砕けて散った。
その時、レイナの時間は止まった。
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