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幕開け
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僕はいますごい後悔している。一人で寮を出てしまったことを。
ことの発端は数時間前。兄に寮の部屋まで送ってもらい、制服から部屋着に着替えようとした時、懐中時計がないことに気が付いた。別に特別なものではないけど、そこそこ長い間使っていたもので愛着もそれなりに沸いていたものだった。しばらく部屋の中を探していたのだけれどもどこにもなく、もしかして体育館で着替えるときに落としたのかもしれないと思い、制服のまま寮を出た。出る前は隣の部屋のシンか兄に一応報告しろと言われていたけれど、月が出るにはまだまだ時間があるし、自分のものは自分で探せると思い一人で体育館に向かった。結果的に体育館にもなく、そろそろ夕ご飯を食べると約束した時間になりそうだったので戻ろうと思い中庭に出た矢先、変な奴らに絡まれた。
変な奴らというか同じ学年の子達で、一緒に体術の授業を受けていた子達だった。三人組で真ん中に立っている体の大きな子がニヤニヤしながら近づいてくる。
「この時計あなたのですよね。」そう言って僕の懐中時計を取り出す。
落としたと思っていたけれど拾ってくれてたんだ。優しい人たちだ。もしかしたら友達になれるかもしれない。
「そうだけど…。拾ってくれたの?ありがとう。」懐中時計を受け取ろうとして手を差し出す。すると真ん中の子は懐中時計を持っている手を上にあげた。これじゃ手が届かない…。
「公爵様って意外とバカなんですね。」と言って笑われる。周りの二人もニヤニヤしたり同じように笑っている。何が起っているか分からない。もしかして僕返答間違えたかな…?
「返してほしかったら取り返してみてくださいよ。公爵様なんでしょ?」取り巻きがいう。その瞬間地面がボコッとして僕はバランスを崩してしまう。かろうじて受け身は取れたが制服が少し汚れた。そんな様子を笑う三人。どうやら友達になりたいわけではなさそうだ。こんなにはっきりと敵意を向けられたのは初めてだ。
「公爵様の実力ってその程度ですか?」いつの間にか後ろに回った取り巻きに馬鹿にされる。
これでも僕は男だ。馬鹿にされたらムカつくし、やり返したくもなる。素早く体勢を整えて、いつも家でやっている体術の構えをとる。しかし、反撃をしようにも一対一の練習しかまだしていないからどうすればいいか分からない。それに相手は素人だ。本気を出したら大怪我をさせてしまう。とりあえず三人の様子が見れるように距離を取る。
「僕は何か君たちに何か不手際を起こしてしまったかな?」相手をこれ以上刺激させないようになるべく丁寧に話しかける。
「公爵様なんだから自分の頭で考えてみたらどうですか?」地面がまたボコッとして足を取られる。今度は体勢を整える前に別の子が地面に魔術をかける。魔術的には下等のものしか使ってないが、数が多すぎる。次々に地面がボコボコと盛り上がってくる。おかげで足場は悪くなり立っているのがやっとというくらいだ。
まずいな…。体術には自信があるっちゃあるんだけど三対一になると情報が多くて対処ができない。ていうか三対一って普通に卑怯じゃないの!?この子達僕が魔術を使えないの知ってわざと魔術で攻撃してくる。何とか懐中時計を奪い返そうと前に進むけどけど、足場が悪すぎる。しかも、際限なくボコボコ出てくるから気を抜いたらすぐにこけてしまう。三人組は地面をよけるのに精一杯な僕をあざ笑ってるし、こけたらこけたでゲラゲラと笑っている。しかも制服はどんどん泥だらけになっていく。
こんなに面と向かって馬鹿にされたのは初めてだ…。うぅ、なんだか泣いちゃいそう…。
半分現実逃避でそんなことを考えていると、踵辺りの地面が盛り上がりバランスを崩してしまう。膝がカクッとなってしまい、受け身も取れずそのまま地面へと盛大にこけてしまう。三人組はそんな僕の姿を見て、無様だ!と笑い転げている。やばい。悔しくて、本格的に泣きそう…。
その時、僕の横を一筋の赤い炎が通って行った。
炎は三人の周りを囲み渦を巻いていく。三人は身動きが取れず、顔を青白くさせるしかできないようだった。
「お前ら、こんなことして恥ずかしくないの?」声がする方を振り向くと、
「メルロス殿下!」この国の第三王子、メルロス殿下が赤色の髪をなびかせ立っていた。同い年とはいえど、さすがはこの国の王子。覇気がすさまじく一瞬でも気を抜くとその場に倒れてしまいそうになる。メルロス殿下が指を鳴らすと三人を取り囲んでいた炎が消えていく。
「さっきから、三人で一人を攻撃してるよな。それってさ、自分達は弱いですよって言ってるようなもんなんだけど分かんねぇの?」じりじりと三人に近寄るメルロス殿下。三人組は殿下の威圧感に晒され、ヒッと声を上げ後ずさる。
「そもそも、さっきからお前達は公爵様を相手してんだろ?お前達にとっては足元にも及ばないような人なんじゃないのか?そんな人を馬鹿にするってどういうことなのか分かってんの?」壁に追い詰められて逃げ場がなくなり、体を小刻みに震わせて顔面蒼白になっている三人組。なんだか可哀そうになってくる。
メルロス殿下はそんな三人にグイっと顔を近づけて、
「分かったならさっさと失せろ?目障りだ。」と覇気のこもった低い声が響かせる。少し離れている僕にもその覇気が伝わり思わず身震いをしてしまう。そんなものに直に当てられた三人は慌ててその場から逃げようするが、足に力が入らないのか躓きながら去っていく。
...あぁ、去る前に僕の懐中時計を返しておくれ...。
怒涛の展開に思考が停止している僕にメルロス殿下が話しかけてくる。
「お前もさ、何を恐れているのか知らないけれど、『俺は公爵だぞ。』くらい言えばいいのに。家柄を盾に取るのも一つの手だろ。それにあんな雑魚い魔術に手間取んなよ。なんで魔術を使わないんだ?貴族なんだろ、あんなことは日常茶飯事じゃないのか?」
「…ぁ、あ、いやっ…その…。」口がうまく回らない。
「ん?お前あれか。シューベルト家の次男か?」
「っはい!そ、そうです…。」
「そういうことか。魔術使わなかったんじゃなくて使えなかったのか…。それならそうと、魔術以外で自分の身を守る術を一つ二つ身に着けたらどうなんだ?」
「お、おっしゃる通りです…。」
「そんなんじゃあ、公爵も務まらないんじゃないのか?こんなのが公爵だなんてこの国も不安だなぁ。」ハッと鼻を鳴らす殿下。
「でもっ、体術には自信があるんです!これはほんとなんです!ただ、今回は相手の人数が多くて、それに対魔術の練習をしたことがなくて動き方が分からなかったんです!」
「言い訳だろ。結局お前、弱いんじゃん。」
「…。」何かを言い返したいけれど何も言い返せない。そもそも第三王子相手だから何かを言い返すこともできないんだけど…。
「ほらこうやってさ、急に動かれても対処できない…。」と言いながらメルロス殿下が足を払ってくる。僕は反射的に、ただ単純に反射で、避けて片足になったメルロス殿下の足を払い返す。そのまま地面に倒れる第三王子…。
...言い訳をさせてほしい。人間ってさ、急な物事に反応する時ってさ、習慣というか本能というか、とにかく何も脳みそを通さずに体が動いちゃうもんじゃん?もんじゃん!?え!?もんだよね...?
あああああああああ!やらかした。完っ全にやらかした!この国の第三王子を足払いで倒しちゃうなんて!これは何かしらの刑罰にあたるはず!最悪死刑なんじゃないのか!?やばい!このまま牢獄に連れていかれて誰にも会わずに死刑になっちゃったりするんじゃないのかな!?あぁ、あぁどうしよう!本当にどうしよう!なんだか変な汗も出てきた…。
慌てて殿下を起こし、恐る恐る顔を覗く。
「だ、大丈夫ですか…?」
「…。」無言。まさかの無言である。そして無表情。とてつもなく無表情である。もしかしてこれは相当お怒りになっているのでは…!?
「す!すみません!!つい体が勝手に!」何度も頭を下げる。地面にぶつける勢いで頭を下げる。これ以上気分を害さぬよう殿下の反応を見ながら行動したいのだが、頭を上げることができない。どうしよう。ここで「許してください!殺さないでください!どうか命だけは!」と言うべきなのか!?どうすればいいんだ!何をすれば怒りが収まるんだろうか!?
そんなことをぐるぐると考えていると突然頭の上から笑い声がする。幻聴かと思いメルロス殿下の顔を見てみると、殿下が爽やかに笑っていらした。
「どうやら本当に体術には自信があるようだ。俺を倒したのはお前が三人目だ。なかなか面白いなお前。」とお笑いになるメルロス殿下。どうやらお怒りにはなってないっぽい…?ひと先ずは安心してもいい感じ…?
「そうだな、もし体術の練習をするならば、今度から俺が相手をしよう。俺なら対魔術の練習ができるし、強さ的に人数が多い場合の練習もできる。」
どうだ?と仰々しく腕を組みながら聞いてくる殿下。
これは試されてるのか…?ここで「はい」というべきか「いいえ」というべきなのか…。
「なんだ俺の提案を受けれないのか?」これはきっと「はい」と言うべきだ…!これ以上殿下の機嫌を悪くさせたくない!
「是非!お願いします!」
殿下の機嫌に気を取られていて、この時は気づいてなかった。第三王子と一対一で体術の練習をするというとんでもない約束をしてしまったことに。
ことの発端は数時間前。兄に寮の部屋まで送ってもらい、制服から部屋着に着替えようとした時、懐中時計がないことに気が付いた。別に特別なものではないけど、そこそこ長い間使っていたもので愛着もそれなりに沸いていたものだった。しばらく部屋の中を探していたのだけれどもどこにもなく、もしかして体育館で着替えるときに落としたのかもしれないと思い、制服のまま寮を出た。出る前は隣の部屋のシンか兄に一応報告しろと言われていたけれど、月が出るにはまだまだ時間があるし、自分のものは自分で探せると思い一人で体育館に向かった。結果的に体育館にもなく、そろそろ夕ご飯を食べると約束した時間になりそうだったので戻ろうと思い中庭に出た矢先、変な奴らに絡まれた。
変な奴らというか同じ学年の子達で、一緒に体術の授業を受けていた子達だった。三人組で真ん中に立っている体の大きな子がニヤニヤしながら近づいてくる。
「この時計あなたのですよね。」そう言って僕の懐中時計を取り出す。
落としたと思っていたけれど拾ってくれてたんだ。優しい人たちだ。もしかしたら友達になれるかもしれない。
「そうだけど…。拾ってくれたの?ありがとう。」懐中時計を受け取ろうとして手を差し出す。すると真ん中の子は懐中時計を持っている手を上にあげた。これじゃ手が届かない…。
「公爵様って意外とバカなんですね。」と言って笑われる。周りの二人もニヤニヤしたり同じように笑っている。何が起っているか分からない。もしかして僕返答間違えたかな…?
「返してほしかったら取り返してみてくださいよ。公爵様なんでしょ?」取り巻きがいう。その瞬間地面がボコッとして僕はバランスを崩してしまう。かろうじて受け身は取れたが制服が少し汚れた。そんな様子を笑う三人。どうやら友達になりたいわけではなさそうだ。こんなにはっきりと敵意を向けられたのは初めてだ。
「公爵様の実力ってその程度ですか?」いつの間にか後ろに回った取り巻きに馬鹿にされる。
これでも僕は男だ。馬鹿にされたらムカつくし、やり返したくもなる。素早く体勢を整えて、いつも家でやっている体術の構えをとる。しかし、反撃をしようにも一対一の練習しかまだしていないからどうすればいいか分からない。それに相手は素人だ。本気を出したら大怪我をさせてしまう。とりあえず三人の様子が見れるように距離を取る。
「僕は何か君たちに何か不手際を起こしてしまったかな?」相手をこれ以上刺激させないようになるべく丁寧に話しかける。
「公爵様なんだから自分の頭で考えてみたらどうですか?」地面がまたボコッとして足を取られる。今度は体勢を整える前に別の子が地面に魔術をかける。魔術的には下等のものしか使ってないが、数が多すぎる。次々に地面がボコボコと盛り上がってくる。おかげで足場は悪くなり立っているのがやっとというくらいだ。
まずいな…。体術には自信があるっちゃあるんだけど三対一になると情報が多くて対処ができない。ていうか三対一って普通に卑怯じゃないの!?この子達僕が魔術を使えないの知ってわざと魔術で攻撃してくる。何とか懐中時計を奪い返そうと前に進むけどけど、足場が悪すぎる。しかも、際限なくボコボコ出てくるから気を抜いたらすぐにこけてしまう。三人組は地面をよけるのに精一杯な僕をあざ笑ってるし、こけたらこけたでゲラゲラと笑っている。しかも制服はどんどん泥だらけになっていく。
こんなに面と向かって馬鹿にされたのは初めてだ…。うぅ、なんだか泣いちゃいそう…。
半分現実逃避でそんなことを考えていると、踵辺りの地面が盛り上がりバランスを崩してしまう。膝がカクッとなってしまい、受け身も取れずそのまま地面へと盛大にこけてしまう。三人組はそんな僕の姿を見て、無様だ!と笑い転げている。やばい。悔しくて、本格的に泣きそう…。
その時、僕の横を一筋の赤い炎が通って行った。
炎は三人の周りを囲み渦を巻いていく。三人は身動きが取れず、顔を青白くさせるしかできないようだった。
「お前ら、こんなことして恥ずかしくないの?」声がする方を振り向くと、
「メルロス殿下!」この国の第三王子、メルロス殿下が赤色の髪をなびかせ立っていた。同い年とはいえど、さすがはこの国の王子。覇気がすさまじく一瞬でも気を抜くとその場に倒れてしまいそうになる。メルロス殿下が指を鳴らすと三人を取り囲んでいた炎が消えていく。
「さっきから、三人で一人を攻撃してるよな。それってさ、自分達は弱いですよって言ってるようなもんなんだけど分かんねぇの?」じりじりと三人に近寄るメルロス殿下。三人組は殿下の威圧感に晒され、ヒッと声を上げ後ずさる。
「そもそも、さっきからお前達は公爵様を相手してんだろ?お前達にとっては足元にも及ばないような人なんじゃないのか?そんな人を馬鹿にするってどういうことなのか分かってんの?」壁に追い詰められて逃げ場がなくなり、体を小刻みに震わせて顔面蒼白になっている三人組。なんだか可哀そうになってくる。
メルロス殿下はそんな三人にグイっと顔を近づけて、
「分かったならさっさと失せろ?目障りだ。」と覇気のこもった低い声が響かせる。少し離れている僕にもその覇気が伝わり思わず身震いをしてしまう。そんなものに直に当てられた三人は慌ててその場から逃げようするが、足に力が入らないのか躓きながら去っていく。
...あぁ、去る前に僕の懐中時計を返しておくれ...。
怒涛の展開に思考が停止している僕にメルロス殿下が話しかけてくる。
「お前もさ、何を恐れているのか知らないけれど、『俺は公爵だぞ。』くらい言えばいいのに。家柄を盾に取るのも一つの手だろ。それにあんな雑魚い魔術に手間取んなよ。なんで魔術を使わないんだ?貴族なんだろ、あんなことは日常茶飯事じゃないのか?」
「…ぁ、あ、いやっ…その…。」口がうまく回らない。
「ん?お前あれか。シューベルト家の次男か?」
「っはい!そ、そうです…。」
「そういうことか。魔術使わなかったんじゃなくて使えなかったのか…。それならそうと、魔術以外で自分の身を守る術を一つ二つ身に着けたらどうなんだ?」
「お、おっしゃる通りです…。」
「そんなんじゃあ、公爵も務まらないんじゃないのか?こんなのが公爵だなんてこの国も不安だなぁ。」ハッと鼻を鳴らす殿下。
「でもっ、体術には自信があるんです!これはほんとなんです!ただ、今回は相手の人数が多くて、それに対魔術の練習をしたことがなくて動き方が分からなかったんです!」
「言い訳だろ。結局お前、弱いんじゃん。」
「…。」何かを言い返したいけれど何も言い返せない。そもそも第三王子相手だから何かを言い返すこともできないんだけど…。
「ほらこうやってさ、急に動かれても対処できない…。」と言いながらメルロス殿下が足を払ってくる。僕は反射的に、ただ単純に反射で、避けて片足になったメルロス殿下の足を払い返す。そのまま地面に倒れる第三王子…。
...言い訳をさせてほしい。人間ってさ、急な物事に反応する時ってさ、習慣というか本能というか、とにかく何も脳みそを通さずに体が動いちゃうもんじゃん?もんじゃん!?え!?もんだよね...?
あああああああああ!やらかした。完っ全にやらかした!この国の第三王子を足払いで倒しちゃうなんて!これは何かしらの刑罰にあたるはず!最悪死刑なんじゃないのか!?やばい!このまま牢獄に連れていかれて誰にも会わずに死刑になっちゃったりするんじゃないのかな!?あぁ、あぁどうしよう!本当にどうしよう!なんだか変な汗も出てきた…。
慌てて殿下を起こし、恐る恐る顔を覗く。
「だ、大丈夫ですか…?」
「…。」無言。まさかの無言である。そして無表情。とてつもなく無表情である。もしかしてこれは相当お怒りになっているのでは…!?
「す!すみません!!つい体が勝手に!」何度も頭を下げる。地面にぶつける勢いで頭を下げる。これ以上気分を害さぬよう殿下の反応を見ながら行動したいのだが、頭を上げることができない。どうしよう。ここで「許してください!殺さないでください!どうか命だけは!」と言うべきなのか!?どうすればいいんだ!何をすれば怒りが収まるんだろうか!?
そんなことをぐるぐると考えていると突然頭の上から笑い声がする。幻聴かと思いメルロス殿下の顔を見てみると、殿下が爽やかに笑っていらした。
「どうやら本当に体術には自信があるようだ。俺を倒したのはお前が三人目だ。なかなか面白いなお前。」とお笑いになるメルロス殿下。どうやらお怒りにはなってないっぽい…?ひと先ずは安心してもいい感じ…?
「そうだな、もし体術の練習をするならば、今度から俺が相手をしよう。俺なら対魔術の練習ができるし、強さ的に人数が多い場合の練習もできる。」
どうだ?と仰々しく腕を組みながら聞いてくる殿下。
これは試されてるのか…?ここで「はい」というべきか「いいえ」というべきなのか…。
「なんだ俺の提案を受けれないのか?」これはきっと「はい」と言うべきだ…!これ以上殿下の機嫌を悪くさせたくない!
「是非!お願いします!」
殿下の機嫌に気を取られていて、この時は気づいてなかった。第三王子と一対一で体術の練習をするというとんでもない約束をしてしまったことに。
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