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第2章 竜の暮らし篇
第20話 白と赤
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俺たちは島に到着した。まずは神眼を使用する。
どうやらこの島自体がダンジョンになっているようだ。島の大きさはそんなに大きくはない。どこかに洞窟があり、下へ下へと下って行く仕組みのようだ。全部で階層は20、遺跡のダンジョンと同じ深さだ。しかしこちらのダンジョンはトラップが少ない。その代わり、モンスターのランクが高めになっている。平均で90ぐらいはありそうだ。しかし俺は自分より低いランクのモンスターには興味が無いので、真竜の威圧を使うことにした。
「よし、クリア。雑魚は全部無視だ」
「了解」
空を飛んで、あっさりと洞窟を発見した。
洞窟と言っても広めなので飛んで移動が出来る。
このダンジョンには、猛毒を持つクラゲ「紫毒海月」(パープルゼリーフィッシュ)や、超堅い甲羅を持つカメ「鉄甲亀」(アイロンタートル)、素早い動きが特徴の魚「瞬点魚」(ファストフィッシュ)などが存在した。水にちなんだモンスターが多いようだ。ちなみに魚や海月だが、宙に浮いている。と言うより宙を泳いでいる。水がないのに泳げるとは、モンスターは変わっている。
真竜の威圧でモンスターがよってこないので、あっという間に10階層に到達した。
「よし中ボスだ。クリア、一緒に倒そう」
「え、いいの?リュートの経験値少なくなっちゃうよ?」
「本命はボスだから大丈夫だ」
という訳で、中ボスは二人で一緒に倒すことにした。
扉が開き中に入る。そこに居たのは、
名前 スクイド
種族 白軟魚・覇種(チャンプ)
rank 250
称号 十閃
技能 軟体 吐墨 王者の証 連打 連携
名前 オクト
種族 赤軟魚・覇種(チャンプ)
rank 250
称号 八裂き
技能 軟体 吐墨 王者の証 束縛術 連携
え?二体?そういう時もあるのか。しかもまぁまぁ強い。しかしどう見ても巨大なイカとタコだ。5メートルはあるだろうか。あまり強そうには見えないが、油断しないようにしなければ。
「行くぞクリア!」
「はい!」
「重力操作」
イカとタコに強烈な重力がかかり、動きが鈍くなる。
「俺はイカをやる」
「わかった赤いのは任せて」
クリアにはタコをまかせることにして、俺はイカに魔法を試してみることにした。
この世界の魔法は主に7つの種類がある。火、水、風、土、雷、光、闇の7つだ。これ以外の例外、俺の次元やクリアの重力などは総称して、EX(エクストラ)魔法と呼ばれる。
そして俺は、全属性が使える。ちなみにEXは次元以外は使えない。せっかくなので今回は魔法で倒そう。水には強そうだからやっぱり雷かな。イメージして、それっぽく言えばなんか魔法が出るだろう。
「雷神」
そう唱えると、イカの頭上に巨大な魔法陣が展開し、そこからとてつもない威力の雷がイカに落ちた。すごい衝撃と光がこっちにも伝わってきた。思わず目を瞑った。
目を開けると、イカは消し炭になっていた。
あっけなさすぎた。魔法の出力上げすぎたな、次からは気をつけなくては。魔法はどうやら本人のイメージがはっきりしていればいるほど強くなるようだ。昔アニメで見た雷を想像したらこうなってしまった。魔力もだいぶ消費してしまった。
さてクリアの方はどうなっ…こ、これは。
「やめて!離して!」
クリアにタコの触手が絡みついていた。触手がいい感じにクリアを縛りあげている。ご、ごくり。
「ごめんリュートこいつに重力効かなくて…」
見ている場合ではない。クリアの体に触れてタダで済むと思うなよ。俺の中で何かをメラメラと感じる。何だこの感覚は怒りか。怒りなのか。タコごときの分際でクリアに触れるとは俺が許さん。
「次元操作・移動」
クリアを俺の元に移動させる。
「助けてくれてありがとうリュート」
「あぁ、離れてな」
「う、うん」
クリアが珍しくイラついている俺を見てちょっと驚いたようだった。
さぁこのタコをどう調理してくれようか。まだ使ってない付与術を試してみよう。
「創成・ブレイド」
「付与・サンダー」
創成した剣がバリバリと電撃を発した。
「雷鳴剣!落ちろ」
雷鳴剣がタコの頭に刺さりそのまま地面に刺さった。タコは剣が刺さって地面に固定され、痺れている。
「援護するよ」
クリアが剣とタコにさらに重力をかけて、タコを動けなくした。
さて、トドメをさそうか。次元操作の力が俺を呼んでいる。
「次元の神槍」
俺の前方に黒槍のようなものが現れた。そして、その槍はタコに向かって飛んでいき、槍がタコに刺さった。その瞬間、タコは槍に吸収されるように消滅した。
どうやらこの島自体がダンジョンになっているようだ。島の大きさはそんなに大きくはない。どこかに洞窟があり、下へ下へと下って行く仕組みのようだ。全部で階層は20、遺跡のダンジョンと同じ深さだ。しかしこちらのダンジョンはトラップが少ない。その代わり、モンスターのランクが高めになっている。平均で90ぐらいはありそうだ。しかし俺は自分より低いランクのモンスターには興味が無いので、真竜の威圧を使うことにした。
「よし、クリア。雑魚は全部無視だ」
「了解」
空を飛んで、あっさりと洞窟を発見した。
洞窟と言っても広めなので飛んで移動が出来る。
このダンジョンには、猛毒を持つクラゲ「紫毒海月」(パープルゼリーフィッシュ)や、超堅い甲羅を持つカメ「鉄甲亀」(アイロンタートル)、素早い動きが特徴の魚「瞬点魚」(ファストフィッシュ)などが存在した。水にちなんだモンスターが多いようだ。ちなみに魚や海月だが、宙に浮いている。と言うより宙を泳いでいる。水がないのに泳げるとは、モンスターは変わっている。
真竜の威圧でモンスターがよってこないので、あっという間に10階層に到達した。
「よし中ボスだ。クリア、一緒に倒そう」
「え、いいの?リュートの経験値少なくなっちゃうよ?」
「本命はボスだから大丈夫だ」
という訳で、中ボスは二人で一緒に倒すことにした。
扉が開き中に入る。そこに居たのは、
名前 スクイド
種族 白軟魚・覇種(チャンプ)
rank 250
称号 十閃
技能 軟体 吐墨 王者の証 連打 連携
名前 オクト
種族 赤軟魚・覇種(チャンプ)
rank 250
称号 八裂き
技能 軟体 吐墨 王者の証 束縛術 連携
え?二体?そういう時もあるのか。しかもまぁまぁ強い。しかしどう見ても巨大なイカとタコだ。5メートルはあるだろうか。あまり強そうには見えないが、油断しないようにしなければ。
「行くぞクリア!」
「はい!」
「重力操作」
イカとタコに強烈な重力がかかり、動きが鈍くなる。
「俺はイカをやる」
「わかった赤いのは任せて」
クリアにはタコをまかせることにして、俺はイカに魔法を試してみることにした。
この世界の魔法は主に7つの種類がある。火、水、風、土、雷、光、闇の7つだ。これ以外の例外、俺の次元やクリアの重力などは総称して、EX(エクストラ)魔法と呼ばれる。
そして俺は、全属性が使える。ちなみにEXは次元以外は使えない。せっかくなので今回は魔法で倒そう。水には強そうだからやっぱり雷かな。イメージして、それっぽく言えばなんか魔法が出るだろう。
「雷神」
そう唱えると、イカの頭上に巨大な魔法陣が展開し、そこからとてつもない威力の雷がイカに落ちた。すごい衝撃と光がこっちにも伝わってきた。思わず目を瞑った。
目を開けると、イカは消し炭になっていた。
あっけなさすぎた。魔法の出力上げすぎたな、次からは気をつけなくては。魔法はどうやら本人のイメージがはっきりしていればいるほど強くなるようだ。昔アニメで見た雷を想像したらこうなってしまった。魔力もだいぶ消費してしまった。
さてクリアの方はどうなっ…こ、これは。
「やめて!離して!」
クリアにタコの触手が絡みついていた。触手がいい感じにクリアを縛りあげている。ご、ごくり。
「ごめんリュートこいつに重力効かなくて…」
見ている場合ではない。クリアの体に触れてタダで済むと思うなよ。俺の中で何かをメラメラと感じる。何だこの感覚は怒りか。怒りなのか。タコごときの分際でクリアに触れるとは俺が許さん。
「次元操作・移動」
クリアを俺の元に移動させる。
「助けてくれてありがとうリュート」
「あぁ、離れてな」
「う、うん」
クリアが珍しくイラついている俺を見てちょっと驚いたようだった。
さぁこのタコをどう調理してくれようか。まだ使ってない付与術を試してみよう。
「創成・ブレイド」
「付与・サンダー」
創成した剣がバリバリと電撃を発した。
「雷鳴剣!落ちろ」
雷鳴剣がタコの頭に刺さりそのまま地面に刺さった。タコは剣が刺さって地面に固定され、痺れている。
「援護するよ」
クリアが剣とタコにさらに重力をかけて、タコを動けなくした。
さて、トドメをさそうか。次元操作の力が俺を呼んでいる。
「次元の神槍」
俺の前方に黒槍のようなものが現れた。そして、その槍はタコに向かって飛んでいき、槍がタコに刺さった。その瞬間、タコは槍に吸収されるように消滅した。
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