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第9章 魔族襲来篇
第105話 修行
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マギから魔法武器が渡された。これで、俺たち全員が魔法武器を手に入れた訳だ。
魔族はまだ本腰を上げてこちらに攻め込んできていない。魔界六魔が二人しか来ていないのが何よりの証拠だ。これから新たなる戦いが待っていることを考えると、魔法武器の使い方にも慣れておく必要があるし、何よりランクやレベルを上げておきたい。
修行をしよう。そう思い立った俺は自宅で会議を開いた。
「というわけで、しばらく強くなるために修行をしようと思う」
「了解」
みんな俺の意見に賛同してくれた。
「この修行は魔法武器へ慣れておくことも視野に入れている。よってチームを二つに分分けたい」
魔法武器に慣れているのは、俺とサレナの二人。この二人は別チームになるだろうか。
「サレナと俺は魔法武器の指南役ということで別チームの方がいいだろう」
「わかりましたわ。リュート様と離れるのは少し寂しいですが、頑張りますわ」
「どういうチーム分けにしようか」
「私のチームはミラ様とルージュ様でいかがでしょう」
「私は構わない」
「私もです」
「俺のチームはクリアとローザだな」
「よろしくねローザ」
「足を引っ張らないように気をつける」
チームは決まった。次は目的地だ。
「サレナチームはどの辺に向かう?」
「私たちは、ダール王国近辺のダンジョンに向かいますわ。王国から少し離れれば難易度の高いダンジョンもありますわ」
「それなら俺はサラマ王国の方にでも行ってみるか。サラマ王国の更に西には難しいダンジョンもあるらしいからな」
目的地も決まった。明日から三人とは別行動だ。
「期間は1週間くらいにしようか」
「わかりましたわ」
「1週間リュートと離れなくてはならないのか…確かにこれは修行になりそうだ」
三人とは1週間会えない。負担をかけてしまうかもしれないと思っていたが、心配はいらなかったようだ。
ちなみにだが、ローザは数日に1回は俺の体液を摂取しないといけないので、俺と行動しなくてはならなかった。偶然にも同じチームになったので心配はいらない。
意図せずにチームはrankチームとLvチームに別れたので、バランスが取れているのかもしれない。
そんなこんなで俺たちの修行計画は決まった。そして、次の日の朝になる。
「じゃあ気をつけてな?」
「はい。お二人は私が責任もって守りますわ」
「おいおい、私だってサレナに守られるほど弱くはないぞ。あまり心配しなくて大丈夫だ」
「私がお二人が守るくらいの気持ちで頑張ります」
三人が出発した。俺たちも行こう。
こうして、俺たちの修行が幕を開けるのだった。
魔族はまだ本腰を上げてこちらに攻め込んできていない。魔界六魔が二人しか来ていないのが何よりの証拠だ。これから新たなる戦いが待っていることを考えると、魔法武器の使い方にも慣れておく必要があるし、何よりランクやレベルを上げておきたい。
修行をしよう。そう思い立った俺は自宅で会議を開いた。
「というわけで、しばらく強くなるために修行をしようと思う」
「了解」
みんな俺の意見に賛同してくれた。
「この修行は魔法武器へ慣れておくことも視野に入れている。よってチームを二つに分分けたい」
魔法武器に慣れているのは、俺とサレナの二人。この二人は別チームになるだろうか。
「サレナと俺は魔法武器の指南役ということで別チームの方がいいだろう」
「わかりましたわ。リュート様と離れるのは少し寂しいですが、頑張りますわ」
「どういうチーム分けにしようか」
「私のチームはミラ様とルージュ様でいかがでしょう」
「私は構わない」
「私もです」
「俺のチームはクリアとローザだな」
「よろしくねローザ」
「足を引っ張らないように気をつける」
チームは決まった。次は目的地だ。
「サレナチームはどの辺に向かう?」
「私たちは、ダール王国近辺のダンジョンに向かいますわ。王国から少し離れれば難易度の高いダンジョンもありますわ」
「それなら俺はサラマ王国の方にでも行ってみるか。サラマ王国の更に西には難しいダンジョンもあるらしいからな」
目的地も決まった。明日から三人とは別行動だ。
「期間は1週間くらいにしようか」
「わかりましたわ」
「1週間リュートと離れなくてはならないのか…確かにこれは修行になりそうだ」
三人とは1週間会えない。負担をかけてしまうかもしれないと思っていたが、心配はいらなかったようだ。
ちなみにだが、ローザは数日に1回は俺の体液を摂取しないといけないので、俺と行動しなくてはならなかった。偶然にも同じチームになったので心配はいらない。
意図せずにチームはrankチームとLvチームに別れたので、バランスが取れているのかもしれない。
そんなこんなで俺たちの修行計画は決まった。そして、次の日の朝になる。
「じゃあ気をつけてな?」
「はい。お二人は私が責任もって守りますわ」
「おいおい、私だってサレナに守られるほど弱くはないぞ。あまり心配しなくて大丈夫だ」
「私がお二人が守るくらいの気持ちで頑張ります」
三人が出発した。俺たちも行こう。
こうして、俺たちの修行が幕を開けるのだった。
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