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Renの記憶

again 〜性と生〜

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病院での退屈な生活が一変し刺激的で夢の様な日々に満足するRen。
Junとの関係を深めるほど頭の中の霧が晴れて行く様に感じるRenは、より大胆な行動をJunに要求した。
2人の異常なまでの行動があからさまになる。




「ハアッ ハアッ」「フゥ ハァ」

リハビリの時とは違う荒く生臭い息を吐きながら僕は『なぜ僕の身体はJunをこれほど欲しがるんだろう?』と考えていました。そして僕は無意識のうちにJunをまるで奴隷の様に扱い、時に自分から奴隷に成り下がりJunに尽くすのです。

膝まづき僕のいきり立った肉棒をジュルジュルと音を立てて吸い付くJunの後頭部を引き寄せ喉の奥に勢いよく生液をぶちまけるとJunは少しもがきながら

「フグぅぅ」

と声を上げて僕から離れ様としました。僕はJunの後頭部に回した手にさらに力を加え肉棒の根本まで柔らかい唇を引き寄せ

「一滴も溢しちゃダメだよ」

そう言って腰を突き出しました。

「ぐぇっ ぐぉォグ」

不気味な声が薄暗い部屋に響きます。ビクビクと脈打つ肉棒を小さな口から引き抜き頬に擦り付けると出し切ったはずの生液がダラリとJunの鼻の頭を汚しました。上を向いて半開きだった口が閉じると白い喉が『ゴキュっ』と音を出して上下に動きました。

「みんな飲んだの?」

僕が聞くとJunは再度口を開き舌を伸ばして鼻の頭の上から滴る液を受け止め

「おいしぃ Renのジュース」

とおかしな事を言いながらゆっくり立ち上がり僕にキスして来ました。長い時間唇を重ねた後で僕は舌でJunの顔を舐め回し綺麗にしてあげました。Junはその間も僕の小さくなりかけた肉棒を優しくしごいたままです。僕も右手をJunの熱い割れ目に伸ばし中指でプクっと飛び出した肉豆をとらえていました。少し力を加えると

「はぁん」

さっきとはまるで違った声が室内に響きます。僕はJunの手を取って1階のその部屋を出ると吹き抜けになった入口横の階段を上り始めました。

「僕ね、階段とJunの姿が重なると頭にぼんやりと映像が浮かぶんだ」

「・・・」

「最初の頃は頭痛や目眩がしたんだけど、何て言うか楽しい?ワクワク?そんな感情が強くなったら頭痛や目眩が消えたんだ」

「そう なんだ」

「うん、ただ女の子や背中。そう、背中にミミズ腫れみたいな痕がある人」

「?」

「細長い線みたいな。何本かあるの。でね、その映像が見えた時だけ胸が切ないのに…ここがね」

僕は自分の肉棒を指差して

「疼くんだ。変でしょ?」

「そう… 案外早く たどり着けるかも」

少し寂しそうに小さな声でJunは言いました。そして急に笑顔で強く僕の手を握りました。まるで何かをふっ切るかの様に。


2階に着いた僕らは1番手前の部屋に入ると所々に付いた窓の所にJunを連れて行きました。そこはちょうど腕を組んだ姿勢で窓枠に寄りかかると外が見え上半身だけが外から見える作りになっている好都合な窓でした。


本館の近代的で真っ白な、太陽光が燦々と降り注ぐ建物とは真逆に燻んだ色合いのほとんど日のあたらない旧館は、今はいくつかの絵画が飾られ室内は美術館の様に装飾されていましたが滅多に人が訪れない建物となっていました。
Junと敷地内を散歩していて見つけたこの場所はすぐに2人のお気に入りの場所となりました。良く磨かれた床板は歩くたびにギシギシと音を立てるので別の侵入者に気付く事ができるメリットもあったのです。


その窓の下に僕は壁を背にして座りこみました。Junを窓から外を眺める姿勢に立たせると、珍しくフレアスカートを履く今日のJunの足を肩幅に広げさせてフロントに並ぶボタンを裾から一つ一つ外し始めました。
Junが戯けて後ろに突き出したお尻を振ります。それでも構わず僕はボタンを外し続けます。途中で手を止めスカートの中に顔を入れて見ました。

「やん 恥ずかしいよ」

Junが腰を遠ざけます。僕は

「うわ スカートの中、メスの匂いがするよ」

そう言って虐めると

「あぁん 止めてよ Renのせいだよ」

と言います。

「丸見えだよ、あっ全部綺麗にして来たんだね。さっきは分からなかったよ」

スカートを押さえJunがその部分を隠そうとするのを僕はツルツルの丘に唇を吸い着けて邪魔をしました。メスの匂いがさらに強くなりました。僕は両手で割れ目の両側の少し膨らんだヒダを摘み広げると舌の先を細くしてピンク色の肉豆を擦りました。

「フあぁ」

可愛い声が頭の上の方から聞こえました。僕はその舌を割れ目に沿って滑らせ入口の手前まで伸ばしました。丁度僕の鼻の先が肉豆を捉えています。そのまま僕は顔を左右にゆっくり振りました。

「あん ダメぇ」

逃げようとするJunのお尻を押さえメスの匂いの中にさらに顔を埋めます。

「はうぅ いっ…」

僕はお尻を押さえた指に力を込めて弾力のある肉の塊りを握り潰しながらスカートの中から

「イヤなの?それとも続けて欲しいの?」

そう聞くと握られたお尻の痛みから逃れる為に腰を前に突き出しました。その行為は自分から肉豆を強く僕の鼻に押し当てる形になり

「ヒィ!」

と奇妙な声を上げるJunを無視して今度は僕は顔を上下左右に細かく、そして素早く振り始めました。

「ふはぁ い…イ イイのぉ ああ」

「気持ちいいの?もっと欲しい?」

「ああ 止めないで 続けてェ」

僕は1度スカートの中から顔を出してとろけた目をしたJunに向かって言いました。

「今からその窓を開けて顔を外に出すんだ。そして外の様子を僕にだけ聞こえる様に話してごらん。」

僕はJunに窓を開けさせて顔が外に出る姿勢を取らせてから

「さあ願いを叶えてあげる。でも恥ずかしい声が外の人に聞こえても知らないよ」

そう言ってまたスカートの中に潜り込むと右手の中指と薬指を立ててぷっくりと膨らんだヒダの間に指を運ぶと充分潤った肉穴をめがけて一気に指の付け根まで突き立てました。

「アグゥー!!」

準備のできていたその肉の道は思った通り何の抵抗もせずに僕の2本の指を迎え入れました。そして手首を2度3度と回転させました。Junはハイヒールの踵を浮かせた後膝から下をガクガクと痙攣させ

「はぅーっ おぉん あっアアア」

声を殺して耐えました。僕は手を止めてJunに聞きました。

「外の様子はどう?誰かいる?」

「あッ し、下のベンチに人が」

「え!下に人がいるの?大変だぁ」

僕は手のひらを自分の方に向けると肉穴に埋まった2本の指の第2関節から曲げた先をゆっくりと曲げ伸ばしして穴の壁を擦りました。

「ヒっ! あぉぉ」

「大きな声を出すと下の人に聞こえちゃうよ」

「はぅぅ ウん ダメぇ 止めて」

僕は指を動かす速度を上げます。

「おぉ 本当に…ダメ」

「ほら、その人どうしてる?」

「ハッ ハッ こっち こっち見上げてる」

穴の中で指で円を描きます。

「ヒィ 見られてる 恥ずかしいよぉ」

「感じる?」

「うん、凄く。あ、また1人来る」
「どうしよう こっち見てる」
「フグぅー! イク いっちゃ あゥ」

どうやらJunは自分の腕を噛んで声を殺している様でした。

「大丈夫かい?お嬢ちゃん」

しわがれた男性の声が窓の外から聞こえました。僕は手を止め手首まで滴るJunの恥液を確認しニュルりと指を抜きました。

「はい、 ん ありがとうフぅ だいじょ ぶ ヒッ すぅ」

Junの2本の太ももがブルブルと震えています。

「誰か呼ぶかい?」

また別の声が聞こえました。僕は手を止めて言いました。

「Jun 、イクところを見てもらえば?」

「イヤん 恥ずかしい」
「大丈夫で す、ありが う」

外の2人は連れ添って歩き始めた様でした。Junの足は膝が曲がり立っているのがやっとの状態でした。スカートから顔を出すとJunは2人に向かって手を振っていました。その姿を見て僕は意地悪な気分になり、もう充分に潤う肉穴にさっき抜いたばかりの指に唾を吐きかけ少し乱暴にねじ込みました。グチャっと淫靡な音が聞こえると

「ウギぃ や ん」

そのまま素早く指を出し入れしました。
グチョグチョピチャピチャといやらしい音が部屋いっぱいに響きます。

「かはァ ダメ、すぐイッちゃう」
「あっ あっ あっ くふゥー」
「イぐ 誰かに見られちゃうゥ」

スカートの中に飛沫が飛びます。僕は構わず肉の壁を擦ります。

「あう 人が 人が来るよォ」
「あん 見てる こっち ヒィ」
「ぐぁあ いぐ イッぎまずー」

僕はスカートの中でJunの太ももに強く噛みつきました。

「はぅッ!」

Junの声を聞くと同時に指を広げ力いっぱい引き抜きました。

「キヒィィ」

膝が崩れ僕の上にJunの身体が覆い被さって来ました。僕はできるだけ優しくそれを受け止めてぐったりとしたJunを抱え近くの椅子に運びました。ハアハアといつまでも荒い息のjunを見て僕は少し心配になり

「大丈夫?」

と声をかけましたがフレアスカートの前がはだけツルツルに処理された恥骨の丘や歯形が着いた美しい太ももを見て僕はまた無性にJunを犯したくなりました。
僕は下半身だけ素っ裸になると椅子に座るJunの俯いた顔を上げ両頬を摘み無理矢理口を開きました。

「おァ ァん」

意識が飛んだJunの口から声が漏れましたが僕はその小さく開いた唇をひと舐めすると既にいきり立つ肉棒を掴みグイっと腰を突き出しました。肉棒の半分が吸い込まれた瞬間

「ゲホっ ぐぇ」

ヨダレまみれの肉棒が吐き出されて来ました。僕はJunの身体を抱えたまま椅子に座ると天井を向いて脈打つ肉棒の上にJunの身体を落としました。

「はうッ!」

向き合うJunの身体が後ろに反り僕の上でビクビクビクと壊れた人形の様に手足をバタつかせると

「ヒィーーー」

抱えたJunの身体を上下に動かします。そのたびに

「あん あん ひっ くぅ」

小さな口から声が漏れます。その声を聞くと頭の芯が痺れます。『少年の声がする』『もっと もっと声を聞かせろ』心が叫ぶのです。Junの身体に僕の指の爪が食い込みます。

「はぐぅー、いい…の」

『肉を千切ってしまいたい』もっと強くもっと『鞭で 打ちたい 鞭を使って何度も 僕の命令を聞け』『ここに入れるぞ』ギシギシと床が鳴り鞭の音、鎖の音、少年の悩ましい声。僕は白目を剥き

「がはぁー!!このまま中に出すぞぉ」

「イク! またイッちゃう中に 中にくださいィー はうッ」

抱き合ったまま椅子から転げ落ちJunを身体に乗せたまま2人で果てました。僕は天井を見つめながらさっきの心の声と、しないはずの音の事を思い出していました。
だらし無く縮んだ僕の肉棒をJunは口を使って綺麗にしてくれました。

「ありがとうJun、今度は僕が…」
「Jun 僕の顔を跨いで座ってごらん」

躊躇するJunの手を引き言う通りにさせると僕はJunの大切な場所を丁寧にヒダも1つ1つ口に含み舌を使って舐め上げました。新しい愛液が溢れてくると

「もう そこまでで あぁ」



ふらふらになりながらJunが立ち上がりました。部屋の中央でしばらく抱き合った後支度を整えて2人並んで窓から外を見つめながら僕はさっきの鞭や鎖の音の話やその時に何故か少年の声が聞こえた事を正直に話ました。するとJunは窓を離れさっきの椅子のところへゆっくり歩き出しました。それから1度僕の顔を見てからJunは椅子の背もたれを持ち静かに椅子に跨がる様に座りました。

ブラウスの上からでもわかるJunの華奢な背中がこちらを向いています。窓に付いたレースのカーテンが風に乗って膨らみました。Junの姿が一瞬消えました。Junはブラウスを脱ぎ半分だけこちらを見ながら

「Renの記憶です」

静かに、でもはっきりとJunは言いました。瞬きも忘れ僕は目の前の小さな背中を見つめていました。
耳鳴りと閃光の先に『螺旋階段』が見えました。続いてその階段を登る『女性』の後ろ姿と『鞭の痕』。耳鳴りが大きくなりました。そしてこちらを振り向いた『華奢な女性』は……⁈   !!

僕は目を見開きストンとその場に座り込んでいました。無意識のうちに手を伸ばし

「Ji  Ji …」

と声に出していました。


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