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2人の刑事は事件を追う。
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あの悲惨な事件も、もう3日たつ…
ここはあの事件の管轄の警察署だ。緑町警察署(仮)とでも言っておこう。
ガチャッ…ドアが開く音だ。
「失礼します。」そこに立っているのは若いが20代ほどだろうか?…スーツを着た男性だった。
「君が新しい配属の水田くんか?」そう言うのは水田…の目線の先にいる40代の貫禄のおっさn…いや、男。
「私は前川俊光。この刑事課の一課長を勤めている。」険しい顔からは想像できないにこやかな笑顔を前川は見せた。
「水田良樹です!よ、よろしくお願いします!」元気な挨拶を水田はして見せた。
「さて…君のバディは…おい!堀田!来い!」 前川は叫ぶ声に近いほどの大きな声で“堀田”を呼んだ。
「うるさいなぁ…なんとか小さくできないのかねぇ…?」「えっ、」水田の真横から声が聞こえる。水田はすぐさま首を右に向けた。すると、にこやかな面長の男の人が立っている。容姿から見て30代くらいに見えるが…何歳なのだろうか。
「堀田くん。紹介しよう。君のバディとなる水田くんだ。」「おっ、お前が水田だな…」堀田はフランクに話しかけた。水田はホッとした。いかつい人でなくて良かった。「よろしくお願いします!本日より配属になり…」「あ~いい。聞いてるから。なんかこういうの面倒だよな?敬語は俺大嫌っいなんだ。」堀田は水田の話を遮るように話し始めた。前川さんはいつの間にか消えていた。
「水田はここに配属された理由知ってるか?」確かに気になる。地方からこんな都会に急に配属だなんて。人手も足りてそうだ。なぜだろうか。水田には分からなかった。「分かりません…」「ん~ニュース見なかったか?ほら、あのバラバラ事件」水田はピンと来た。あの悲惨な事件だ。「池のアレ…ですか?」「そうだ。」「確かに被害者は多いし、模倣犯による事件もいっぱい起きてますけど、人員は足りてそうですよ…?」「お前なにも知らないんだな…ニュースに取り上げられるのは1部だけだ。それに警察だって隠蔽することがあるわけだ。」「…警察も隠蔽するんですね…ということは、他に何件も事件が?」堀田は首を縦にコクリと降った。「何件で済めばいいが。」堀田は分厚いファイルを持ってきた
。「今、隠蔽も含めてこれで9件目だ。」
「9件!?」衝撃的だ。見落としたニュースが2、3件あったとしても 7件も見落とすわけが無い。こんなにも隠蔽が起きているなんて…「そうだ…隠蔽、隠蔽と思ってるだろうが…これは国民を不安にさせないための措置でもある。確かに警告していた方が安全は高まる。が…」「が…?」「怯える人は恐怖がエスカレートし、心身に異常をもたらす恐れもある。だからだ。今回だけだかな。」まぁ…確かに理解はできる。だが…「これは仕方の無いことなんだ…それに国民を守るために犯人を探すのが俺たちの役目だろ?」「犯人の目星はついてるんですか?」大事なのはそこだった。目星がついてるならまだ隠蔽してても良かった。が…帰ってきた答えは絶望的だった。
「いいや。」
その瞬間に部屋の空気が凍りついたような気がした。水田は少しの沈黙を破った。
「え……犯人が分からないのですか…?」
水田の顔が引きつる。犯人が分からないだと……「じゃあ国民はただ危険性を知らずに…」そのときだ。一課長のデスクの受話器が鳴った。一課長がいないので堀田が出ることにした。「はい。…え?…子供が…?」堀田は目を丸くしている。一課長が部屋に戻ってきた。「堀田くん、どうした?」「たったいま、隣の管轄の警察署から連絡がありました。またバラバラ事件です。」「被害者は?」「…今度は…9歳の…男の子だそうです…」部屋は重い雰囲気だ。水田も言葉が出ずにいる。
「緑町警察も調査しろと…?」一課長は冷静に言った。「おい、水田9歳で衝撃受けるのはよく分かる…だがな…警察になったならば、こういうことは付き物だ。慣れろ…」水田は唇を噛み締めた。
「堀田、水田。現場行ってこい。」
水田は覚悟を決め、立ち上がった。
絶対に犯人を許さない。そう思った。相手が到底、警察では敵わない者と知らずに。
ここはあの事件の管轄の警察署だ。緑町警察署(仮)とでも言っておこう。
ガチャッ…ドアが開く音だ。
「失礼します。」そこに立っているのは若いが20代ほどだろうか?…スーツを着た男性だった。
「君が新しい配属の水田くんか?」そう言うのは水田…の目線の先にいる40代の貫禄のおっさn…いや、男。
「私は前川俊光。この刑事課の一課長を勤めている。」険しい顔からは想像できないにこやかな笑顔を前川は見せた。
「水田良樹です!よ、よろしくお願いします!」元気な挨拶を水田はして見せた。
「さて…君のバディは…おい!堀田!来い!」 前川は叫ぶ声に近いほどの大きな声で“堀田”を呼んだ。
「うるさいなぁ…なんとか小さくできないのかねぇ…?」「えっ、」水田の真横から声が聞こえる。水田はすぐさま首を右に向けた。すると、にこやかな面長の男の人が立っている。容姿から見て30代くらいに見えるが…何歳なのだろうか。
「堀田くん。紹介しよう。君のバディとなる水田くんだ。」「おっ、お前が水田だな…」堀田はフランクに話しかけた。水田はホッとした。いかつい人でなくて良かった。「よろしくお願いします!本日より配属になり…」「あ~いい。聞いてるから。なんかこういうの面倒だよな?敬語は俺大嫌っいなんだ。」堀田は水田の話を遮るように話し始めた。前川さんはいつの間にか消えていた。
「水田はここに配属された理由知ってるか?」確かに気になる。地方からこんな都会に急に配属だなんて。人手も足りてそうだ。なぜだろうか。水田には分からなかった。「分かりません…」「ん~ニュース見なかったか?ほら、あのバラバラ事件」水田はピンと来た。あの悲惨な事件だ。「池のアレ…ですか?」「そうだ。」「確かに被害者は多いし、模倣犯による事件もいっぱい起きてますけど、人員は足りてそうですよ…?」「お前なにも知らないんだな…ニュースに取り上げられるのは1部だけだ。それに警察だって隠蔽することがあるわけだ。」「…警察も隠蔽するんですね…ということは、他に何件も事件が?」堀田は首を縦にコクリと降った。「何件で済めばいいが。」堀田は分厚いファイルを持ってきた
。「今、隠蔽も含めてこれで9件目だ。」
「9件!?」衝撃的だ。見落としたニュースが2、3件あったとしても 7件も見落とすわけが無い。こんなにも隠蔽が起きているなんて…「そうだ…隠蔽、隠蔽と思ってるだろうが…これは国民を不安にさせないための措置でもある。確かに警告していた方が安全は高まる。が…」「が…?」「怯える人は恐怖がエスカレートし、心身に異常をもたらす恐れもある。だからだ。今回だけだかな。」まぁ…確かに理解はできる。だが…「これは仕方の無いことなんだ…それに国民を守るために犯人を探すのが俺たちの役目だろ?」「犯人の目星はついてるんですか?」大事なのはそこだった。目星がついてるならまだ隠蔽してても良かった。が…帰ってきた答えは絶望的だった。
「いいや。」
その瞬間に部屋の空気が凍りついたような気がした。水田は少しの沈黙を破った。
「え……犯人が分からないのですか…?」
水田の顔が引きつる。犯人が分からないだと……「じゃあ国民はただ危険性を知らずに…」そのときだ。一課長のデスクの受話器が鳴った。一課長がいないので堀田が出ることにした。「はい。…え?…子供が…?」堀田は目を丸くしている。一課長が部屋に戻ってきた。「堀田くん、どうした?」「たったいま、隣の管轄の警察署から連絡がありました。またバラバラ事件です。」「被害者は?」「…今度は…9歳の…男の子だそうです…」部屋は重い雰囲気だ。水田も言葉が出ずにいる。
「緑町警察も調査しろと…?」一課長は冷静に言った。「おい、水田9歳で衝撃受けるのはよく分かる…だがな…警察になったならば、こういうことは付き物だ。慣れろ…」水田は唇を噛み締めた。
「堀田、水田。現場行ってこい。」
水田は覚悟を決め、立ち上がった。
絶対に犯人を許さない。そう思った。相手が到底、警察では敵わない者と知らずに。
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