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第5章 革命の夜明け篇
第53話 有能なスライムと魔石
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俺たちはダンジョンのボスを倒し、ダンジョンを攻略した。
ボスの錬成の死霊はリュートの爆発によって砕け散っていた。その死体をムーが取り込む。
「おっ?何か能力はゲット出来たか?」
「うん!どうやら、ちょっとだけなられんせいがつかえるようになったみたいだよ」
うーん…このスライム、有能である。
「よし、ダンジョンも攻略したし帰還しようか」
「うん!」
「了解ですー。ムーちゃんもお疲れ様」
オリアナがムーをしまう。そして、ダンジョンを脱出し街に戻る。
「今日はどうだった?」
「楽しかったよ」
「私もですー」
「それは良かった」
そんな会話をしながら街を歩いていると、
「どうやらこの街のダンジョンは、お主らには楽すぎたみたいじゃな」
あまり外に出ないと言っていたイモージェンが、普通に出歩いていた。
「あれ?あんまり外には出ないんじゃなかったのか?」
「まぁ良いではないか。そう言えば、そっちのお主は魔物使いじゃったか?」
イモージェンはオリアナに話しかける。
「はいー。そうですけど、それがどうかしたんですかー?」
「少し、お主の使い魔を見せてくれんか?」
「わかりましたー。おいでームーちゃん!」
オリアナは再びムーを呼び出す。
「なーに?ごしゅじん?」
「ほう、スライムか…。しかも話すときた」
「はいー。ムーちゃんは能力で食べたものから力を得ることができるんですよー」
「ほうほう…。侵食持ちのスライムか…。そのスキルを持ったスライムはなかなか珍しい、お主は運がいいな。そうじゃ!余ったこれも有効活用できそうじゃな」
イモージェンが袋から何かを取り出す。
「お主ら、これを知っておるか?」
イモージェンはキラキラした宝石のような石を取りだした。形は歪で、大きさはゴルフボールくらいだ。
「何だこれは?」
「これは魔石と言ってな。この石たち一つ一つに魔法の属性が宿っておるのじゃ」
「なるほど」
「研究で使っておったのじゃが少し余ったのでな、せっかくじゃからお主らにやろう」
「良いのか?」
「あぁ。わしはお主を気に入ったのじゃ。魔女の気まぐれと思って受け取ってくれ」
「ありがとう。これはどう使うんだ?」
「これはじゃな、本来は鍛治職人が武器を作ったりするのに使うのじゃが、魔力が詰まっておるから、モンスターにとっては餌だったりするのじゃ」
「なるほど?」
「この魔石をそのスライムに与えると良い。スライムを強くすることができるじゃろう」
「それはありがたい」
「うむ。ではな」
イモージェンは魔石が詰まった袋をリュートに渡し、去っていった。
「まったく…この歳にもなって、気に入った男子が現れるとは…わしもまだまだ若いのかもしれんな…」
そんな言葉をつい知らず、リュート達は宿に向かって一泊するのだった。
ボスの錬成の死霊はリュートの爆発によって砕け散っていた。その死体をムーが取り込む。
「おっ?何か能力はゲット出来たか?」
「うん!どうやら、ちょっとだけなられんせいがつかえるようになったみたいだよ」
うーん…このスライム、有能である。
「よし、ダンジョンも攻略したし帰還しようか」
「うん!」
「了解ですー。ムーちゃんもお疲れ様」
オリアナがムーをしまう。そして、ダンジョンを脱出し街に戻る。
「今日はどうだった?」
「楽しかったよ」
「私もですー」
「それは良かった」
そんな会話をしながら街を歩いていると、
「どうやらこの街のダンジョンは、お主らには楽すぎたみたいじゃな」
あまり外に出ないと言っていたイモージェンが、普通に出歩いていた。
「あれ?あんまり外には出ないんじゃなかったのか?」
「まぁ良いではないか。そう言えば、そっちのお主は魔物使いじゃったか?」
イモージェンはオリアナに話しかける。
「はいー。そうですけど、それがどうかしたんですかー?」
「少し、お主の使い魔を見せてくれんか?」
「わかりましたー。おいでームーちゃん!」
オリアナは再びムーを呼び出す。
「なーに?ごしゅじん?」
「ほう、スライムか…。しかも話すときた」
「はいー。ムーちゃんは能力で食べたものから力を得ることができるんですよー」
「ほうほう…。侵食持ちのスライムか…。そのスキルを持ったスライムはなかなか珍しい、お主は運がいいな。そうじゃ!余ったこれも有効活用できそうじゃな」
イモージェンが袋から何かを取り出す。
「お主ら、これを知っておるか?」
イモージェンはキラキラした宝石のような石を取りだした。形は歪で、大きさはゴルフボールくらいだ。
「何だこれは?」
「これは魔石と言ってな。この石たち一つ一つに魔法の属性が宿っておるのじゃ」
「なるほど」
「研究で使っておったのじゃが少し余ったのでな、せっかくじゃからお主らにやろう」
「良いのか?」
「あぁ。わしはお主を気に入ったのじゃ。魔女の気まぐれと思って受け取ってくれ」
「ありがとう。これはどう使うんだ?」
「これはじゃな、本来は鍛治職人が武器を作ったりするのに使うのじゃが、魔力が詰まっておるから、モンスターにとっては餌だったりするのじゃ」
「なるほど?」
「この魔石をそのスライムに与えると良い。スライムを強くすることができるじゃろう」
「それはありがたい」
「うむ。ではな」
イモージェンは魔石が詰まった袋をリュートに渡し、去っていった。
「まったく…この歳にもなって、気に入った男子が現れるとは…わしもまだまだ若いのかもしれんな…」
そんな言葉をつい知らず、リュート達は宿に向かって一泊するのだった。
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