若妻シリーズ

笹椰かな

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恋盛りの若妻 その3(完)

 昂りに身を任せながら、飛龍がゆっくりと腰を動かし始める。子宮口付近にある肉の粒が集合した場所に亀頭が接触する度、その先端がざらりと擦られる感覚がして飛龍は腰を震わせた。まるで猫か何かの舌で舐められているような、独特の感触がするのだ。それが何とも心地よい。
 本来ならその肉天井を責めると愛実が可愛らしい嬌声を聞かせてくれるのだが、失神している今は生憎と無理だった。
 飛龍は愛欲のままに肉茎を出し入れさせながら、その瑞々しい肉体を堪能することにした。竿を繰り出す度に、水色の布に覆われた豊乳が前後に弾む様は目の毒だ。
 殊更に気分が昂揚した飛龍は、ピストンのリズムを速め始めた。肉茎が濡れそぼった穴の中を忙しなく出入りする度に、粘ついた音が絶え間なく周辺に響き渡る。
 その最中、愛実がようやっと目蓋を上げた。意識を朦朧とさせたまま、せり上がってくる快感に身を震わせつつ、熱い吐息を紅唇から深々と吐き出す。
「はぁぁぁッ……」
 腰をびくっと跳ねさせてから、愛実は大きな瞳を惑いで揺らした。意識が明瞭になったのだ。
「おち×ちんがどうして……いつの間に……」
「愛実が失神している間、俺のチ×ポがずっと君のオマ×コを占領してたんだよ」
 飛龍から聞かされた言葉に、女体は著しく反応した。尻の下にあるワンピースのスカート部分を濡らしてしまうほどに、ぬめった蜜液が結合部からどっと溢れ出してしまったのだ。
 気絶している間に勝手に硬い陰茎を挿れられて、無断でピストンをされていたーーそう認識した刹那、愛実は頬を上気させた。マゾヒズムに火が点いた証拠だ。性的倒錯に心を奪われた若妻は、飛龍の行う抽送ちゅうそうに合わせて艶やかに喘ぎ出した。
「はあっ、はあっ、おち×ちんダメッ……勝手にオマ×コに入れちゃダメぇッ」
「でも、愛実のオマ×コはこんなに悦んでくれているよ?」
 飛龍はそう言うと、肉茎をグラインドさせながら膣奥付近をずしんと突いた。歓喜を帯びた媚肉がひくひくと痙攣する。
「んぁああァッ!」
 心地よさそうに啼きながら、愛実がきつく柳眉を寄せた。太ももがわずかに震えている。飛龍が繰り返し同じ動作で愛実の一番弱い部分を責め立てると、女体は呆気なく頂へと至ってしまった。
「イクッ、もうイクゥッ!」
 白昼のソファの上で、若妻は体躯を弓形に曲げながら、雌としての姿を夫に見せつけていた。それもただの雌の姿ではない。被虐性欲に燃え上がった、実に卑猥な雌の姿だ。
 失神している間、好き勝手に扱われていたことによほど興奮したのか、尿道口からは二度も潮が吹き出ている。
 女体が絶頂へ達したことにより、飛龍は蜜壷に思い切り肉棒を吸い上げられた。まるで掃除機にでも吸われているかのようだ。思わず薄い唇から呻き声が漏れる。
「ううぅっ……!」
 一気に天上へと引き上げられた飛龍は、熱い肉棒の先端から堰を切ったように淫水を放った。艶女の体内が煮えたぎった白濁水によって汚される。
 愛実は大人しく射精を受け入れながら、下肢を思い切り痙攣させた。蜜壷が激しく収縮したせいで肉棒が外へと追い出される。その後も愛実は震え続けていた。見ているだけで絶頂の凄まじさが伝わってくるーーそんな有り様だった。
「ああ……すごいな、今日の愛実は。やっぱり君は、無理矢理されるのが好みなんだね」
 愛実はその言葉を、肯定も否定もしなかった。それは彼女自身が、己の内にあるマゾヒズムを正確に理解できていないせいだった。
 なぜ、無許可で行われた性行為に体躯が激しく反応してしまうのか。どうしてこんなにも心が昂るのか。なぜ、飛龍になら何をされてもいいと感じてしまうのか。
 それらの答えを愛実は言葉にすることができない。けれどきっと、これは恋情が影響しているのだと思った。高城飛龍という一人の男に対して抱いている砂糖を煮詰めたような感情が、身も心も狂わせている。そう解釈すると辻褄が合うのだ。大人の女性と少女の狭間にいる愛実に起こった心身の変化ーーそれを恋情が招いているのだとしたら、その想いの何と熱く一途なことか。狂恋と呼ぶに相応しい感情だ。
「あぁ……飛龍さん……飛龍さん……」
 普段ならば鈴を転がすような声。それが今は欲を帯びて、ひどく甘ったるくなっている。そんな声音で名を呼ばれては、彼女を愛している男は深みにはまるばかりだ。喉仏の出ている太い首が、無意識に上下に蠢いていた。
「何だい、愛実」
「もっとして……もっとしたいの……」
「何をしてほしいのか、具体的に言ってごらん。そうしたら、必ず叶えてあげるよ」
 飛龍はベッドの上で睦み合う時と同じように、蜂蜜の入った瓶の中へと誘うような科白を優しく放った。まるで甘い芳香に誘われた虫のように、愛実はまっすぐに瓶の中を目指した。
「おち×ちんでオマ×コの奥をいっぱい突いて。オマ×コの中もたくさん擦って。飛龍さんと、もっとエッチがしたいの」
 わずかに声を震わせながら、朱唇が淫らな言葉を紡いだ。甘やかな毒が含まれているそれは、彼女を愛している男に対して明らかな効き目があった。その証拠に男の双眸がぎらぎらと輝く。
「ああ。まだまだ愛し合おう、愛実。チ×ポでたくさんオマ×コの中を擦って、愛実が気持ちよくなれる所をいっぱい突いてあげるよ」
 飛龍は囁くような声量で言うと、愛実の右脚を掴んだまま、二人の体液で汚れた蜜壷を再び穿った。クチュクチュと粘っこい音を立てながら、激しい熱を内包した肉棒で過敏な場所を責め立てる。ソファがギシギシと軋みだした。
 肉棒の輪郭を媚肉でしっかりと捉えながら、愛実は熱く硬いそれが生み出す快感に喘いだ。突かれる度に身体の奥から響いてくる幸福感が、彼女の思考を桃色に塗りつぶしていく。
「アッ、アッ、あァァンッ、イイッ……気持ちイイッ」
「ああ、ほら、オマ×コからいやらしいジュースがたくさん出てくる。夜にする時と違って部屋の中が明るいから、ビショビショになっている恥ずかしいオマ×コがよく見えるよ」
 飛龍が意図的に恥ずかしさを煽るような科白を口にすると、愛実は罠にかかったうさぎのように思考を捕らえられてしまった。羞恥という名の淫薬が身体中をめぐっていく。
 おかげで性的興奮と共に、紅い乳首がぷくぷくと膨れてしまった。女壷を突かれる度に乳房が前後に揺れるせいで、ブラカップと密着している乳首の間に摩擦が起こり始める。飛龍によってしっかりと開発されているくれないの果実は、先端が擦れる度に甘い快感を愛実に与えた。そのせいで上の口からは喘ぎが、下の口からは淫蜜が零れ落ちていく。肉豆もいつの間にやら勃ち上がり、包皮から顔を出してその存在を主張していた。
「あァあァァッ……イイッ……気持ちイイッ……あッ、あッ、あッ、あッ」
 すっかり快楽に酔いしれてしまっている女の様子は、雄の本能を明瞭に刺激した。飛龍は頭の中を愛欲で染めながら、抽送の間隔を極端に狭めた。クチュクチュという淫らな音が絶え間なく奏でられる。
 休みなく一際弱い部分を連打されて、愛実は下腹が甘く痺れていくのを感じた。相変わらず擦れ続けている乳首も心地がよい。瑞々しい肉体が悦びに包まれる。
「はあぁぁァァンッ! あぁぁあァァッ!」
 気が狂いそうなくらい快楽に浸りながら、愛実はよがった。もうすぐ頂へと到達するーーそう感じた瞬間、まるでそれをわかっているかのように硬い指の先が尖った肉豆に伸びてきた。ピストンを続けられながら優しく突起を捏ねられて、愛実は咆哮した。
 ただ貫かれているだけで十分に心地よいのに、敏感な局所から、怒涛のように激烈な快感が流れ込んできたのだから無理もない。柳腰がゴム鞠のように繰り返し跳ね上がった。
「あぁぁァァァンッ! んぅぅンッ! アッ、アッ、アッ! イクッ、イクぅぅッ!」
 宣言通りに絶頂を迎えた女体は、仰け反りながら下半身の小さな穴から勢いよく潮を吹き出した。先ほどと同様で、その回数は二回だ。
 その最中、女壷は貪欲に肉茎をしゃぶり上げていた。あまりにも激甚げきじんな吸い上げのせいで、飛龍の呼吸がひどく乱れる。
「ああっ……すごいな、これはっ……」
 一瞬だけ目の前がちかちかと点滅した後、飛龍はおのが肉体の望むがままに精液を吐き出した。一回目の時よりも量は少ないが、たしかに妻の中へと子種を注いでいく。
 射精を終えた飛龍は陰茎をずるりと取り出すと、息を弾ませながら愛実を見た。彼女の美しい肢体は、わずかに震えながら快楽の余韻を味わっている。けれど、また意識が飛んでしまったらしく、豊かな睫毛に彩られている目蓋は固く閉ざされていた。その顔付きからは疲労が窺える。
「ああ……愛実。君はまだ震えている。その身体は余程、セックスが好きなんだね」
 その言葉に返事をする者はいない。だが、声が出せぬ代わりであるかのように、緩んだままの蜜口から白い残溜が零れ落ちた。

 窓の閉ざされたリビングには、男と女がまぐわった後の空気が充満している。熱気にも似たそれは、すぐには霧散せずに部屋の中をぐるぐると漂っていた。
 胸の内で甘美な余韻を感じながら、壮年の男は愛妻の顔を濡らしている汗と涙を舌先で拭った。味覚からは、わずかにしょっぱさが伝わってくる。そして気のせいかもしれないが、甘い気もした。
 けれども、目の前にいるのは白糖のように無垢な少女などではない。被虐の悦びを覚えてしまった、美しい若妻なのだ。
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